学び,教えるのを高めるために,集会所図書室には資料をそろえ,担当者を備えておくべきです。
質の高いレッスンを提供できるよう支援するための最も重要なリソースの一つは,適切な視覚教材や補足資料です。クラスだけでなく,家庭や家族で福音を学び,教えるのを高め,支援するために,日曜学校の監督のもと,集会所図書室には資料をそろえ,担当者を備えておくべきです。
実際に役立つ集会所図書室のニーズやリソースは世界中で異なります。支部ごとに独特です。
以下のリストにある資料はそれぞれの新しい集会所に提供されます。日曜学校会長とワード図書委員はビショップとの協議の下,必要とされる資料がほかにあるか,また空いているスペースに収まるかどうか見極めるべきです。
これらの資料は,クラスだけでなく家庭や家族で学び,教えるのを高め,支援してくれます。
ワード図書委員は,指導者,教師,家族が,図書室で使用できる資料,備品および器材の利用方法について学べるよう支援します。(『手引き第2部』12.6.1参照)これを行うために,以下の継続的な活動を中心に組織的に取り組むことを考慮してください。
きれいにする
ビショップリックや組織,定員会指導者の助けの下,もう使われなくなったり,許可されていない資料を定期的に片付け,破棄します。図書室の資料が整理され,利用しやすいよう管理されているか確認します。教会によって製作・配布された本や視覚資料のみ,図書室で保管し,貸出すことができます。商業的に製作された本や資料は,教会員によって著作・製作されたものであっても,図書室に置くことはできません。
選択する
集会所図書室のために教会からの利用可能な資料に関する情報は集会所図書室の資料のリストから見つけることができます。
目録を作る
図書室の資料を整理して探しやすくします。個人や家族のための利用可能な資料リストは助けになるかもしれません。大きなワードでは,このリストをまとめるために一人以上の補佐を召すことを考えてもよいかもしれません。会員に貸し出している資料の記録をつけるための簡単なシステムも利用すべきです。
発表する
図書室の資料が利用可能であることを公に知らせる適切な方法を見つけてください。工夫してください。ワード広報誌に随時記事を書いたり,図書室にあるリソースについて学ぶため訪問できるよう,ワードから家族や組織を招待する定期的な「見学会」を開くこともできます。計画的な招待リストは,しばらくすればすべてのワード会員が図書室で何を貸し出しできるのかを知ることができます。会員がインターネットにアクセス可能な地域であれば,個人や教師に教会のウェブサイトを通して利用可能なすばらしいリソースの使い方を学ぶための助けを申し出てもよいでしょう。
ビショップリックや組織,定員会指導者の助けの下,定期的に図書室を片付け,もう使われなかったり,許可されていない資料は廃棄します。図書室の資料が整理され,利用しやすいよう管理されているか確認します。教会によって製作・配布された本や視覚資料のみ,図書室で保管し,貸出すことができます。
新しい資料の入手
集会所図書委員は「会員たちが福音を学び,教えるのを支援するため〔の〕……資料を」提供します。「ワード日曜学校会長会は集会所図書室を監督する。」(『手引き第2部』12.6)
新しい資料や備品の購入を依頼する際は,上記の指導要領に添っていなければなりません。また現在図書室にすでにあるもの,および集会所図書室の資料のリストもしくは教会配送センターから購入可能な新しい資料のことを考慮して行うべきです。大きなワードでは,同じテーマについて複数のクラスで学習することがあるので,資料によっては何部か必要になる場合もあり,家庭での個人や家族の使用も含まれます。集会所図書室の備品の品目に関する詳しい情報は,store.ChurchofJesusChrist.orgをご覧ください。
集会所図書室の予算に関しては,日曜学校会長が「ワード図書委員と前もって協議してから,図書室の年間予算案を提出」します。(『手引き第2部』)12.2.2)
資料を廃棄する
もう必要のなくなった資料や,図書室に保管されるべきでない資料は廃棄するべきです。さらに詳しく:
集会所図書室に保管することが承認されているけれども,もう必要のなくなった物品については,ほかの集会所図書室に寄付することができます。不法にコピーされたり複写された資料は破棄すべきです。そのほかの資料はワードや支部の会員,公共の図書館,デゼレト産業やそのほかの慈善団体に無償で譲ることができます。
『手引き第2部』セクション12.6,「集会所図書室」をご覧ください。
ワードの図書委員はビショップリックの一員により召され,ワードの日曜学校会長会の一員から訓練を受けます。ステーク日曜学校会長会も図書委員のためのさらなる訓練を提供することができます。
教会員が利用可能な資料や備品,設備に慣れ親しむことができるように見学会(オープンハウス)を行ってもよいでしょう。図書委員は,聖餐会のプログラムやワード広報誌,掲示板などで資料やスケジュール,アイデアを発表するとよいでしょう。会員がインターネットにアクセスできる教会の地域では,図書委員は会員が,教会や家庭での学習や教授の改善に役立つ教会のウェブサイトのリソースや資料に親しめるように助けるのもよいでしょう。
商業的に製作された本や資料は,教会員によって著作・製作されたものであっても,図書室に置くことはできません。教会によって製作・配布された本や視覚資料のみ,図書室で保管し,貸出すことができます。
いいえ。ワードの会員にもう使われなくなった備品や資料は廃棄するべきです。詳しい指示については,このサイトの「資料追加および廃棄に関する手順」をご覧ください。
「ステーク会長会は集会所図書室の資料をワード,インスティテュートのクラス,家族歴史センターが共用することを承認することができる。」(『手引き第2部』 12.6)
図書室に配置する人員の日程は,「すべての図書委員が毎週日曜日に聖餐会に出席することができ,日曜学校のクラスまたはメルキゼデク神権あるいは扶助協会の集会のいずれかに出席できる日程であるようにするべきで〔す〕。」(『手引き第2部』 12.6.1)集会と集会の間に教師を助ける十分な時間がないときは,図書室を集会前に開けるか,その週の夕方のうち何日か図書室を開けるようにするべきです。複数のワードが一つの建物を共用している場合,あるワードの図書委員がほかのワードの集会時間中に図書室で働くこともできます。
「複数のワードが共用する建物において,それらのワードは通常同じ図書室を使用する。この場合,図書室の調整は代表ビショップの責任となる。代表ビショップは図書室の利用を調整したり,予算を管理したりするための委員会を任命することができる。この委員会は各ワードの日曜学校会長会の一員と各ワードの図書委員によって構成されるべきである。」(『手引き第2部』 12.6.2参照)
集会の頻度はワードの神権指導者によって決定されます。委員会の招集は委員長の責任になります。集会所図書室の図書委員は,委員会で協議してもらいたい事柄を委員長に知らせることができます。
図書委員と日曜学校会長会は,図書室の必要について一緒に協議するべきです。日曜学校会長会はビショップリックに図書室に割り当てられたワード予算をどのように使うかを提案します。複数のワードが一つの建物を共用している場合,集会所図書室調整委員会は図書室の予算と,それを各ワードにどう割り当てるかを決定するのを助けるべきです。