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マスター聖句の活動


マスター聖句の活動

はじめに

この項には,重要な聖句をマスターすることができるように生徒を助けるためのアイデアが取り上げられている。これらの技術を身につけるように生徒を助け,励ますとき,あなたは生徒が自分で聖文を研究することができるように助けていることになる。生徒は聖典の中から聖句を探し,理解し,応用し,暗記するというマスター聖句の技術を生涯にわたって用いることができる。聖句に精通するための一つ一つの要素を教えるためのアイデアが以下に挙げられている。これらの様々な活動を用いることは,生徒が聖句をさらにマスターするのに助けとなる。

生徒がマスター聖句を探すことができるように助けるための活動

聖句に印を付ける

マスター聖句に印を付けることは,生徒がこれらの聖句を覚え,素早く探す助けとなる。マスター聖句に印を付ける際は,すでに印を付けているほかの聖句と区別できる方法で印を付けるように生徒に勧めるとよい。

書を知る

モルモン書の中のすべての書の名称と順番を覚えると,生徒は素早くマスター聖句を探せるようになる。以下のような活動を通して,生徒はモルモン書に含まれている書をよく知ることができるようになる。

  • 目次を見つける-生徒がモルモン書の目次を見つけられるように助ける。

  • 歌を歌う-生徒に「モルモン書」(『子供の歌集』63)の歌を教える。モルモン書の中のすべての書の名称と順番を覚える助けとして,年度内に定期的に生徒にそれを歌ってもらう。

  • 最初の文字を使う-ホワイトボードにモルモン書の中の書の最初の文字を書く(1ニ,2ニ,ヤ,エ,など)。それぞれの文字に対応する書名を言う練習をしてもらう。書名を暗唱できるようになるまでこの活動を繰り返す。

  • 書を探す-マスター聖句がある書の書名を言って,生徒に,その書のページをどこでもよいので開いてもらう。クラス全体がそれぞれの書を見つけるのにどれくらいの時間かかるか,タイムを計る。生徒がモルモン書の中の書名をよく覚え,見つけられるようになるまで,この活動を繰り返すとよい。

聖句の箇所と内容を思い出す

生徒がマスター聖句の箇所と内容を学ぶと,聖霊は必要なときに生徒が聖句を思い出せるように助けてくださる(ヨハネ14:26参照)。「行って……行う」(1ニーファイ3:7)や「選ぶことも自由である」(2ニーファイ2:27)などのキーワードは,生徒が聖句の内容と教義的な教えを思い出すのに役立つ。以下の方法は,マスター聖句の箇所をその内容やキーワードと関連づけるのに役立つ。(競争やタイム測定などの活動は,年度の後半に,すなわち,生徒がマスター聖句のある箇所を覚えた後に行うためにとっておくとよい。そのような活動は,生徒が学んだことを確認するのに役立つであろう。)

  • 聖句の箇所とキーワード-マスター聖句カードに挙げられているそれぞれのマスター聖句の箇所とキーワードを覚えるように生徒に勧める。(マスター聖句カードは配送センターから購入できる。また,生徒自身に各自のマスター聖句カードを作ってもらってもよい。)生徒に,二人一組でカードの情報を覚え,その後,互いに確認クイズを行う時間を与える。一緒に学び,互いに確認クイズを行う方法について独自のアイデアを出し合うよう生徒に勧める。生徒がマスター聖句のキーワードに慣れてきたら,聖句の背景や教義と原則の応用方法に関するヒントを用いるように生徒に勧めるとよい。クイズを出された人は口頭で答えるか,書いて答える。

  • マスター聖句カード-この活動は,幾つかのマスター聖句をまとめて紹介/復習するために用いることができる。幾つかのマスター聖句を選び,それを生徒に配る準備をする。(複数の生徒に同じマスター聖句を与えられるように,それぞれのカードを複数準備しておく。どの生徒も,別の聖句のカードを2,3枚持てるように十分な枚数のカードを準備しておく。)カードを生徒に渡す。生徒に,各カードのマスター聖句,聖句の箇所,キーワード,背景の説明,教義または原則,聖句を応用するためのアイデアに目を通す時間を与える。カードから幾つかヒントとなる言葉を言う(例えば,マスター聖句の言葉,キーワード,背景,教義または原則,応用するためのアイデア)。そのヒントが該当するカードを持っている生徒は,立って,マスター聖句の箇所を声に出して言う。

  • 聖句探し-手がかりとなるヒントを出して,聖典から聖句を素早く探す練習をする。ヒントは,マスター聖句カードに掲載されているキーワード,背景説明,教義と原則,応用のためのアイデアを用いるとよい。また,教師が独自にヒントを作ってもよい。聖句探しの活動は,聖句を探す競争なので,生徒がマスター聖句の学習を活発に行う助けになる。聖句に精通する助けとして聖句探しを行うとき,生徒の気持ちを傷つけたり,たまを損なったりしない方法で行うようにする。聖典が不敬に扱われないように,また,生徒が過度な競争心を持つことのないようにする。また,生徒同士の競争ではなく,一定の基準を設けて,それに対する競争としてもよい。例えば,生徒たちは教師と競争することができる。あるいは,指定した時間内にクラスの何パーセントが聖句を探せるかどうかを競争することにしてもよい。

  • 物語探し-マスター聖句が日常生活に生かされている物語をヒントとする。例えば,1ニーファイ3:7のヒントとして,「信一は,すべてのふさわしい若い男性は伝道に出るようにと主が命じておられることを知っています。しかし,内気な性格のために効果的に奉仕することができないのではないかと心配しています。そのとき,彼は,しんちゅうの版を手に入れて来るようにという困難な務めにニーファイが応じたことを思い出しました。信一は,自分が有能な宣教師になれるように主が方法を備えてくださるだろうと,勇気を奮い起こします。」生徒に,物語を聞いて,各自の聖典の中から関連するマスター聖句を探してもらう。

  • クイズとテスト-マスター聖句の記憶をテストする機会を与える。ヒントとして,キーワード,聖句の箇所,聖句の言葉の一部分,聖句の真理が含まれた物語を用いるとよい。クイズやテストの質問は,口頭で言うか,ホワイトボードか紙に書くとよい。クイズかテストの終了後,得点の高かった生徒と低かった生徒で二人一組になるようにしてもよい。得点の高かった生徒に教師役を務めてもらい,得点の低かった生徒が学び,改善を図れるように助けてもらう。この取り組みを通して,次回のテストのときに二人の合計点が今回の合計点を上回るという目標を立ててもよい。生徒たちの目標を表示して,進歩状況を確認するために,表か掲示板を作ってもよいだろう。

生徒がマスター聖句を理解することができるように助けるための活動

言葉を定義する

マスター聖句の言葉を定義すること(あるいは,生徒に定義してもらうこと)は,生徒が聖句全体の意味を理解するうえで助けになる。言葉を定義することが聖句の中にある教義と原則を理解するために重要である場合は,あなたは生徒に,自分の聖典に言葉の定義を書き込むように勧めるとよい。マスター聖句を復習するときに言葉の意味を復習する。

背景を明確にする

聖句の背景を明確にすると,生徒は聖句の意味をもっとよく理解できる。背景には,だれが,だれに,なぜ語っているのかという情報,その聖句の状況(歴史的,文化的,地理的),その聖句が述べられるに至った問題や状況などである。例えば,1ニーファイ3:7の背景には,ニーファイがエルサレムに戻って真鍮の版を手に入れて来るように預言者であった父リーハイから言われたという事実が含まれる。このような情報を知っていれば,「わたしは行って,主が命じられたことを行います」とニーファイが述べた理由を明確に理解できる。教師はマスター聖句が含まれているレッスンを教えるとき,その聖句の背景を強調する。以下のような活動を加えると,生徒はさらに深くマスター聖句を理解するだろう。

  • 背景を見つける-ホワイトボードの上部に次のような見出しを書く。「話し手,聞き手,目的,その他の有益な情報」。生徒をグループに分けて,各グループにマスター聖句を一つずつ割り当てる。生徒に,割り当てられた聖句の背景を見つけるために,ホワイトボードの見出しに対応する情報を見つけるように言う。見つけたことをホワイトボードに書いてもらう。その後,各グループに,割り当てられた聖句の背景を説明してもらい,その情報がその聖句の中にある真理を理解するのにどれほど大切であるかを説明してもらう。この活動をさらに興味深くするために,ホワイトボードに書かれた事柄を基にして,それがどのマスター聖句の背景であるかをクラス全体に推測してもらい,その後で,ホワイトボードに書いた事柄について各グループに説明してもらってもよい。

分析する

分析を行うためには,聖句の中にある教義と原則を見つける必要がある。分析を行うと,生徒は聖句の中の真理が自分にどのように当てはまるかが理解できるようになる。これによって生徒は自分の生活に教義と原則をさらによく応用できるようになる。以下の活動を行えば,生徒はマスター聖句を分析することができる。

  • ヒントを書く-生徒がマスター聖句にある程度なじんできたら,質問や物語,あるいは,聖句の中で教えられている教義や原則に関連するそのほかのヒントを生徒に考えてもらう。これらをクラス全体へのクイズとして用いてもよい。

説明する

生徒は聖句について説明すると,その聖句を深く理解し,聖句を使って教義や原則を教える能力を伸ばすことができる。以下の二つの方法を使えば,生徒はマスター聖句を説明する方法を学ぶことができる。

  • 重要な語句-一つのマスター聖句を生徒全員に各自で読んでもらい,その特に重要な意味があると思う言葉を見つけるように言う。その後,一人の生徒に,自分が選んだ言葉を強調しながらその聖句を読んでもらう。その生徒に,その聖句を理解するうえでなぜその言葉が重要であると思うか説明してもらう。ほかの何人かの生徒にも,同じことを行ってもらう。クラスの生徒たちは,自分とは違う視点について聞くことによって,その聖句をさらに深く理解するであろう。

  • ディボーショナルを準備する-生徒にクラスの始めのディボーショナルを準備して行う機会を与え,その中でマスター聖句を使うように言う。聖句の背景を要約し,教義と原則を説明し,有意義な経験や実例を紹介し,聖句の中の教義と原則についてあかしを述べられるように,準備の段階で生徒たちを助ける。聖句の概念を説明するために,実物を用いたレッスンを行うように生徒に提案してもよい。

教義と原則の重要性を感じる

生徒がマスター聖句の中で教えられている教義や原則を理解し,それについての特別な証を得られるように助ける。ロバート・D・ヘイルズ長老は次のように説明している。「真の教師は,いったん〔福音の〕真実を教えたら,……〔生徒が〕さらに一歩踏み出して心に霊的な証と理解を得て,彼らが行動と行いを起こせるようにします。」(“Teaching by Faith”CES宗教教育者への話,2002年2月1日〕,5)生徒が聖霊の影響力を通じて教義や原則が真実であり,重要であり,緊急性が高いと感じるとき,彼らはその真理を生活に応用したいと強く望むようになる。マスター聖句の中で見つけた福音の原則に従って生活して得た経験を述べる機会を与えられるならば,生徒は聖なるたまからもたらされるそれらの気持ちを招き,養う助けを得ることができる。それによって,生徒はマスター聖句の中で教えられている真理をよりよく理解し,その真理を心に刻むようになるであろう。以下の活動を行えば,生徒はマスター聖句の中で教えられている教義と原則の重要性をさらに感じるであろう。

  • 聖句に耳を傾ける-教会での話やレッスン,総大会の説教,家族や友人との会話にマスター聖句が出てこないか,耳を傾けてよく聞くように生徒に勧める。どの聖句を聞いたか,その聖句がどのように使われたか,どのような真理が教えられたか,教えられた真理について生徒やほかの人々はこれまでどのような経験をしたことがあるか,定期的に生徒に報告してもらう。機会を探して,マスター聖句が教えている真理について証を述べる(あるいは,生徒に証を述べてもらう)。

生徒がマスター聖句を応用することができるように助けるための活動

教える

マスター聖句と基本的教義は同時に検討され,生徒の役に立つように意図的に配列されている。(マスター聖句は,基本的教義の文書全体で見つけられる。)生徒はマスター聖句に含まれている教義と原則を学び話すときに,基本的教義をも学び話していることになる。また,生徒は自分自身の言葉で基本的教義を述べるときに,自分が暗記したマスター聖句に頼ることができる。マスター聖句を使って福音の教義と原則を教える機会を生徒に与えると,生徒は自分自身について,また自分が持っている聖文の知識について自信を増すことができる。生徒はマスター聖句の中で見つけた教義と原則を教え,それについて証を述べるとき,自分の証をも強めることができる。クラスでも,友人や家族やそのほかの人々との会話でも,マスター聖句を用いて福音を教え説明するように生徒を励ます。

  • メッセージを伝える-マスター聖句に基づいた3分から5分の話またはレッスンを準備する割り当てを生徒に与える。準備はクラスで行っても,家で行ってもよい。生徒は,マスター聖句だけでなく,マスター聖句のカード,『聖句ガイド』,『真理を守る-福音の参考資料』など,準備の助けとなるその他の資料を使ってもよい。話またはレッスンには,導入,マスター聖句,その聖句が教えている原則に関する物語か実例,さらに生徒の証を含むべきである。生徒は『神への務め』または『成長するわたし』の一部として,セミナリーのクラス,家庭の夕べ,または神権定員会や若い女性のクラスで,自発的に自分のメッセージを伝えることができる。生徒がクラス以外で話やレッスンをした場合,その経験を報告してもらうとよい。

  • 宣教師のロールプレー-求道者から尋ねられる可能性のある質問で,マスター聖句カードを使って答えることができる質問を書いたカードを何枚か準備する(例えば,「あなたの教会の会員はイエス・キリストについて何を信じていますか。」など)。生徒に二人一組になってクラスの前に出て来てもらい,カードから選んだ質問に答えてもらう。そのような質問に宣教師はどのように答えることができるかを生徒が理解できるように,次のような効果的な教授法を幾つか提案するとよい。(1)聖句の背景を述べる。(2)教義または原則について説明する。(3)教える相手が教えられたことを理解しているか,あるいは信じているか知るための質問をする。(4)経験と証を伝える。(5)教える相手に教えられた真理に従って行動するように勧める。クラス全体に,各組のロールプレーを観察し,求道者の質問への答え方として良かったか点をフィードバックしてもらう。

  • 証を述べる-生徒に,マスター聖句に目を通し,証を述べることのできる教義か原則が含まれているものを選んでもらう。生徒に,選んだ真理について証を述べ,またそれについて証を得た経験を話してもらう。生徒が証を述べるとき,彼らが述べている教義や原則が真実であることを聖霊が確認してくださるであろう。また,彼らの証は信仰をもって行動するようにほかの人々を促すであろう。

    注意-生徒が証を述べる機会は自発的なものでなければならない。証を述べるように強いるようなことは決してあってはならない。また,自分は知らないと思っている事柄について知っているかのように話さなければならないと感じさせてはならない。さらに,生徒の中には,「証を述べたい」という言葉で始める必要がある,あるいは感情的な表現を使って証を述べなければならないと誤解しているために,証を述べるのをためらう人がいる。証を述べるとは,真実であると自分で知っている教義や原則について,単に述べるだけでよいということを生徒が理解できるように助ける。「わたしはこれが真実であると信じています」「わたしはこれが真実であると知っています」「わたしは心からこのことを信じています」など,簡単な言葉で証を述べることもできる。

生活する

聖文の中に含まれている教義や原則を応用できる方法を生徒に提案すること(あるいは,そのような方法を考えるように生徒に勧めること)は,信仰を働かせることによって学ぶ機会を生徒に得させることになる。十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は次のように述べている。

「正しい原則に従って行動することによって選択の自由を働かせる学習者は,聖霊に心を開きます。そして聖霊からの教え,聖霊による証の力,そして聖霊による確認の証を受けることができます。信仰によって学ぶ望みを持つには,外からの影響を受けるだけでなく,霊的,精神的,肉体的な努力が必要です。信仰に鼓舞されて行動し,真心をこめて努力し続けるとき,わたしたちは聖霊から教えを受けて学びたいという意欲を天の御父とその御子イエス・キリストに示しているのです。」(「信仰によって学ぶ望みを持つ」『リアホナ』2007年9月号,20)

教義や原則を応用して得た経験について話し,証を述べる機会を生徒に与える。以下は,マスター聖句を生活に応用するように生徒を励ます方法の一例である。

  • 目標を設定する-マスター聖句カードの応用の項に基づいて,マスター聖句の中にある原則にさらに従って生活する具体的な目標を設定するように,生徒に勧める。紙に目標を書いて,目標を忘れないようにその紙を携帯してもらう。適切であれば,生徒に,よくできたことについて報告してもらう。

生徒がマスター聖句を暗記することができるように助けるための活動

暗記する

聖句を暗記すると,生徒は理解を深め,福音を教える能力を高めることができる。生徒が聖句を暗記すると,必要なときに聖霊が言葉と概念を思い出させてくださる(ヨハネ14:26教義と聖約11:21参照)。暗記のための活動は,生徒の能力に合わせて柔軟に変えるべきであることを覚えておく。十二使徒定員会のリチャード・G・スコット長老は,次のような言葉で,聖文を暗記するように勧めている。

「聖文を暗記することで,大きな力が得られます。聖文を暗記することは,新しい友情を築くことです。それはまるで,必要なときに助けてくれる人,霊感と慰めを与えてくれる人,必要な変化を遂げる動機を与えてくれる新しい人に出会うのに似ています。」(「聖文の力」『リアホナ』2011年11月号,6)

生徒が聖句を長く記憶にとどめることができるように,クラスの始めか終わりに,以下の一つ一つの活動を数日間続けて繰り返し行うとよい。

  • 一文節レース-生徒に,一人が一度に一文節(文を読む際,自然な発音によって区切られる最小の単位)ずつマスター聖句を言うようにチャレンジする。例えば,アルマ39:9を暗記する助けとして,最初の生徒に「わが子よ」と行ってもらい,次の生徒に「悔い改めて」と言ってもらい,3番目の生徒に「自分の」と言ってもらい,節の全体を終えるまでこれを続けてもらう。タイムを計り,目標の時間を達成するために何度か試みる機会を与える。この活動を繰り返すとき,生徒の順番を変えて,生徒が別の言葉を言えるようにするとよい。

  • 最初の文字-ホワイトボードにマスター聖句の文節の最初の文字を書く。その文字を指摘しながら,生徒と一緒に聖句を何度も言う(必要であれば聖典を見てもよい)。最初の文字を見るだけで聖句を暗唱できるようになるまでこの活動を繰り返す。生徒が聖句を暗唱する度に文字を少しずつ消してゆくとよい。これは次第に難しくなるが,生徒はやがて最初の文字を使わなくても聖句を繰り返せるようになるであろう。

  • 単語カードパズル-線の入った紙にマスター聖句の言葉を書くか,生徒に書いてもらう。その紙を数か所縦に切って小片にする。その際,それぞれの小片に少しずつ聖句の言葉が含まれるようにする。その紙をよく混ぜ合わせ,二人一組か小グループに分けた生徒に渡す。聖典をガイドとして,その紙を正しい順番に並べてもらう。聖典を使う必要がなくなるまで,繰り返してもらう。並べ終わったら,その聖句を声に出して復唱してもらう。どのグループが最も早く正確に並べることができるかタイムを計ってもよい。あるいは,すべてのグループがそのパズルを完了させるのにどれくらいの時間かかるか,クラス全体のタイムを計ってもよい(最初に終わったグループに,遅いグループを助けてもらう)。