2022
過越はキリストの贖いをどのように象徴しているか
2022年4月号


「過越はキリストの贖いをどのように象徴しているか」『リアホナ』2022年4月号

『わたしに従ってきなさい』

出エジプト12章

過越はキリストの贖いをどのように象徴しているか

過越の食事を取るイスラエル人の家族

「過越の晩餐」ブライアン・コール画

過越の祭は,イスラエルの民がエジプトから救い出されたことを記念するものです(出エジプト12:27参照)。主はイスラエルの民をエジプトでの奴隷の状態から救い出したように,わたしたちを罪の束縛から救い出すことがおできになることを,過越は象徴を通して今日のわたしたちに教えています。

考慮すべき象徴

過越の子羊

過越の祭では,傷のない雄の子羊がほふられ,食べられました。神は御自分の独り子を「しみもない小羊」(1ペテロ1:19)として犠牲にすることで,御自分の子供たちに救いをもたらされました。

苦菜

イスラエルの民は,エジプトで奴隷の状態にあった苦い記憶を思い出すため,過越において苦菜を食べました(出エジプト12:8参照)。わたしたちが罪の束縛に打ち勝つのを助けることができるよう,救い主はその贖いを通して,「苦い杯」(3ニーファイ11:11)からお飲みになりました。

戸口の柱の血

家の戸口の柱に子羊の血を塗ったイスラエルの民は,最後の災いのときに肉体の死を免れました(出エジプト12:13参照)。子羊の血は,キリストの贖いをどのように象徴しているでしょうか。わたしたちが肉体の死と霊の死の両方に打ち勝つのを,救い主はどのように助けてくださるでしょうか。 

種入れぬパンの祭

主はイスラエルの民に,過越のことを思い起こすために種入れぬパンを食べるよう命じられました(出エジプト12:15参照)。最後の晩餐において,イエスは種入れぬパンを食べ,「わたしを記念するため,このように行いなさい」(1コリント11:24)と使徒たちを招かれました。聖餐はどのように,あなたに救い主のことを思い起こさせるでしょうか。

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