同性にひかれる気持ち
カミングアウト,つまり,ほかの人に言うべきでしょうか?


「カミングアウト,つまり,ほかの人に言うべきでしょうか?」『同性にひかれる気持ち:個人』(2020年)

「カミングアウト,つまり,ほかの人に言うべきでしょうか?」『同性にひかれる気持ち:個人』

カミングアウト,つまり,ほかの人に言うべきでしょうか?

考えてみましょう

同性にひかれる気持ちを内に秘めていると,恥辱感を抱いたり,心の中で自分に否定的に語り掛けてしまうようになる人々がいます。信頼できる友人に気持ちを伝えると,解放感と癒しを得ることができます。しかし,中にはもっと待ってからにすればよかったと思う人や,少なくとも気持ちを打ち明ける相手の人数を制限すればよかったと思っている人もいます。ですから,公に「カミングアウト」したり,同性愛者であることを率直に認めるようにというプレッシャーに屈してこの決断を下すべきではありません。同性にひかれる気持ちを打ち明けようと決心したら,祈りの気持ちをもってそのことを話したい相手について,また現世におけるこの経験を伝える方法について考えてください。

同性にひかれる気持ちがあることを伝えたり,同性愛者であると率直に認めようと決心するとき,あなたは家においても教会でも,思いやりと敬意のあるサポートや対応を受けるべきです。わたしたちは皆,状況を理解しながら,互いに忍耐強くある必要があります。

教会員であるわたしたちは皆,すべての兄弟姉妹のために協力的で愛にあふれた環境を作り出す責任があります。このようなサポートネットワークは,福音に従って生活するのをさらに容易にしたり,死すべき世であらゆる状況にあっても御霊を求めるのをもっと容易にします。