歌の時間のための指導のヒント

歌を教える最も効果的な方法は，まず自分が歌を知ることです。教会の音楽用ウェブサイトは，歌の歌詞やメロディーに慣れるのに役立ちます。

わたしは子供たちの目を見て教えられるくらい，その歌を熟知しているだろうか。

祈りの気持ちで歌を研究しながら，どの福音の原則を教えるかを決めてください。その週の「わたしに従ってきなさい」で学ぶ参照聖句をどう用いるかを自問しましょう。

歌を指揮する方法：

• 音の高低を示す指揮法—子供たちが歌を覚えるのに役立つ効果的な方法です。メロディーの音の高さに合わせて手を上下に動かして行います。
• 標準的な指揮のパターン—音楽の指揮に用いられる標準的な指揮法のパターンは4つあります。例については，『子供の歌集』や『指揮コース』を参照してください。

その週の『わたしに従ってきなさい—初等協会用』の概要は，歌の時間を準備する際に助けになります。「歌の時間のための音楽」のリストに載っている歌や聖文は，子供たちが家庭やクラスで学んだことを思い出す助けになるでしょう。

わたしは子供たちが歌っている歌詞と教義を関連付けているだろうか。

リソース：

• 2020年度—歌の時間のための音楽
• 『わたしに従ってきなさい—初等協会用：2020年』

子供たちは歌うときに聖霊を感じ，イエス・キリストの福音を学ぶことができます。話すことよりも，歌うことにもっと時間をかけてください。

わたしたちは話したり，ゲームをしたりするよりも歌っているだろうか。

子供たちが歌を覚えるのに役立つアイデア：

1．動作を追加する：子供たちに，歌の言葉に合わせて動作を考えてもらいます。

2．グループに分ける：一つのグループがフレーズの最初の部分を歌い，別のグループがフレーズの残りの部分を歌うとよいでしょう。グループは，男の子と女の子，服の色，誕生月など，様々な方法で分けてもよいでしょう。

3．言葉を抜く：歌のキーワードを何枚かの紙に書きます。子供に，キーワードを一つ以上選んでもらいます。選んだ言葉を抜かしながら歌を歌います。

4．質問と答え：歌の中から答えを見つけられるような質問をすることで，子供たちが重要な福音の原則を理解できるように助けます。質問をしてから，答えを見つけるために子供たちに歌を歌ってもらいます。

5．様々な方法で歌を繰り返す：ささやいたり，ハミングしたり，手拍子したり，テンポを変えたり，動きながら歌ったりして歌を繰り返すことで，子供たちの助けになる場合があります。

6．絵（写真）や言葉を順番に並べる：絵（写真）を選ぶか，曲のフレーズを書いた紙を用意します。絵（写真）や紙を間違った順番で並べるか，部屋のあちこちに置きます。子供たちに歌を歌いながら，順番に並べてもらいます。

7．最初の文字：各フレーズの最初の文字を書いて，子供たちがそのフレーズを思い出せるようにします。

物や絵，聖句，経験を用いたり，ただささやいたりすることで，子供たちの注意を引いてください。

わたしは子供たちが歌っている間に聖霊を感じられるような方法で子供たちの注意を引き付けているだろうか。

歌の時間に子供たちを引き付けるアイデア

1. 「わたしの声に耳を傾けて，わたしが言ったとおりにしてください」：子供たちにささやくような声で「わたしの声が聞こえたら，指を頭の上に置いてください……指を鼻に……それからひざに……腕を組んで」などの指示を出します。
2. 見て歌う：子供たちに次のような指示に従ってもらいます。「手を上げてるのをよく見ていてくださいね。手を下ろすのが見えたら，もっと小さな声で（または）もっとゆっくり歌ってください。」
3. 子供に参加させる：子供たちが参加できる機会を作ってください。例えば，子供たちに絵や物を持ってもらったり，小さなグループごとに歌う部分を割り当てて歌ってもらったりしてもよいでしょう。
4. 動き：歌に動作を組み込むと，子供たちが歌を覚える助けになります。
5. 年長の子供たちを参加させる：年長の子供たちには，以下を割り当ててもよいでしょう：

• 小さな子供の隣に座って，助ける。
• 歌の指導や指揮を手伝う。
• ハーモニーで歌う。

子供たちが歌を歌っている間，敬虔さをもたらし，聖霊を招き，イエス・キリストの福音を教え，喜びをもたらすような雰囲気を作ってください。

子供たちが天の御父の愛を感じられるよう助けるにはどうすればよいだろうか。

1. 前奏曲：前奏曲は敬虔さを招きます。
2. 子供たち一人一人の名前を知る：子供たちは，自分の名前で呼ばれると，愛され，大切にされていると感じることができます。
3. 愛をもってあらゆることを行う：子供たちとかかわるときに，救い主の模範に倣ってください。

歌に含まれている福音の原則を学ぶことで，子供たちの証は強まります。自分が学んでいることや感じていることを分かち合うように子供たちに勧めてください。促しを受けたときには，短い証を分かち合ってください。

わたしは聖霊からもたらされる気持ちを子供たちが認識できるように助けているだろうか。

わたしは子供たちが福音の原則について理解したことを分かち合う機会を設けているだろうか。