「総大会から学び,教えるためのアイデア」総大会から学び,教えるためのアイデア(2020)
「総大会から学び,教えるためのアイデア」総大会から学び,教えるためのアイデア
総大会から学び,教えるためのアイデア
回復された教会の初の総大会において,主はその預言者の言葉を「受け」て「心に留める」人々に,すばらしい約束を授けられました。「これらのことを行えば,地獄の門もあなたがたに打ち勝つことはないからである。そして,主なる神はあなたがたの前から闇の力を追い払い,また,あなたがたのためと,神の名の栄光のために天を震わせるであろう。」(教義と聖約21:4-6)
最初の大会以降,末日聖徒イエス・キリスト教会の会員は,主の僕を通して主の声を聞くことを心待ちにしてきました。主の預言者をはじめとする教会指導者から総大会で与えられるメッセージをさらに完全に受け,心に留めるにはどうすればよいか考えてみてください。
以下は,個人で,家族で,また教会のクラスや集会において,総大会の説教から学ぶ際に検討するとよいアイデアの例です。
個人学習のためのアイデア
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御霊の声に耳を傾ける。総大会の説教を研究することにより啓示がもたらされます。研究する際,御霊からもたらされる考えや思いに注意を向けてください。それが総大会の説教と関係なくてもです。このような印象こそ,神があなたに気づいてほしいことかもしれません。
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質問し,答えを探す。説教が教えている事柄について深く考えさせてくれる質問を自問することにより,総大会の説教のより深い意味を明らかにします。例えば,「この説教は,イエス・キリストを信じるわたしの信仰をどのように強めてくれるだろうか」「この説教は,わたしがよりよい弟子となるのをどのように助けてくれるだろうか」といったことを自問します。
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感じたことを記録する。感じたことを記録する方法にはいろいろあります。例えば,気づいたことを日記に書き留めたり,総大会の説教の余白にメモを書いたりするとよいでしょう。
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説教を自分自身に当てはめる。もし総大会の説教を生活に応用せず,考えや決定の導き手としないならば,どれほどそれが霊感あふれるものであっても,その価値は限定的です。天の御父はわたしに,この説教に基づいて何を行うよう望んでおられるのでしょうか。
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参照聖句を調べる。話者のメッセージへの理解を深めるには,説教の中や脚注で参照するよう指示されている,聖句や預言者の教えを調べるとよいでしょう。
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探す。 総大会の説教を研究するとき,探すことのできるものはたくさんあります。研究するとき,以下のことを探すとよいでしょう:
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イエス・キリスト。救い主についての証と,救い主の生涯や教え,贖罪,主に従う者に主が授けられる力についての記述を探す。
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自分を鼓舞する語句。自分を鼓舞してくれる語句や重要だと感じる語句,動機づけてくれる語句に印を付けるか,それらについての考えを書き留める。
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原則と教義。「この説教では,どのような原則または教義が教えられていただろうか」と自問する。これらの原則や教義は直接的に述べられていることもありますし,物語や例によって説明されている場合もあります。
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リスト。話者が,アイデアや実践方法,真理などのリストを提供することがあります。あなたも,自分で学んでいることのリストを作りたくなるかもしれません。
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招きと祝福。行動するようにという勧めと,約束されている祝福を見つけます。それらの勧めに従ってどのように行動するか決定します。
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リンクを作成する。福音ライブラリーでは,総大会の説教と聖句やその他のコンテンツを結びつけることができます。
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テーマごとに整理する。福音ライブラリーでは,「タグ」や「ノート」を使ってテーマごとに内容を整理できます。後でお話やレッスンを準備する際に役立つかもしれません。
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スケジュールを設定する。福音ライブラリーでは,学習計画を作成できます。学習計画は,次の総大会までの学習状況の進捗を確認するうえで役立ちます。学習目標を達成するうえで役立つリマインダーを設定することもできます。
家族で研究するためのアイデア
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引用文を掲示する。意義深いと感じた引用文を選んで,家族の目につく場所に貼ります。電子機器を利用してシェアすることもできます。家族で順に掲示する文を選んでもよいでしょう。家族で引用文を暗記してもよいでしょう。
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何かを作る。家族で何かを作成すると楽しいかもしれません。例えば,総大会の説教で教えられていた事柄からヒントを得た絵を描いたり,しおりを作ったりできます。自分の作ったものをみんなで見せ合います。
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物語を復習する。家族が福音の原則を学ぶのに役立ちそうな,総大会の説教の中の物語を見つけます。家族で順に好きな物語について話すか,それを演じます。
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教えを実践する。総大会の説教を一緒に研究したら,家族が今経験していることをその教えとどのように関連づけられるか,意見を出し合います。それから,学んだことに従って生活するために何をするかを,家族で決めます。
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教えを共有する。各自で総大会の説教を読んだ後に集まって,気づいたことや鼓舞された部分を分かち合うことは有益です。互いに学び合うすばらしい方法になり得ます。
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質問する。家族のだれかが福音のテーマについて疑問を持っているときに,そのテーマに関する総大会の説教の中から答えを探すために時間を費やします(福音ライブラリーアプリの総大会のページで「テーマ」タブ参照)。
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預言者のメッセージを研究する。家族で,大管長の説教を幾つか研究することを検討します(福音ライブラリーアプリの総大会のページで「話者」タブを参照)。
幼い子供のいる家族向けの具体的なアイデアについては,「Activities for Children(子供のための活動)」を参照してください(ChurchofJesusChrist.org)。
教会のクラスを教えるためのアイデア
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備えてくるよう勧める。クラスの参加者が前もって説教を研究してくるならば,総大会の説教についての話し合いがより意義深いものとなる可能性が高まります。何について話し合うかを参加者に伝える方法を見つけます。準備に役立てるために,深く考える質問を一つか二つ用意してもよいでしょう。
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グループで話し合う。小規模のグループの話し合いにより,話し合いにもっと積極的に参加するよう促すことができます。参加者を小さなグループに分けて,それぞれのグループに説教の異なる部分を割り当て,読んでそれについて話し合ってもらいます。その後,学んだ真理を各グループに発表してもらいます。または,互いに別の割り当て部分から学んだ人たちで新たにグループを作り直して,学んだことを互いに分かち合ってもらうのもよいでしょう。
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質問に答える。次のような質問をすることにより,総大会の説教について意義深い話し合いを生むことができるかもしれません:この説教からどのような福音の真理を見いだせますか。これらの真理を応用するにはどうすればよいでしょうか。どのような勧めや約束された祝福が与えられているでしょうか。わたしたちが行うように神が望んでおられる業について,このメッセージは何を教えているでしょうか。
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引用文を分かち合う。大会の説教にどのように心を動かされたか,あるいは高められたかについて互いに話し合うのを聞くことにより鼓舞されるかもしれません。総大会の説教の中から意義深い箇所を分かち合うよう参加者に勧め,知り合いに祝福をもたらすためにそれらの引用文を共有する方法について考えるよう言います。
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物を使ったレッスンをする。総大会の説教について話し合うための独創的な方法を探しているならば,前もって数人の参加者に,説教の中から何かを教えるために使うことのできる物を家から持って来るよう勧めます。それらの物がどのような点でその説教の特定の部分と関連しているかを参加者に説明してもらいます。
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家庭で教えるレッスンを準備する。家庭で総大会説教から学ぶよう家族に勧める方法の一つとしてこのようなものがあります:二人一組になって,一つの総大会説教に基づいて家庭の夕べのレッスンを計画するように言います。そのメッセージを自分の家族に関連付けるには,どうするとよいでしょうか。
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経験を分かち合う。総大会説教の文章や物語は,関連する自分自身の経験や聖典の中の例を分かち合うよう参加者に促すことができます。それらの例は,総大会の説教で教えられる教義について説明したり強調したりすることができます。
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聖文について学ぶ。ほとんどの総大会の説教には,本文自体か脚注に,関連する聖句が含まれています。参加者は,総大会説教で参照するよう指定されている聖句を読み,説教の教えがどのようにその聖句をより理解する助けになるか話し合うとよいでしょう。
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答えを探す。深く考えるよう促したり,説教で教えられている福音の原則を実践するよう促す質問をすることにより,参加者はさらに深い意義を総大会説教に見いだすでしょう(支援教材として,『救い主の方法で教える』31-32を参照)。質問を一つ選んで,説教を使ってその答えを書くよう参加者に言ってもよいでしょう。小さなグループに分かれ,自分たちの答えについて話し合ってもらいます。
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音声または動画を再生する。説教の精神を参加者が感じるうえで助けとなる最善の方法の一つは,その説教の短い音声や動画を再生することです。