よくある質問—何をすればよいのか?

事故や事件が発生した場合は?

Asian BYU Students

教会の敷地内で行う活動または教会が主催・後援する活動の最中に事故,負傷,あるいは活動に関連した病気が発生した場合,活動指導者は直ちにビショップおよびステーク会長に連絡する必要があります。その事態を知ったビショップ,ステーク会長,または指名された会員は,incidents.ChurchofJesusChrist.orgにある汎用事故報告システム(GIR)を使って,その事態を直ちにオンラインで報告すべきです。

事件や事故の報告や対応を管理する基本的な原則については,『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』20.6.20.3,ChurchofJesusChrist.orgを参照してください。

だれかが負傷したら?

Visiting Teaching

合衆国やカナダでは,教会が主催する活動で負傷した人に対して二次的医療費を支援する教会活動医療支援(CAMA)を提供しています。これは,当事者自身の健康保険の代わりになるものではなく,個人の健康保険を補うことを目的としたものです(『総合手引き』20.6.9.3)。地元の神権指導者は,特定の医療費や葬儀費用の支援を要請することができます。CAMAプログラムは教会に代わって,デゼレト相互給付管財人(DMBA)によって運営されています。この支援の提供方法についての情報は,現行のDMBA CAMAの手引きを参照してください。(詳細についてはdmba.com/churchactivityにアクセスするか,『総合手引き』20.6.9.3を参照してください。)

合衆国とカナダ以外では,神権指導者は,地域管理本部に連絡し,指導を仰いでください。

緊急事態に備えるには?

Helicopters

指導者は起こり得る緊急事態に備えておくべきです。必要に応じて,活動指導者と緊急時の対応について確認します。

  • 活動が救急サービスから離れた場所で行われる場合は,応急処置,心肺蘇生法(CPR),または高度な応急処置の訓練を受けた人がグループに同行する必要があるかどうかを検討してください。
Storm Damage
  • 悪天候やその地域によく見られるほかの緊急事態が発生した場合に,どのように対応すべきかを決定します。活動が天候に左右される場合は,代替計画の必要性を検討します。
Thayne Wyoming Ambulance

  • この活動に近い地域の救急サービス(警察,消防署,最寄りの医療施設,または救急車)の連絡先を確認します。この情報を活動指導者に提供し,すぐに連絡できるようにします。
  • 連絡手段が限られている地域では,救急サービスとの連絡をどのように維持するかを検討します。

事故や事件の報告について詳しくは,上記の「事故や事件が発生した場合は?」または『総合手引き』20.6.20を参照してください。

活動の安全性を重視するためには?

Youth Activity

福音を中心とした目的を達成し,参加する人々の必要を満たす活動となるよう,入念に計画することから始めます。

  • 年齢に応じた活動を計画します。
  • 行事や活動は,指導者と青少年がその活動を行うのに十分な健康状態を備えているものを計画します。個人の医療的危険因子について注意深く考慮されるべきです。
  • 活動を実施する前に,指導者は,その活動特有の安全対策について参加者全員に教えるべきです。
  • 指導者および青少年は,活動および活動場所に関するすべての法律と安全指針を知り,それを遵守するべきです。

特別な配慮*が求められる活動や宿泊を伴う活動,地元地域外での活動を教会が主催・後援する場合,指導者は,教会の『行事と活動計画』および『承諾書/医療手当依頼書』を使用する必要があります。

Rafting

*特別な配慮とは,障害物コース,ジップライン,急流ラフティング,クライミング,ラペリング(降下),水泳,射撃など,参加者にとって「通常とは異なる」活動で,負傷の危険性や負傷の可能性を軽減するために追加の緩和計画が必要となるかもしれない活動を指します。

活動中の負傷や病気の可能性を最小限に抑えるために,活動の計画を助けたりグループに同行する,プロのガイド,または適切な訓練を受けた人や資格を有する人が必要かどうかを判断してください。また,活動に先立って参加者に対して準備や訓練を行うことも検討してください。神権指導者と活動指導者は,安全に関する指針について,『総合手引き』の第20章を定期的に参照すべきです。そのほかの安全に関する指針は,safety.ChurchofJesusChrist.orgで見ることができます。

危険性についてより理解するには?

Stunt Driving

活動を計画する際は,この活動に関連する潜在的な危険について知らせ,「参加者,親,指導者は,潜在的な危険を認識し,受け入れる意思があるか」,「参加を希望しているか」を尋ねるようにします。

個人の責任について,教会は会員に対し,賢明で自立し,自分の行動に責任を持つよう勧告しています。可能ならば,活動を監督する会員は「妥当な額の賠償責任保険に加入することにより,自らを守るべきで〔す〕。そのような保険は住宅総合保険またはその他の手段を通じて利用できるで〔しょ〕う。」(『総合手引き』20.6.9.4

これはどういう意味でしょうか。教会が主催・後援する活動中にだれかが負傷し,過失を主張して訴訟が提起された場合,その活動に関係する人々は,まず自分の個人賠償責任保険を利用する必要があるかもしれません。利用可能な一般的な保険契約には,住宅所有者保険,賃貸人保険,自動車保険,そのほかの保険契約が含まれます。利用可能な保険の限度額を使い果たした後,犯罪または意図的な行為によるものでない限り,教会が,ボランティアとしての割り当ての範囲内で教会ボランティアを支援し,保護します。

移動が必要な活動の場合は?

Cusco, Peru: Young men in a car

指導者は以下を含め, 『総合手引き』20.6.24に概説されている移動に関する方針に従うべきです:

  • 活動のための長距離の移動は勧められない。
  • 車両は安全に運転できる状態であること。
  • 参加者が自家用乗用車で移動する場合は,各人がシートベルトを着用すること。
  • 運転手は免許を有した責任ある成人が務め,各車両は妥当な額の保険に加入している必要がある。
  • 地元地域外で運転する場合は,適切な用紙に記入する(ステーク会長または地元の調整評議会が定義したもの。『総合手引き』20.6.24を参照)。

さらに:

  • 運転手はすべての法律を守るべきである。
  • 運転手は,眠気を感じながら運転したり,運転中に携帯電話を使用したり,気が散るような行為をすべきではない。
  • 可能な限り,成人が青少年と一対一になるべきではない。

教会が主催・後援する活動のために移動する会員は,計画する際のリソースツールとして『行事と活動計画』を利用することが奨励されています。

子供と青少年保護の指針に従うためには?

Youth Protection Program

教会の活動は,子供や青少年にとって救い主の愛と聖霊の影響を感じる機会となります。子供と青少年は活動に参加している間,安全で守られていると感じる必要があります。指導者と教師は,子供たちに愛と関心を示された救い主の模範に従う必要があるのです。以下のリソースは,子供,青少年,指導者が,責任の報告を含む,虐待に関連する問題への対応方法を知るのに役立ちます:

付き添いが必要とされる場合は?

Social Interaction

  • 子供,青少年およびヤングシングルアダルトが出席するすべての教会主催の活動には,少なくとも二人の成人の監督者がいるようにしなければなりません。 (『総合手引き』20.6.2参照。)

活動に宿泊が必要な場合は?

Girls Camp, campers around a campfire.
  • ビショップまたはステーク会長の承認が必要です。
  • 宿泊を伴うあらゆる教会主催の活動には,最低二人の成人指導者が参加しなければなりません。
  • 指導者は,男性と女性の参加者が互いに隣接して就寝することのないような宿泊施設を手配します。
  • 男性および女性指導者は異なる宿泊施設で就寝しなければなりません。
  • 子供と青少年は(1)成人が自分の親または保護者でないかぎり,あるいは,(2)子供または青少年と同性の成人が最低二人いないかぎり,成人と同じテントまたは部屋に宿泊することはできません。
  • 成人指導者と子供または青少年が,例えば丸太小屋のような宿泊施設を共用する場合,その施設に少なくとも二人の成人がいなければなりません。また,その成人は子供または青少年と同性でなければなりません。

参加者が参加する権利を主張したら?

Youth Conferences

活動への参加は権利ではなく,特権であるということを指導者,親,青少年および子供は理解するべきです。この特権は,参加者が不適切な行動を取ったり,自分自身や周囲の人に危険を及ぼしたりした場合には,取り消されることもあります。指導者はこれらの期待されている事柄について両親と参加者に伝えるべきです。(大管長会からの手紙,2019年5月6日付を参照。)