第２部：若い女性青少年指導者の基盤となる霊的な備え
提供者： 中央若い女性会長，ボニー・L・オスカーソン姉妹
指導者は，このモンゴルの少女のような若い女性たちに，霊的な備えが効果的な指導者になるための基盤であることを教える必要があります。
記事のハイライト
- 新しく召されたクラス会長が，霊的な備えが効果的な指導者になるための基盤であることを理解できるように助けます。
「青少年指導者に，自分の個人的な霊的習慣や行動が，ほかの何よりも自分のクラスの若い女性を効果的に導き，奉仕する能力に大きな影響を及ぼすことを教えてください。」（中央若い女性会長，ボニー・L・オスカーソン姉妹）
関連リンク
•この記事はクラス会長会シリーズの2番目の記事です。
回復された教会の若い女性たちは，驚くほどすばらしい人々です。なぜならこの末日に主の王国を建て，救い主の再臨のために世界を備えるという重要な役割を果たすからです。
この業に参加する重要な機会の一つが，クラス会長会のなかで青少年指導者として働くことです。これは神聖な召しであり，もし成人指導者であるわたしたちが手出しを控え，青少年に指導させ，導かせ，成長させるというビジョンを持つならば，意味のある機会になります。
このシリーズの1番目の記事で，キャロル・F・マッコンキー姉妹は，クラス会長会で奉仕する若い女性は，啓示によって召され，神権の鍵を持つ人々によって任命され，召しを遂行するときに神権の権能を委任されて働くことを指摘しています。マッコンキー姉妹は，青少年指導者が持つ責任の多くを挙げています。大人と親は新しく召された青少年指導者が働き始めるときにそれを理解できるように助けます（「若い女性クラス会長会の影響」を参照してください）。
霊的な備え
『手引き 第2部—教会の管理運営』に示されている福音の指導原則の第一は霊的な備えです（ 項目3の「イエス・キリストの教会における指導」を参照してください）。わたしたちは大人として，新しい召しを果たすときに，祈りと聖文研究を通して聖霊の導きを求める必要性を理解しています。新しく召されたクラス会長にとっても同じです。最初の集会を開いたり，活動を計画し実行するのを助けたりする前に，自分自身を霊的に備えることが，効果的な指導者になるための基盤となる最も重要なことであると理解する必要があります。
ChurchofJesusChrist.orgの「若い女性」のウェブページにある，クラス会長会のためのリーダーシップ・レッスン「救い主の方法で導く」では，若い女性が，効果的でキリストのような指導者になるために，霊的に備えるすばらしい方法を提案しています。
そのほかの提案
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キリストの言葉を毎日研究する。特定の若い女性を念頭に置いて研究するか，指導者として今抱えている問題を考えながら研究する。救い主の模範に従う方法を模索するとき，聖霊から与えられる印象に注意を払う。
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若い女性が困難だと感じている標準は何か観察する。若い女性をどのように助けたらよいかについて会長会で話し合う。
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召しを果たすうえで導きを得るために，個人として，また会長会で祈る。どうしたら主の御手に使われる器となれるのかについて，聖霊の促しに耳を傾ける。
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クラスの若い女性について考え，名前を出して祈る。クラスメンバーの一人一人をどのように祝福できるか，聖霊の導きを求め，受けた印象に従って行動する。
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個人的に伸ばしたいと思うキリストの特質を選ぶ。その特質について教えている聖句を学ぶ。その特質を伸ばせるよう主に助けを祈り求め，あなたの努力が，指導者としての役割を果たすうえでどのように役立つかを心に留める。
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青少年指導者に，自分の個人的な霊的習慣や行動が，ほかの何よりも自分のクラスの若い女性を効果的に導き，奉仕する能力に大きな影響を及ぼすことを教える。
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一貫した聖文研究と祈りの重要性を教える。祈りの内容がクラスの一人一人を考えたものとなるように，また若い女性たちが抱える困難な問題について具体的に祈るように勧める。
青少年指導者が行う霊的な備えの中には，前もって聖典とレッスンを読むこと，クラスのディスカッションに積極的に参加できるよう準備をすることが含まれます。クラス会長会は，クラスディスカッションの一部を導くために成人指導者とともに計画することができます。レッスンの終わりにクラス会長会のメンバーが，その日に学んだ原則に従って生活する方法を見つけ決意するためのディスカッションを導き，一週間の目標を設定するようクラスメンバーに励ますときに，どれだけクラスメンバーの参加意欲が高まるか想像してみてください。そのためには事前に考え，計画し，努力することが必要です。
「任命」される，ということがどういうことなのかを教えます。
青少年指導者が任命を受けた召しに対して霊的に備えるならば，その召しに伴う祝福を受ける資格があります。わたしたちは，青少年指導者が，召しの任命を受けるとはどういう意味なのかを理解できるように助ける必要があります。スペンサー・W・キンボール大管長はこのように語りました。「任命すること（訳注―英語ではset apartで『隔てる』の意）には文字どおりの意味があります。それは罪から，俗世から隔てることであり，あらゆる下品で，卑しく，堕落した，俗悪で，卑わいなものから遠ざかることであり，〔自身を〕世から隔てて気高い思いを抱き，行動することです。祝福を受けるためには召しを忠実に実行しなければなりません。」（『伝道活動のガイド—わたしの福音を宣べ伝えなさい』4）
キリストのような指導者になる
霊的に備えられた良い指導者になるには，良い模範となることが含まれます。救い主は，何よりもまず完全な模範により導かれました。主はこう言われました。「わたしが天から下ってきたのは，自分のこころのままを行うためではなく，わたしをつかわされたかたのみこころを行うためである。」（ヨハネ6：38）また良い青少年指導者は，戒めを守ることに対して従順になろうとします。そうするときに彼女はクラスの若い女性にとって光となり，召しを遂行するうえで必要な聖霊の導きを受けるふさわしさを身につけるのです。
若い女性は，将来の教会指導者であるばかりではなく，もしわたしたちが彼らを指導者として扱うならば，すでに指導者なのです。若い女性が導き，愛し，教え，仕える能力は無限大です。このクラス会長会シリーズを続けていくなかで，若い女性がキリストのような教会指導者になれるように，まず霊的な備えの重要さを教えることから始めましょう。
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