手引きと召し
9.扶助協会


「9.扶助協会」『総合手引き 抜粋』(2023年)

「9.扶助協会」『総合手引き 抜粋』

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聖文を研究する女性

9.

扶助協会

9.1

目的と組織

9.1.1

目的

預言者ジョセフ・スミスは,扶助協会の目的は,人々を救い,苦しみを和らげることであると教えています。

扶助協会のモットーは,「愛はいつまでも絶えることがない」(1コリント13:8)です。

9.1.2

扶助協会への加入

若い女性は18歳になると,扶助協会に出席し始めることができます。若い女性は,19歳までに,あるいは大学進学や伝道などのために家を出るときには,扶助協会に参加するべきです。

18歳未満の既婚女性も,扶助協会の会員です。

9.2

神の救いと昇栄の業に携わる

9.2.1

イエス・キリストの福音に従って生活する

9.2.1.2

扶助協会集会における福音学習

集会は,毎月第2と第4日曜日に開かれます。時間は50分です。扶助協会会長会がこの集会を計画します。会長会の一員が司会を務めます。

扶助協会集会では,最近の総大会から,一つまたは複数の説教で取り上げられたテーマに焦点を当てます。

9.2.1.3

活動

扶助協会会長会は活動を計画することができます。ほとんどの活動は,日曜日終日と月曜日の夕べ以外の時間帯に行います。

9.2.2

助けの必要な人々の世話をする

9.2.2.1

ミニスタリング

姉妹たちは,扶助協会会長会からミニスタリングの割り当てを受けます。詳しくは,第21章を参照してください。

9.2.2.2

短期的な必要

ミニスタリングシスターは,自分が仕える人々の必要について理解し,それを満たすように努めます。病気や出産,死,失業,その他の状況に直面している会員は,短期的な援助を必要とすることがあります。

ミニスタリングシスターは,必要に応じて,扶助協会会長会に助けを求めます。

9.2.2.3

長期的な必要と自立

扶助協会と長老定員会の会長会は,ビショップによる調整に応じて,本人の長期的な必要を満たし,自立を促すために会員を支援します。

扶助協会会長,長老定員会会長,あるいは別の指導者は,個人や家族が「自立計画」を立てられるように支援します。

9.2.2.4

ワードの会員が死亡したとき

ワードの会員が死亡した場合,扶助協会と長老定員会の会長会は,慰めと助けを与えます。また,ビショップの指導の下に,葬儀を手伝うことができます。

詳しくは,38.5.8を参照してください。

9.2.3

福音を受け入れるようすべての人を招く

扶助協会会長は,ワードにおける会員伝道活動を促進する割り当てを会長会の一員に与えます。また,割り当てを受けた長老定員会会長会の一員と協力して,こうした取り組みを相互調整します(23.5.1参照)。

9.2.4

家族を永遠に結ぶ

扶助協会会長は,ワードにおける神殿・家族歴史活動を促進する割り当てを会長会の一員に与えます。また,割り当てを受けた長老定員会会長会の一員と協力して,こうした取り組みを相互調整します(25.2.2参照)。

9.3

扶助協会の指導者

9.3.1

ビショップ

ビショップは通常,少なくとも月に一度,扶助協会会長と面談を行います。そして,ミニスタリングシスターの奉仕をはじめとした,神の救いと昇栄の業について話し合います。

9.3.2

扶助協会会長会

9.3.2.1

扶助協会会長会を召す

ビショップは,ワード扶助協会会長として奉仕する女性を召します。ユニットの規模が十分に大きい場合,ワード扶助協会会長は,自分の顧問として奉仕する一人か二人の女性をビショップに推薦します。

小さいユニットでは,若い女性会長や初等協会会長がいない場合があります。そのようなユニットの扶助協会会長は,親が青少年と子供たちのための指導を計画するのを助けることができます。

9.3.2.2

責任

扶助協会会長には,以下の責任があります。顧問は会長を補佐します。

  • ワード評議会の一員として働く。

  • 救いと昇栄の業に携わるために扶助協会の働きを導く(第1章参照)。

  • ミニスタリングシスターを組織し,姉妹たちの奉仕を監督する。

  • ビショップの指導の下に,ワードの成人会員に助言を与える。

  • ワードにいる独身と既婚のヤングアダルトの姉妹を強めるために,扶助協会の取り組みを調整する。

  • 少なくとも年に一度,扶助協会の各会員と個別に面談する。

  • 扶助協会の記録,報告,財務を監督する(LCR.ChurchofJesusChrist.org参照)。

9.3.2.3

会長会集会

扶助協会の会長会と書記は,定期的に集会を持ちます。会長が,これらの集会を司会します。アジェンダには,下記の項目を入れることができます。

  • 姉妹と家族を強める方法を計画する。

  • 伝道活動と神殿・家族歴史活動の調整を行う。

  • ワード評議会からの割り当てに対応する。

  • ミニスタリング面接から得られた情報を確認する。

  • 召しや割り当てを受けて扶助協会で奉仕する姉妹について検討する。

  • 扶助協会の集会と活動を計画する。

9.3.3

書記

扶助協会会長会は,扶助協会書記として奉仕する姉妹を推薦することができます。

9.4

扶助協会に参加する備えができるように若い女性を助ける

扶助協会会長会は,若い女性とその親,若い女性指導者と協力して,扶助協会に参加する備えができるように若い女性を支援します。

指導者はまた,若い女性と扶助協会の姉妹たちが人間関係を育む機会を継続的に提供します。ミニスタリングシスターとしてともに奉仕することは,互いのきずなを築くための貴重な方法の一つです。

9.6

その他の指針と方針

9.6.2

読み書きの能力

必要に応じて,扶助協会会長会はビショップ,長老定員会会長会,ワード評議会と協力して,会員が読み書きを学べるように助けます。

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