神権について語るペリー長老,第4部:回復は権能の存在を明確にしている


地上での統治の間,イエス・キリストは神権の権能を主の教会の指導者に与えられました。残念なことに時が過ぎると背教が起こり,回復のときに人に再び与えられるまで神権の祝福は地上にはありませんでした。

しかし,神権の誓詞と聖約のこの第4部そして最後のインタビューで十二使徒のL・トム・ペリー長老は,「この教会は人が導いているのではありません。これは救い主の教会であり,主が一人の人[教会の大管長]にその力と権能を委任することで神権を通して導いておられます。そして彼[大管長]はこの地上での教会の運営をほかの人々に委任している」ことは容易にわかることだと語りました。

純粋な教義

ペリー長老は,このために教会で純粋な教義を教えることが可能となると言います。「教義を[聖徒の]利益となるよう,そして救い主が望まれる方法で教義を解釈するとそれはすべて一つの頭にもどります。そのため教義や教えからすべての混乱が取り去られます」。そして主は管理する指導者が教会を間違って導くことを決してお許しにならない,とペリー長老は強調します。「すべての預言者が,自分たちは天父の子どもたちが道に迷ってしまうことを決して許さないと言っていると思います」と彼は指摘しました。

また神権の回復のおかげで,「教会のすべての神権者は権能の系統をイエス・キリストまでさかのぼることができます」とペリー長老は話します。「わたしたちにはこの偉大な信仰箇条があります。信仰箇条第5条です。『わたしたちは…人は…神から召されなければならないと信じる』これが主が召される人を治める方法です。彼らは無作為に召されるのではなく,霊感と啓示によって,『福音を宣べ伝え,その儀式を執行するため』に召されます。したがってそれは神権を行使するために召される人に,主の霊感を通して直接つながる系統なのです。」

回復,神聖な出来事

インタビューで,ペリー長老はジョセフ・スミスとオリバー・カウドリが祈るきっかけとなったモルモン書の翻訳中の出来事を,大背教の歴史をたどって話しました。その祈りによってバプテスマのヨハネの神聖な訪れをうけ,「手を頭に置かれて『わたしと同じ僕であるあなたがた』と呼ばれ,アロン神権が授けられました。(教義と聖約13:1 link to /scriptures/dc-testament/dc/13.1#1)それは栄光に満ちた出来事でした。すべての神権者に1829年3月15日を教会歴史の神聖な出来事として覚えておいてほしいと思います。それは歴史的にも特別な出来事でした」と語りました。その後,より高い神権であるメルキゼデク神権もまた回復されました。

「主が神権の力によって地球上にもう一度主の王国を設立する方法はたった一つ,栄光に満ちた回復を行うことでした」とペリー長老は言います。


このシリーズのその他のインタビュー

この神権に関する4部からなるインタビューは神権の誓詞と聖約の部で始まり,第2部ではアロン神権とメルキゼデク神権についてのコメントを中心とし,第3部では神権と家族,そしてこの最後の第4部神権の回復で完結しています