総大会の部会の後，十二使徒定員会の会員に挨拶する大管長会。総大会は10月2日と3日の両日，米国ユタ州ソルトレークシティのカンファレンスセンターで開かれ，世界中に配信された。
10月2日－3日に開かれた第180回半期総大会で，預言者および使徒として全世界の何百万という会員に支持された十二使徒定員会の会員が，時宜にかなった様々な興味深いテーマについて，イエス・キリストに従う人々に勧告を与えました。
パッカー会長
十二使徒定員会会長であるボイド・K・パッカー会長は，道徳，結婚，家庭生活を擁護しました。「たとえ反対されようと，わたしたちは正しい道にとどまると決意しています。原則と，福音の律法と儀式を守ります。これらについて悪気なくあるいは意図的に誤解されることがあっても，気に留めません。わたしたちは道徳の標準を変えることができないし，変えるつもりもありません。神の律法に背くと，たちまち道に迷ってしまいます。」
ペリー長老
L ・トム・ペリー長老は，教会の若い男性を励ましました。「アロン神権を持つ若い男性の皆さん，主は厳粛な聖約により，皆さんの忠実さに応じて皆さんの人生を祝福するという義務を負われていることを証します。聖霊の警告の声を心に留めて導きに従うなら，皆さんは天使の働きという祝福を得るでしょう。この祝福により，皆さんの生活に知恵，知識，力，栄光が増し加わるのです。これは主が皆さんに約束された確かな祝福です。」
ネルソン長老
ラッセル・M・ネルソン長老は伝道活動を行うように勧め，次のように語りました。「イエス・キリストを信じる，模範となる信者は皆，有能な会員宣教師となれます。会員と専任宣教師が力を合わせることで大切な友人や近所の人たちに福音の祝福をもたらすことができます。」
オークス長老
ダリン・H・オークス長老は啓示についてこのように語りました。「天の御父はその子供たちに，御自分と交わるための二つの伝達経路を与えてくださっています。個人の経路と神権の経路と呼ぶことができるでしょう。すべての人がこのきわめて重要な二つの伝達経路について理解し，それらによって導きを受けるべきです。」
バラード長老
M・ラッセル・バラード長老は悪魔の巧妙な欺きについて警告しました。「マスが空腹に駆られて行動することを知っている釣り人と同じように，ルシフェルもわたしたちの『空腹』あるいは弱さを知っていて，擬似餌を使って誘惑します。そして，わたしたちがえさにかかると，人生という小川から釣り上げ，自分の冷酷な影響下に置いてしまうのです。捕まえた魚をそのまま水に戻してやる釣り人と違って，ルシフェルは獲物を進んで逃がすようなことはしません。彼の目標は，犠牲者を自分と同じように惨めにすることなのです。」
スコット長老
リチャード・G・スコット長老は，人を変える信仰と人格の力について語りました。「どんなに強い信仰があっても，神が望みに応じてすぐに報いてくださるとは限りません。むしろ，神は，永遠の計画の中で皆さんにとって最もふさわしい方法で，最も実り多いときに，おこたえになるのです。時として，神は皆さんが答えを受けるまで長い間苦しむに任せられることがありますが，感謝してください。そのような経験を通じて，皆さんの信仰が増し，皆さんの人格が培われるからです。」
ヘイルズ長老
ロバート・D・ヘイルズ長老は，主に従う必要を改めて訴えました。「しかし，よく考えてください。わたしたちは前世で救い主イエス・キリストに従うことを選びました。そのため，地上に来ることを許されました。この地上にいる今も同じように救い主に従うことを選ぶなら，さらに大いなる祝福を永遠に受けることをわたしは証します。しかし忘れないでください。救い主に従うことを引き続き選ばなければならないのです。」
ホランド長老
ジェフリー・R・ホランド長老は，謙遜な人々を賞賛しました。「皆さんがどの国で生活し，どれほど若く，力不足を感じているとしても，あるいはどれほど年老いており，自分の限界を感じているとしても，神が皆さん一人一人を愛しておられることを証します。皆さんは神の業の中心となる存在であり，教会の管理役員が皆さんを慈しみ皆さんのために祈っています。」
ベドナー長老
デビッド・A・ベドナー長老は聖霊を伴侶とする必要があることについて次のように語りました。「わたしたちの頭に手が置かれてあの言葉〔『聖霊を受けなさい』〕が発せられれば，それだけで聖霊が生活の中で働いてくださるわけではありません。この儀式を受けるとき，わたしたち一人一人はほんとうに『聖霊を受け』，それに付随する霊的な賜物を得られるように望み，求め，努力し，ふさわしい生活をするという神聖で途切れることのない責任を受けるのです。」
クック長老
クエンティン・L・クック長老は，クリスチャンとして模範的な生活をするよう末日聖徒に呼びかけました。「わたしたちの教義の道徳的基盤は，世の人々にとって良い模範となり得るものです。また，道徳観とイエス･キリストを信じる信仰を結びつける力ともなります。わたしたちは家族を守るとともに，すべての善意ある人々と協力し，社会における光と希望，道徳を守るために，世界中で先頭に立って最善を尽くす必要があります。」
クリストファーソン長老
トッド・D・クリストファーソン長老は奉献について次のように語りました。「この世の生涯における真の成功は，自分の生涯，つまり時間と選択を神の目的のために奉献することからもたらされます（ヨハネ17：1 ，4；教義と聖約19：19 参照）。そうするときに，神がわたしたちを最高の高みにまで上げることが可能になるのです。」
アンダーセン長老
ニール・A・アンダーセン長老は，今日でも耳にする疑問に対して救い主が簡潔に答えてくださていると語りました。「次のように問う人もいるでしょう。『ほかの人々とそれほどまでに異なっている必要があるのでしょうか。』『自分の行動についてそれほど考えずに，キリストの弟子でいることはできないのでしょうか。』『純潔の律法を守らずにキリストを愛することはできないのでしょうか。』『日曜日にしたいことをしながら主を愛することはできないのでしょうか。』イエスは簡潔に答えておられます。『もしあなたがたがわたしを愛するならば，わたしのいましめを守るべきである。』」
十二使徒定員会は全世界の何百万という末日聖徒から預言者，聖見者，啓示者として支持されています。十二使徒は今日の主の教会の諸事を導くために神からの啓示を受けます。また，大管長と二人の顧問から成る大管長会の指示の下に奉仕します。十二使徒のメッセージは，教会員だけではなく世界中の天の御父の子供たちに向けられたものです。
