「聖餐:救い主を覚えているための方法」『リアホナ』2022年4月号
福音の基本
聖餐:救い主を覚えているための方法
十字架につけられる前日の夜,イエス・キリストは最後の晩餐で使徒たちと会われました。主は,そこで初めて彼らに聖餐をお与えになりました。そして,それは使徒たちが主を覚えているための方法であると説明されました。聖餐は,わたしたちがキリストの贖いを思い起こすためにパンと水を取る儀式です。パンはキリストの体を,水はキリストの血を象徴しています。
わたしたちは毎週日曜日,聖餐会で聖餐を取ります。神権者たちがパンを小さく割いている間,わたしたちは賛美歌を歌います。
パンを割いた神権者たちが,特別な祈りをささげます。この祈りは,教義と聖約20:77,79に載っています。この祈りにより,わたしたちは自分が天の御父に約束したことと,御父がわたしたちに約束してくださっていることを思い起こすことができます。
ほかの神権者たちが,ワードまたは支部の会員に聖餐を配ります。聖餐を取る間,わたしたちは救い主と,主がわたしたちのためにささげてくださった犠牲とを思い起こします。また,天の御父と交わした聖約(約束)を守る決意を新たにします。
聖餐が祝福され,配られる間,わたしたちは敬虔な気持ちでいます。それはわたしたちがイエス・キリストの生涯,教え,贖いについて考える時間です。また,自分がどのように主の模範に従えるかを考えることもできます。