強められたメルキゼデク神権定員会と扶助協会によって行われるミニスタリング
よくある質問
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強められたメルキゼデク神権定員会と扶助協会によって行われるミニスタリング
2018年4月2日付大管長会からの手紙:強められたメルキゼデク神権定員会と扶助協会によって行われるミニスタリング
強められたメルキゼデク神権定員会と扶助協会によって行われるミニスタリング:「よくある質問」への追加
救い主の務めは次の二つのたいせつな戒めに代表されます。「心をつくし,精神をつくし,思いをつくして,主なるあなたの神を愛せよ」と「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」です(マタイ22:37,39)。主の弟子となりたいと心から望む救い主の教会の会員として,わたしたちは天の御父とその子供たちを愛し仕えるという主の教えに従うべきです。救い主は,「あなたはわたしを愛するならば,わたしに仕え……るべきである」と言われました(教義と聖約42:29)。ベニヤミン王は「あなたがたが同胞のために務めるのは,とりもなおさず,あなたがたの神のために務めるのである」と教えています(モーサヤ2:17)。アルマはわたしたちの務めについて次のようにまとめています。「彼らは民を見守り,義にかかわることをもって彼らを養った。」(モーサヤ23:18)
わたしたち一人一人が,人々を思いやり仕えるという天命に応えられるよう助けるために,大管長会はメルキゼデク神権定員会および扶助協会の取り組みの焦点が,救い主が教えられたように仕えることに当てられるように以下の変更を発表しました。変更には以下の事柄が含まれます:
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ワードレベルでは一つのメルキゼデク神権定員会
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ステークレベルでは一つの大祭司定員会
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ミニスタリングがホームティーチングと家庭訪問に取って代わる
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ミニスタリングに青少年を含む
この変更に伴い,今後ワードおよびステークでは神権役員会は開かれません。慎重に取り扱うべき家族に関する問題や福祉上の異例な事態など,ワードで特別な問題が生じた場合はビショップリック集会を拡張して話し合うことができます。そこまでには至らない問題については,ワード評議会で話し合うことができます。これまでの「ステーク神権役員会集会」は「高等評議会集会」と呼ばれることになります(以下の質問8と19を参照)。
ワードレベルでは一つのメルキゼデク神権定員会
ラッセル・M・ネルソン大管長はこう教えています。「啓示はすべて一度にもたらされるとは限りません。徐々に与えられることがあります。」1神権定員会に関して次々に明らかになっている出来事や神権の鍵についてより理解が深まったことで,啓示が増し加わるパターンが与えられてきました。教会の歴史を通して,主はしばしばその御心を教えに教えを加えて示し,その子供たちが福音の原則を今置かれた状況に応用する方法をより良く理解できるように少しずつ祝福してくださいました(教義と聖約46:15-16参照)。
大管長会と十二使徒定員会は,何年にもわたり,以下の変更を考慮してきました。熱心に祈り,神権定員会に関する聖文上の基盤を慎重に研究し,教会を管理する指導者による全会一致の決議と,これが主の御心であるとの確認を得て初めて,指導者たちはワードとステークレベルで定員会の再編成を進め,これを回復のさらなる一歩とすることとしました。
1. ワード大祭司グループと長老定員会にはどのような変更が加えられますか。
ワードにおいては,長老定員会と大祭司グループの会員は,これから一つの会長会を持つ一つの定員会に統合されます。人数と一致が増し加えられたこの定員会は「長老定員会」と呼ばれ,ワード大祭司グループはなくなります。
長老定員会には,ワードのすべての長老,長老見込み会員,そして現在ビショップリック,ステーク会長会,高等評議会,または召しを果たすことができる状態で奉仕しているの祝福師を除く大祭司が含まれます。
2. 長老定員会の会長会はどのように組織されますか。
ステーク会長は顧問の助けを受け,現在の大祭司グループ指導者と長老定員会会長会を解任します。その後,ステーク会長会は各ワードに新たな長老定員会会長を召します。そして,ステーク会長,ステーク会長会の割り当てを受けた顧問,または高等評議員が長老定員会会長会で奉仕するよう推薦された顧問を召します。新しい長老定員会会長会は,年代と経験の異なる長老と大祭司で構成され,一つの定員会会長会としてともに奉仕します。長老と大祭司のいずれも,定員会会長または顧問として奉仕することができます。2
3. 長老定員会会長の働きを導くのはだれでしょうか。
長老定員会会長は,ステーク会長に直接報告します。またステーク会長は,ステーク会長会から,そして高等評議会を通して,訓練と導きを提供します。ワードの管理大祭司であるビショップも,長老定員会会長と定期的に会合を持ちます。ビショップは長老定員会会長と評議し,ワードのすべての組織と調和して働きながらワードの会員に仕え,彼らを祝福する最善な方法について適切な指示を与えます。(『手引き 第2部』7.3.1参照)
4. 定員会の組織の再編成により,定員会会員の持つ神権の職に変更はあるのでしょうか。
いいえ。神権の職については,長老は長老のまま,大祭司は大祭司のままで,変わりません。しかし,長老がステーク会長会,高等評議会,またはビショップリックに召される場合は,これまで通り大祭司に聖任されますし,ステーク会長が祈りと霊感を通して決めたその他の場合も同じく大祭司に聖任することができます。
5. ワードに複数の長老定員会を置くことは可能でしょうか。
はい。教義と聖約107:89の精神にのっとり,ワードにいる活発なメルキゼデク神権者が非常に多いとき,指導者は複数の長老定員会を組織することができます。そのような場合,各定員会には年齢,経験,神権の職,強さの点で妥当なバランスを取るようにするべきです。
6.神殿会長会,伝道部会長会,宣教師訓練センター会長会の構成員は,どの定員会に所属しますか。
これらの兄弟は所属ワードの長老定員会の会員です。
ステークレベルでは一つの大祭司定員会
7. ステーク大祭司定員会にはどのような変更がありますか。
ステーク会長会はこれからもステーク大祭司定員会の会長会を務めます。大祭司定員会には,現在ステーク会長会,ビショップリック,高等評議会,そして召しを果たすことができる状態の祝福師として奉仕している大祭司のみが属することになります。ワードおよびステークの書記と幹部書記は大祭司定員会の会員ではありません。
ステーク大祭司定員会の会員は,ほかで割り当てを受けていなければ,通常長老定員会に出席します。
8. ステーク大祭司定員会の役割とは何でしょうか。
ステーク会長会はその管理の役割を果たすために,必要に応じてステーク大祭司定員会の会員と会合を開いて訓練を行い,定員会の会員がそれぞれの召しを果たせるよう助けます。『手引き 第2部』18.3で説明されている現行のステーク集会は,以下の変更を加えられて続けられます。
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ステーク神権役員会集会は,今後「高等評議会集会」と呼ばれるようになります。
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ステーク内の聖任されたすべての大祭司による年次集会は,廃止されます。しかし,ステーク会長会は,ステーク大祭司定員会の年次集会を持つこととします。
9. メルキゼデク神権定員会の再編成の目的とは何でしょうか。
ワードに一つのメルキゼデク神権定員会を置くことにより,神権者を一致させ,これまで大祭司指導者によって調整されていた神殿・家族歴史活動を含め,救いの業のあらゆる面を達成することができます。あらゆる年齢と背景を持つ定員会員が,人生の異なる段階にある人々の観点や経験から益を得られるようになります。また,経験豊かな神権者が,長老見込み会員,新会員,ヤングアダルト,教会に戻って来た会員を含む人々を教え導く機会も提供してくれます。
これらの変更により,長老定員会と扶助協会はその取り組みを調和させやすくなるでしょう。また,定員会とビショップリックやワード評議会との調整もシンプルになるでしょう。そしてビショップは長老定員会と扶助協会の会長たちにもっと多くの責任を委任できるようになり,そうすることでビショップと顧問たちは主要な務め,特に若い女性と,アロン神権を持つ若い男性を管理することに集中できるようになります。
10.支部会長会で奉仕する大祭司の兄弟は,ステークの大祭司定員会の会員になりますか。
いいえ。ステーク内の支部会長会で奉仕している大祭司は,大祭司定員会の会員ではありません。大祭司定員会の会員は,ステーク会長会,ビショップリック,高等評議会,そして召しを果たすことができる状態の祝福師のように,大祭司でなければならない召しを現在受けている人のみです。
11.ビショップリックで奉仕している長老(例えば,ヤングシングルアダルトステークの場合)は,大祭司定員会の会員ですか。
いいえ。ビショップリックで奉仕している長老は,大祭司定員会の会員ではありません。
12.ミニスタリングは大祭司定員会の会員にどのように適用されるのでしょうか。
ワードの管理大祭司であるビショップの指示の下,大祭司定員会とその家族には,長老定員会と扶助協会によってミニスタリングブラザーとミニスタリングシスターが割り当てられます。
ステーク会長会とビショップリックは,ステークまたはワードの全会員に対して責任を負っているため,通常,特定の個人や家族へのミニスタリングブラザーとして割り当てられることはありません。高等評議員および召しを果たすことができる状態の祝福師については,地元の状況に基づき,ステーク会長の決定により割り当てることができます。。割り当てる場合は,所属ワードのビショップの指示の下に,長老定員会会長が割り当てを行います。
ビショップには,管理大祭司やイスラエルの一般判士というほかの重要な責任に加えて,顧問とともに青少年を見守るという特定の責任があります。教義と聖約107:15にはこう記されています。「ビショップリックはこの〔アロン〕神権の会長会であり,その鍵,すなわち権能を持つ。」『手引き 第1部』2.2には,「ビショップリックは,ワードの若い男性と若い女性を見守り,養い育てる」とあります。
同様に,ステークの管理大祭司であるステーク会長は「ステークにおける第一の霊的指導者」(『手引き 第1部』1.1)であり,「救いの業を管理〔します〕」(『手引き 第1部』1.1.2)。
ミニスタリングはホームティーチングと家庭訪問に取って代わる
長年,ホームティーチャーと訪問教師は毎月会員の家を訪問し,メッセージを伝え,必要に応じて援助するという割り当てに応えてきました。この大いなる業のために多くの時間が献身的かつ無私の精神で奉仕にささげられてきました。
その献身を基に,教会指導者は今,会員たちに,霊的・物質的にキリストのように人々に仕えることにいっそう焦点を当てるように望んでいます。(『手引き 第2部』3.2.3参照)。仕えることを強調するため,これまでのホームティーチングと家庭訪問という別々のプログラムは今後,「ミニスタリング」と呼ばれる統合された取り組みとなり,ビショップの指示の下,長老定員会と扶助協会の会長会によって監督されます。
13. 「ミニスタリング」とは何でしょうか。
救い主は,御父と一人一人への愛のゆえに奉仕され,ミニスタリングとはどういうことかを模範によって示されました(ヨハネ15:9-10参照)。主は御自身の周りの人々を愛し,彼らのために祈り,彼らを慰め,祝福し,すべての人に御自身に従うように招かれました(マルコ8:34参照)。教会員がミニスタリングを行うとき,主がなさるであろう通りに仕えられるよう祈りの気持ちで願い求め,「慰めの要る者を慰め」,「常に教会員を見守り,彼らととともにいて彼らを強め」,「各会員の家庭を訪れて」,一人一人がイエス・キリストの弟子になれるよう助けますモーサヤ18:9;教義と聖約20:51,53;ヨハネ13:35参照)。
ミニスタリングを行う会員は,話し合いや霊感を通して,ミニスタリングを行う相手にどれくらいの頻度で,どのような方法で働きかけるかを決めます。少なくとも四半期に一度,指導者と面接し,それまで行った奉仕や,ミニスタリングを行うように招かれた会員の必要と強さについて評議します。指導者は,四半期ごとにミニスタリング面接の報告をします。個人や家族に行った訪問または働きかけの数を報告する必要はありません。さらに,各会員への神権リンクを通して,ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは指導者が危険時または緊急時に使えるように連絡網を作ります。
14. ミニスタリングを行う人々はどう呼ばれるのでしょうか。
神権者は「ミニスタリング・ブラザー」,扶助協会の姉妹は「ミニスタリング・シスター」と呼ばれます。通常は,ただ,「ジョーンズ兄弟」「スミス姉妹」のように名前で呼ばれます。「ミニスター」と呼ぶことはありません。
15. ミニスタリングとホームティーチング・家庭訪問との類似点と相違点は何でしょうか。
ミニスタリングとホームティーチングとの類似点は,どちらも各世帯に神権者である兄弟たちーミニスタリング・ブラザーーが割り当てられ,そこに住む家族や個人に仕え,思いやる点です(教義と聖約20:47,59参照)。成人の姉妹一人一人には扶助協会の会員ーミニスタリング・シスターーが割り当てられ,仕え,思いやることによって,中央扶助協会会長会が2018年1月から始めたミニスタリングに焦点を当てた取り組みをさらに強化します(「連絡を取り続けるーいつでも,どこにいても,どんな方法でも」『リアホナ』2018年1月号,7参照)。
さらに,必要を満たすことに焦点を当てた取り組みがしやすいように,ホームティーチングと家庭訪問の必要項目の幾つかが変更されました。これからの働きかけは,正式な訪問に限定されなくなります。家庭や教会,そして安全で便利で働きかけが可能な環境であれば,どのような場所でも行うことができます。ジェフリー・R・ホランド長老はこう教えています。「最も大切な〔こと〕は,皆さんが自分の管理の職において責任を負っている人々をどのように心にかけ,祝福したかということです。特定の日や場所はまったく関係ありません。最も大切なのは,皆さんが人々を愛し,「常に教会員を見守〔る〕」という戒めを果たしているということです。」3
要するに,ミニスタリングは御霊に導かれて行い,柔軟性があって,一人一人の会員の必要に合わせたものなのです。
16. ミニスタリングは,どのように御霊によって導かれるのでしょうか。
ミニスタリングを行うとき,会員は人々に手を差し伸べて必要を満たす最善の方法が分かるように霊感を求めます。予定を組んで独り住まいの年配の姉妹を訪問したり,定期的に電話をしたりすることによって,その姉妹が必要としている人との繋がりを提供できるでしょうか。あまり活発でない独身会員を町の奉仕活動に誘うことは,最も役立つ働きかけになるでしょうか。青少年のサッカーの試合を応援したら,その青少年と両親の助けになるでしょうか。希望に満ちた聖文を携帯メールで送ったら,その人の重荷を軽くする助けになるでしょうか。メモやカードや電子メールを送ったら,その人を心に懸けていることが伝わるでしょうか。救い主は,御自身の弟子がどのようなことをするように望んでおられるでしょうか。このように自問して霊感された答えを見いだすこと,そして利用可能なあらゆる手段を用いて働きかけることは,霊感されたミニスタリングの中核を成すものです。キリストのような奉仕をするうえで,ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは型にはまった訪問や決められたメッセージに頼ることはできません。霊感を求め,割り当てを受けた人々を思いやる最善の方法について,その人の家族と相談します。
17. ミニスタリングの柔軟性とはどのようなものですか。
ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは,最も効果的な方法を用いることができます。自分が世話するように割り当てられた人々の皆が皆,同じ度合の配慮を必要としていないかもしれません。長老定員会と扶助協会の会長会はビショップリックやワード評議会と話し合い,ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターに優先順位を伝え,彼らを最も必要としているのはだれかが分かるようにします。優先順位が高いのは通常,新会員,受け入れてくれそうなあまり活発でない会員,そしてそのほか,ひとり親家庭の親,伴侶を亡くした人々などです。指導者は,試練を経験している若い男性または若い女性のいる家族に青少年の指導者を割りてることもできます。また,新しい改宗者には速やかにミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターを割り当てます。長老定員会の会員であれば,大祭司・長老の別なく,そのようなミニスタリングに割り当てることができます。
適切な場合,結婚している夫婦を家族または個人に割り当てることもできます。さらに,祭司と教師がメルキゼデク神権者の同僚として奉仕してきたように,ローレルやマイアメイドの若い女性は,扶助協会の姉妹の同僚として奉仕することで大きな貢献ができるかもしれません(下の質問22を参照)。
18. どうしたら個々の会員の必要に合わせたミニスタリングができますか。
ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは,一人一人の必要を満たす最善の方法を探し求めます。御霊のささやきに応え,仕える相手の必要を満たすために,利用可能なあらゆる連絡手段を用いることができます。必要を満たすことは,祈りの気持ちで考え,割り当てられた家族や個人と有益な話し合いをすることから始まります。その話し合いとその後の働きかけでは,彼らの言葉に耳を傾け,彼らに仕える最善の方法,希望する働きかけの頻度とその方法,そしてメッセージを分かち合う必要があるか,どのような内容のメッセージを必要としているかを理解できるようします。ミニスタリングを行う人々は確実に,家族のだれとも不適切な働きかけをしないようにします。
ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは,個人と家族が次の儀式に備え,結んだ聖約を守り,自立するように助けることを目指します。ミニスタリングは基本的にメッセージを分かち合う割り当てではありませんが,個人または家族に合った霊的なメッセージを分かち合うことを助けの一部とすることができます。今後,『リアホナ』にはミニスタリングの働きかけで用いる特定のメッセージは掲載されません。
19. メルキゼデク神権と扶助協会はどのように業を一致させることができるでしょうか。
神権定員会が再編成されてその力が増し,扶助協会と一致が生まれたことによって人に仕える力が向上することは,意図されたものであると同時に自然な成り行きでもあります。ミニスタリングはよく調整された取り組みとなり,「各会員の家を訪れ」「常に教会員を見守り,彼らとともにいて彼らを強める」(教義と聖約20:47,53参照)という神権の務めを果たし,「天の御父とイエス・キリストと主の贖いを信じる信仰を増し,儀式と聖約を通して個人と家族,家庭を強め,困っている人を助けるために一致して働く」という扶助協会の目的も達成します(教義と聖約20:47,53;『手引き 第2部』9.1.1)。
ビショップの指示の下で協力して働くことにより,長老定員会と扶助協会の会長は,個人と家族を見守り,世話をするため方法を求めるときに,霊感を受け,よく組織し,調整する機会があります。調整には以下の方法で協力することが含まれます。
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長老的員会会長会は,ワードの個人と家族を見守るミニスタリングの割り当てを提案します。扶助協会会長会は,扶助協会の姉妹たちのためにミニスタリンの割り当てを提案します。特別な必要がある場合,長老定員会と扶助協会の会長会は,最終決定の前に特定の割り当てについて話し合うことができます。
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長老定員会と扶助協会の会長会は,ミニスタリングの割り当てをビショップに提案し,承認を得ます。
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必要に応じて,ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは個人の特別な状況について話し合うことができ,必要なときは自分の定員会や扶助協会の指導者に連絡して,そのほかの助けやリソースを得ることができます。
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長老定員会と扶助協会の会長会は,四半期に一度会合を持ち,ミニスタリング面接で知った個人や家族の必要について話し合います。
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その会合後,長老定員会会長と扶助協会会長は四半期に一度,一緒にビショップと会い,個人と家族の必要について伝えします。
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必要に応じて,長老定員会と扶助協会の指導者はミニスタリング面接で分かった強さと必要についてワード評議会と評議し,ワードの会員に仕え,彼らを祝福するための計画を立案し実行します。
調整を簡素化するため,ワードはワード評議会に焦点を当てるものとし,今後神権役員会集会は開かれません。これまで神権役員会集会で扱われてきた項目については,必要に応じて,拡張されたビショップリック集会,ワード評議会,または四半期ごとに行われるビショップと長老定員会会長と扶助協会会長の会合で話し合います。
20. 会員はどのようにミニスタリングの割り当てを受けるのでしょうか。
指導者が,できればペアで,ミニスタリング・ブラザーやミニスタリング・シスターと会って割り当てをし,割り当てられた人々の力,必要,問題について助言します。この話し合いはミニスタリング面接(下の質問24を参照)で行うこともできますし,必要に応じていつでも行うこともできます。
21. 自宅訪問の役割は何ですか。
担当会員数の多さ,距離,その他のことを考慮したとき,毎月各家庭を訪問することは不可能または現実的でないかもしれません。しかし,可能であれば,対面で訪問することは大切です。救い主がなさるように仕えるために,ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは担当する人々を思いやり,働きかけるためにあらゆる可能性を考慮します。
22. ミニスタリングにはいつもメッセージの分かち合いが含まれますか。
いいえ。ミニスタリング・ブラザーやミニスタリング・シスターが割り当てられた人々をよく知るようになるにつれ,彼らの必要が分かるようになり,聖霊によって福音の原則を教えるように促されることがあるかもしれません。家族のために特定のテーマについて教えるよう親から依頼さることもあるでしょう。しかし,最善の「メッセージ」は心遣いと思いやりです。
23. ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターの努力はどのように報告されますか。
今後,指導者は毎月の家族および個人への訪問数の集計はしません。その代わりに,ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは長老定員会または扶助協会の指導者と会い,担当する人々の状況やミニスタリングの努力について協議する機会があります。このような協議は少なくとも四半期に一度のミニスタリング面接で,また話し合いが必要なそのほかの場合に行われます。
24. ミニスタリング面接とは何でしょうか。
ミニスタリング面接の目的は,(1)割り当てられた家族や個人の強さ,必要,問題について協議する,(2)定員会,扶助協会,あるいはワード評議会が援助できる必要を見極める,(3)指導者から学び,ミニスタリングの取り組みについて励ましを受けるために行われます。
少なくとも四半期に一度,ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは長老定員会または扶助協会の指導者の一人と,できれば対面で同僚と一緒に,ミニスタリング面接に参加します。一緒にミニスタリングを行っている夫婦は,長老定員会または扶助協会の指導者のいずれか,または両方と面接することができます。面接と面接の合間には,ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターは必要に応じてその他の情報を報告しますが,それは対面,電話,携帯メール,電子メール,その他の方法でも行うことができます。内密の情報については,長老定員会会長または扶助協会会長だけに,あるいはビショップに直接報告します。
25. 指導者はどのようにミニスタリング面接の記録を残すのでしょうか。
長老定員会と扶助協会の会長会は,ミニスタリング・ブラザーとミニスタリング・シスターと行う面接の記録を残します。面接の行われた月と参加者の名前を記録します。ペアのうち少なくとも一人が面接に参加すれば,そのペアはその四半期の面接を受けたと記録されます。
2018年7月1日までに,LDS.org上のLDSツールのアプリと「指導者と書記のためのリソース」が更新され,報告のために利用可能になります。「四半期報告書」への変更も,2018年半ばに利用可能になります。指導者と書記のために,近く詳細なお知らせが教会本部から届きます。
26.ミニスタリングコーディネーターやスーパーバイザーの役割は何でしょうか。
ミニスタリングコーディネーターとミニスタリングスーパーバイザーの召しはなくなりました。このような役職に召されていた人々は解任するべきです。
27.だれがミニスタリング面接を行いますか。
長老定員会会長会と扶助協会会長会の一員がそれぞれミニスタリング面接を行います。大きなワードであっても,会長会の一員が毎週それぞれ2,3の面接を行えば対処可能だと分かるはずです。ミニスタリング面接を効果的に行うのに,面接に長い時間をかける必要はありません。
28.指導者は四半期中のどのタイミングでミニスタリング面接を行うべきですか。
ミニスタリング面接は各四半期を通して行うことができますし,むしろそうするべきです。四半期の最終週または最終月まで待つべきではありません。定期的に面接を行うとき,指導者はミニスタリングの霊的および物質的な目的を達成できることが分かるでしょう。
ミニスタリングに青少年を含む
29. 青少年をどのようにミニスタリングの割り当てに含むことができるでしょうか。
祭司と教師がメルキゼデク神権者の同僚として奉仕してきたように,指導者はローレルやマイアメイドの若い女性を扶助協会の姉妹の同僚に割り当てることができます。成人とともに救いの業に携わり,その奉仕についてミニスタリング面接で協議するとき,青少年は独特な賜物を分かち合い,霊的に成長することができます。さらに,青少年をこの取り組みに含めることは,人々に手を差し伸べることのできる会員の数を増し,より多くの人の世話ができるようになります。また,母親と娘,そして父親と息子が一緒に奉仕することにより,家族内での取り組みをシンプルにし,強めることもできます。
30. 青少年個人へもミニスタリングブラザーまたはシスターを割り当てるべきでしょうか。
いいえ。若い男性と若い女性は,家族にミニスタリングを行う人々によって見守られ,アロン神権および若い女性の指導者からも助けを受けています。
31.若い男性と若い女性に成人同僚を割り当てることはできますか。
できます。最近発表された文書Preventing and Responding to Abuse(虐待の予防と対応〔英語のみ〕)の中の指針では,青少年を成人のミニスタリングの同僚として割り当てることが許されています。「ミニスタリング」は,それらの指針にあるような「活動」や「クラス」とは見なされません。
青少年をミニスタリングの同僚として割り当てる場合,指導者は霊感された判断を下すべきです。成人同僚は誤解を招くような状況を避けるようにしなければなりません。また,青少年が安全で実りあるミニスタリングの経験ができるように,人目のない場所で1対1になることのないように注意を払うべきです。さらに,青少年を難しい状況の家庭や家族に割り当てないように,知恵を使うべきです。
32.マイアメイドとローレルは全員ミニスタリングの割り当てを受けるべきでしょうか。
マイアメイドとローレルをミニスタリングに参加するよう招くことができます。両親と指導者が一人一人の若い女性と話し合い,若い女性が奉仕できる状況にあって奉仕を望むようであれば,ミニスタリングの割り当てを与えることができます。若い女性は扶助協会の姉妹の同僚として奉仕します。
33.青少年にミニスタリングの割り当てを伝えるのはだれですか。
ビショップの承認を得たうえで,扶助協会会長会の一員がマイアメイドとローレルにミニスタリングの割り当てを行います。また,ビショップの承認を得たうえで,長老定員会会長会の一員が教師と祭司にミニスタリングの割り当てを行います。
定員会と扶助協会
34.長老定員会と扶助協会に焦点を当てることにより,ビショップとワード評議会の役割は強められますか。
はい。ビショップは管理大祭司であり,「ワード内のほかの指導者に指導と助言を与え〔ます〕」(『手引き 第1部2.1.1)。ビショップはミニスタリングの割り当てに目を通し,承認します。ビショップの指示の下,ワード評議会は「個人が証をはぐくみ,救いにかかわる儀式を受け,聖約を守り,献身的なイエス・キリストの弟子となれるよう助けることに尽力する」という根本的な役割を引き続き果たします(『手引き 第2部』4.4)。強められた長老定員会と扶助協会は,ワード評議会の構成員である会長によって代表され,ワード評議会の有効性を高めることになります。
35.長老定員会会長会は,四半期に1度のミニスタリング面接に加え,年に1度,定員会の会員を訪問または面接するべきでしょうか(『手引き 第2部』7.3.2)。
はい。長老定員会会長会はその全体的責任の一環として,少なくとも年に1度,神権者やその伴侶や家族の福利を含め,神権の義務全般について定員会の会員を面接するべきです。このような面接は年間を通して行うことができます。この話し合いは,同僚も参加するミニスタリング面接を兼ねて行うべきではありません。
36.長老定員会と扶助協会の会長会が救いの業を達成できるように,だれが助けることができますか。
長老定員会と扶助協会の会長会は,必要に応じて会員を組織し,御業の達成を助けてもらうことができます。例えば,奉仕,神殿および家族歴史,福音の紹介,福祉などの御業を導き助けるために会員を召すことができます。
37.ワードに複数の長老定員会または扶助協会を置くことは可能でしょうか。
はい。教義と聖約107:89の精神にのっとり,ワードにいる活発なメルキゼデク神権者が非常に多いとき,指導者は複数の長老定員会を組織することができます。そのような場合,各定員会の年齢,経験,神権の職,強さの点で妥当なバランスを取るようにするべきです。扶助協会にも同様の原則が適用されます。
38.長老定員会会長と扶助協会会長は,ミニスタリングを助ける顧問を別に召すことができますか。
できません。会長には二人の顧問がいます。さらに助けが必要な場合は,ビショップと話し合って,一人または複数のミニスタリング担当書記を召すことができます。これらのミニスタリング担当書記は,例えば,ミニスタリング面接のスケジュールを作り,四半期ごとのミニスタリング面接報告書作成を助けるという割り当てを受けることができまます。