セミナリーの単位取得要件により,生徒のイエス・キリストへの改心が深められる

「わたしたちの働きはすべて,イエス・キリストと主の回復された福音に対する改心を深めるものであるべきです。なぜなら,主こそが生徒たちの直面している試練や問いへの答えだからです。」 (チャド・H・ウェッブ「良い知らせを伝える使者」)
セミナリーで行うすべてのことは,セミナリー・インスティテュートの目的を達成するためのものです。これにはセミナリーの単位取得要件も含まれます。セミナリーの単位を取得するには,生徒は選定された聖句を読み,学習理解度調査に参加し,継続してセミナリーに出席し続ける必要があります。
加えて,教師は生徒が個人の聖文研究目標を設定して管理できるように励まします。個人の目標の例として,『わたしに従ってきなさい』の指定された章や,モルモン書の聖句を読むことが挙げられます。こうした目標は個人的なものであるため,生徒が教師に報告をすることはありません(WISEには記録しない)。生徒は自分用にmySeminaryで目標の進捗を確認できるようにすることも可能です。
「これ……には,教師が一人一人に,より個人的な注意を払う必要が生じるでしょう。負担は増すでしょうが,教師が喜んで担うべき重荷です。個人的に教え導くことは,クラスでのレッスンと同等に重要なものだからです。できる人がいるとすれば,それは教師です。彼らはすばらしいですから。」(チャド・H・ウェッブ「良い知らせを伝える使者」より,ヘンリー・B・アイリング管長の言葉の引用)

読書課題要件
新たなセミナリーの読書範囲には,コースの聖典から約60ページ(従来のターム/学期ごとに30ページ)が含まれています。これらの読書範囲は,その教義上の深遠さ,豊かさを考慮して慎重に選ばれたものです。また,これらの聖句は,これまでに読み損ねた読書課題を補う際の標準とすべきです。
WISE上で,読書の完了を記録する
- 教師は,各生徒の読書課題をWISEで完了として印を付けます。

学習理解度調査
2025年に生徒がセミナリーの卒業単位を取得するには,コースの前半と後半にそれぞれ少なくとも1回は「学習を評価する」のレッスンに出ておく必要があります。
WISE上での,調査の記録
- 教師は,コースの各半期の間に少なくとも一つの「学習を評価する」のレッスンに参加した生徒の単位をWISEに記録します。
オンラインおよび家庭学習における学習理解度調査
オンラインおよび家庭学習の課題は,以下の方法で実施し,提出される必要があります。
- オンラインセミナリーの生徒:Canvasを通して理解度調査を実施し,提出します。
- 家庭学習の生徒:家庭学習の教師の指示に従って理解度調査を実施し,提出します。
障がいを持つ生徒へのサポート
調査のサポートの目的は,特別な必要,障がい,または健康上の理由を持つ生徒がほかの生徒と平等にこの調査に参加できるようにすることです。教師は,生徒の特別な必要や障がい,健康上の問題に合わせて適切なサポートを行う必要があります。さらに学ぶ
生徒が補講の理解度調査を要請する場合
2025年度の補講理解度調査を希望している生徒のために,教師はセミナリー教師用手引きの付録にある適切な「学習を評価する」のレッスンを提供することができます。「学習を評価する—第1部」は,コース前半の評価の補習用として生徒に配ることができます。「学習を評価する—第2部」は,コース後半の評価の補習用として生徒に配ることができます。
過去の年度に対する補講の理解度調査を申請する生徒のために,教師は以下に示す学習理解度調査の資料を分かち合うことができます。補講の理解度調査は,自分一人で行うことも,ほかの人と一緒に行うことも可能です。単位は,理解度調査を教師に提出すると与えられます。
モルモン書(2024年)
新約聖書(2023年)
旧約聖書(2022年)

出席状況
対面またはオンラインでの出席率が75パーセント以上の生徒に単位が与えられます。セミナリーへの出席は,生涯を通じてイエス・キリストの弟子となる努力において祝福となります。