「6.ステークにおけるリーダーシップ」『総合手引き 抜粋』(2023年)
「6.ステークにおけるリーダーシップ」『総合手引き 抜粋』
6.
ステークにおけるリーダーシップ
6.1
ステークの目的
イザヤは末日のシオンを,杭(ステーク)で固定した天幕または幕屋として表現しました(イザヤ33:20;54:2参照)。
主は,御自分の民の「集合」のために,また世からの「防御のためとなり,また……避け所となるため」にステークを設置されます(教義と聖約115:6)。
6.2
ステーク会長会
ステーク会長は,ステーク内の教会の業を導く神権の鍵を持っています(3.4.1参照)。ステーク会長と顧問が,ステーク会長会を構成します。ステーク会長会は,愛をもってステークの会員の世話をし,会員がイエス・キリストの真の弟子となるよう助けます。
ステーク会長には,以下の4つの主要な責任があります。
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ステークにおける管理大祭司である。
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ステークにおける神の救いと昇栄の業を導く。
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一般判士である。
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記録,財政,資産を監督する。
6.3
地方部会長の権能とステーク会長の権能の違い
各地方部には,一人のメルキゼデク神権者が地方部会長として召されます。地方部会長はステーク会長と同様に奉仕しますが,以下の違いがあります。
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地方部会長は,大祭司定員会の会長ではない。大祭司定員会は,ステークでのみ組織される。
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地方部会長は,伝道部会長の承認を得たうえで,長老に聖任される兄弟の面接を行うことができる。地方部会長またはその指示を受けた人は,(1)支持のためにその兄弟の名前を提示し,(2)聖任を行うことができます(18.10.1.3,18.10.3,18.10.4参照)。ただし,地方部会長は祝福師,大祭司,ビショップを聖任することはできません。
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伝道部会長の承認があれば,地方部会長は,支部会長を任命することができる(18.11参照)。
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また,専任宣教師の解任を行わない。
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地方部会長は,神殿推薦状の面接や神殿推薦状への署名を行わない(26.3.1参照)。
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地方部会長は,伝道部会長の承認を得た場合を除き,会員資格評議会を招集することはない。
6.5
高等評議会
ステーク会長会は,12人の大祭司を召してステーク高等評議会を組織します(教義と聖約102:1;124:131参照)。
6.5.1
ステーク会長会を代表する
ステーク会長会は,ステーク内の各ワードに高等評議員を割り当てます。
また,ステーク内の各長老定員会にも高等評議員を割り当てます。
ステーク会長会は高等評議員に,神殿・家族歴史活動や伝道活動の責任について,以下の人々を指導するように割り当てることができます。
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長老定員会会長会
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ワード伝道主任
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ワード神殿・家族歴史主任
6.7
ステークの組織
ステークの扶助協会,若い女性,初等協会,日曜学校,若い男性の各組織は,それぞれ会長によって導かれます。これらの会長は,ステーク会長会の指示の下で働きます。
これらの指導者のおもな責任は,ステーク会長会を補佐し,ワード組織の会長会を指導し,支援することです。
6.7.1
ステークの扶助協会,若い女性,初等協会,日曜学校の会長会
これらの会長会の各員には,以下の責任があります。
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ステーク評議会の一員として働く(会長のみ)。
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新たに召されたワード組織の会長会にオリエンテーションを行う。
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継続的な支援と指導を行う。ワード組織の会長と定期的に連絡を取ることによって,必要としている事柄を把握し,彼らが仕える会員の必要について話し合い,ステーク会長会からの情報を伝えます。
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ステーク指導者集会でワード組織の会長会を指導する(29.3.4参照)。
6.7.2
ステーク若い男性会長会
ステーク若い男性会長会には,以下の責任があります。
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アロン神権者の兄弟たちに対する責任において,ビショップリックの助け手として奉仕する。
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ステーク青少年指導者委員会の一員として働く(29.3.10参照)。
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ステーク会長会の指示の下に,ステークのアロン神権の活動やキャンプを計画し,調整する。