「8.長老定員会」『総合手引き 抜粋』(2023年)
「8.長老定員会」『総合手引き 抜粋』
8.
長老定員会
8.1
目的と組織
8.1.1
目的
18歳以上のふさわしい男性は,メルキゼデク神権を受け,長老の職に聖任されることができます。この職に聖任された人は,神の業を成し遂げるために神を助けるという神聖な聖約を交わします(教義と聖約84:33-44参照)。
8.1.2
長老定員会の会員
各ワードには長老定員会が組織されています。長老定員会に属するのは以下の兄弟です。
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ワード内のすべての長老。
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ワード内のすべての長老見込み会員(8.4参照)。
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現在ステーク会長会,ビショップリック,高等評議会,または祝福師として奉仕している人を除く,ワード内のすべての大祭司。
若い男性は,18歳になれば,長老に聖任されていなくても,長老定員会集会に出席し始めることができます。またふさわしければ,19歳までに,あるいは大学進学や伝道などで家を離れるときに,長老に聖任されるべきです。
18歳未満の既婚男性は,長老見込み会員であり,長老定員会の一員です。
8.2
神の救いと昇栄の業に携わる
8.2.1
イエス・キリストの福音に従って生活する
8.2.1.2
定員会集会における福音学習
集会は,毎月第2と第4日曜日に開かれます。時間は50分です。長老定員会会長会がこの集会を計画します。会長会の一員が司会を務めます。
定員会集会では,最近の総大会から,一つまたは複数の説教で取り上げられたテーマに焦点を当てます。
8.2.1.3
活動
長老定員会会長会は,活動を計画することができます。ほとんどの活動は,日曜日終日と月曜日の夕べ以外の時間帯に行います。
8.2.2
助けの必要な人々の世話をする
8.2.2.1
ミニスタリング
長老定員会の会員は,定員会会長会からミニスタリングの割り当てを受けます。詳しくは,第21章を参照してください。
8.2.2.2
短期的な必要
ミニスタリングブラザーは,自分が仕える人々の必要について理解し,それを満たすように努めます。病気や出産,死,失業,その他の状況に直面している会員は,短期的な援助を必要とすることがあります。
ミニスタリングブラザーは,必要に応じて,長老定員会会長会に助けを求めます。
8.2.2.3
長期的な必要と自立
長老定員会と扶助協会の会長会は,ビショップによる調整に応じて,本人の長期的な必要を満たし,自立を促すために会員を支援します。
長老定員会会長,扶助協会会長,あるいは別の指導者は,個人や家族が「自立計画」を立てられるように支援します。ミニスタリングブラザーやミニスタリングシスターも,この計画に協力することができます。
8.2.2.4
ワードの会員が死亡したとき
ワードの会員が死亡した場合,長老定員会と扶助協会の会長会は,慰めと助けを与えます。また,ビショップの指導の下に,葬儀を手伝うことができます。
詳しくは,38.5.8を参照してください。
8.2.3
福音を受け入れるようすべての人を招く
長老定員会会長は,ワードにおける会員伝道活動を促進する割り当てを会長会の一員に与えます。また,割り当てを受けた扶助協会会長会の一員と協力して,こうした取り組みを相互調整します。
8.2.4
家族を永遠に結ぶ
長老定員会会長は,ワードにおける神殿・家族歴史活動を促進する割り当てを会長会の一員に与えます。また,割り当てを受けた扶助協会会長会の一員と協力して,こうした取り組みを相互調整します。
25.2.2を参照してください。
8.3
長老定員会の指導者
8.3.1
ステーク会長会とビショップ
長老定員会会長は,直接ステーク会長会の下で働きます。また,ステーク会長会の一員と定期的に会合を持って指導を受け,自分の責任について報告します。
長老定員会会長は,ワードの管理役員であるビショップからも指導を受けます。二人は定期的に会合を持ち,
8.3.2
高等評議員
ステーク会長会は,自らの代理として一人の高等評議員を各長老定員会に割り当てます。この高等評議員の責任は,6.5に概説されています。
8.3.3
長老定員会会長会
8.3.3.1
長老定員会会長会を召す
ビショップとの相談の後,ステーク会長は長老または大祭司を長老定員会会長として召します。
ユニットの規模が十分大きい場合,長老定員会会長は,自分の顧問として奉仕する一人か二人の長老または大祭司をステーク会長に推薦します。
8.3.3.2
責任
長老定員会会長には,以下の責任があります。顧問は会長を補佐します。
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ワード評議会の一員として働く。
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救いと昇栄の業に携わるために定員会の働きを導く(第1章参照)。
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ミニスタリングブラザーを組織し,兄弟たちの奉仕を監督する。
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ビショップの指導の下に,ワードの成人会員に助言を与える。
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独身と既婚のヤングアダルトの兄弟を強めるための長老定員会の取り組みを相互調整する。
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少なくとも年に一度,定員会の各会員と個別に面談する。
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定員会の会員に,各々の神権の義務について教える(教義と聖約107:89参照)。これには,儀式や祝福を施す際に神権を行使する方法を教えることも含まれます。
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定員会の記録,報告,財務を監督する(LCR.ChurchofJesusChrist.org参照)。
8.3.3.3
会長会集会
長老定員会会長会と書記は,定期的に集会を持ちます。会長が,これらの集会を司会します。その定員会を担当する高等評議員が,定期的に出席します。
アジェンダには,下記の項目を入れることができます。
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定員会の会員(長老見込み会員を含む)と家族を強める方法を計画する。
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伝道活動と神殿・家族歴史活動の調整を行う。
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ワード評議会からの割り当てに対応する。
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ミニスタリング面接から得られた情報を確認する。
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召しや割り当てを受けて奉仕する兄弟について検討する。
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定員会の集会と活動を計画する。
8.3.4
書記
長老定員会会長会の一員は,ビショップの承認を得たうえで,定員会の会員を定員会書記に召すことができます。
8.4
メルキゼデク神権を受ける備えができるように長老見込み会員を助ける
長老見込み会員とは,メルキゼデク神権を受けていない,(1)19歳以上の,または(2)19歳未満で既婚の,男性教会員を指します。
メルキゼデク神権を受ける備えができるように長老見込み会員を助けることは,定員会会長会の最優先事項の一つです。