青少年とヤングアダルトを教える
救い主の方法で教えている教師


救い主の方法で教えている教師

「救い主の方法で教える」―ウークトドルフ長老を迎えて

日本時間2022年6月13日(山岳部夏時間は6月12日〔日〕)

チャド・ストラング:父親としての最も大切な責任の一つは,10代の子供たちに,聖文の中にある真理と教義が,自分の生活や状況と関連があることを認識できるよう教えることです。わたしにとって,とても重要な学びの機会になっています。御霊に気づき,子供の必要と結びつけるだけでなく,彼らが聖文を好きになり,教義が自分の生活に関連していることを理解できるように助けます。

ロベルタ・ルス・パバネロ〔字幕〕:ブラジルのセミナリー教師です。セミナリーを教え始めたとき,良い教師になりたい,教える事柄をすべて生徒に学んでほしいと思っていました。そこで,講義,ビデオ,ゲームなど,様々な教え方について考えました。あるとき,一人の生徒が「御霊を感じられますように」という開会の祈りをささげました。よく聞く言葉ですよね。でも,その祈りを聞いてわたしの心が変わり,「生徒が必要としているのはこれだ。御霊を感じるためにここにいるんだ」と思いました。

タイラー・ハリス:わたしは初等協会の教師です。大きなクラスを担当しています。特別な必要を抱えている子供が何人かいて,幸いにも初等協会会長からすばらしい訓練を受けました。すべての子供が同じ方法で学ぶわけではないこと,またスキンシップが好きで常に何かを持ったり行ったりする必要のある子供がいることを学びました。目から学ぶ必要のある子供もいます。クラスを担当する3人の兄弟でこのことについて祈り,取っ組み合いのけんかをしたり,窓から出て行ったりするだけの子供たちが,どうすれば救い主ついて学び,レッスンに積極的に参加するのを助けられるかを考えるように心がけています。そして,この子供たちと一緒に,興味を引くレッスンを行うことができました。

カイオン・コンスタンティーノ 〔字幕〕:わたしはブラジルのインスティテュート教師です。ある日,パンデミックのさなかに,オンラインでインスティテュートのクラスを開きました。みんなを招待しましたが,一人の生徒しか参加しませんでした。その生徒は新会員だったため,多くの疑問を持っていました。その日,御霊のささやきのおかげで,彼の質問の多くを解決することができました。今,彼は伝道に出る準備をしています。

シナ・コザ:最近,自分の人生の暗闇,つまり悲しみを感じていた時期について話す割り当てを受けました。そして,この話をするに当たって,救い主の模範に心を向けました。救い主が経験された多くの悲しみと,それにどのように対処されたかを思い返しました。主と,主がこのような個人的な状況にどのように対処されるかに目を向けると,自分の経験はすべて自分のためなのだと気づきました。そして,どのような経験をしていても,それはすべてわたしたちを完全に愛しておられる天のお父様からの祝福なのだと気づきました。

ロリ・ニューボールド:レッスンの中で,もっと例はないかと生徒に尋ねました。教義について話すときにつながりが理解できたので,若い女性にも関連性を見つけるように言いました。例えば,ある若い女性に「聖餐のどこに救い主を見出せますか」と尋ねました。聖餐について話し合っていると,その姉妹が,「聖餐の台は主の体なんだ!」とひらめいたんです!彼女は17歳でしたが,それまで救い主と聖餐を関連づけたことがありませんでした。おかげで,わたしは自分をそのように備え,自然と主をもっと見出せるようになり,それが外にもあふれ出るようになりました。

パンドゥ・プラセトヨ:伝道中,いつでも御霊の霊的な促しに耳を傾けられるよう備える方法を学びました。御霊の声に耳を傾けようと努力することで,より求道者を理解し,さらに御霊に従って教えることができました。

タニア・ M・ディアズ・デ・レシオ 〔字幕〕:

ミニスタリングシスターとして,担当先の姉妹一人一人のために祈るときに,姉妹たちへの愛をもっと感じることができます。また,救い主の愛も感じることができます。

アレックス・ムノス〔字幕〕:いつもイエス・キリストに焦点を当てようと努めています。イエス・キリストとその象徴,そして聖典に記されている,主を表す影に焦点を当てようと努力するとき,生徒は聖文の中にイエス・キリストを探し,それが自分の生活にどのような影響を及ぼすかに気がつきます。

ヌリア・ムノス:『わたしに従ってきなさい』の学習に積極的に参加する年上の娘が2人いますが,3番目の娘は少し内気で,あまり発言していませんでした。ある週に,話し合ったことを彼女が絵に描いているのを見て,それが彼女が貢献できると感じられるすばらしい方法だと思いました。そこで,その絵を家族に見せるよう勧めると,娘は毎週,話し合ったすべてのことについて新しい絵を描いてくれました。それから,それらの絵と一緒に証を分かち合い,それを書き留めるようになりました。娘が,自分が大切にされていて,話し合っている事柄に貢献できたと感じることができた,すばらしい方法でした。おかげで,家族みんなの証も強まりました。

パオラ・セガストメ・デ・オレラーナ〔字幕〕:救い主は,すべての生徒を愛するように教えられました。ですから,わたしは彼らの得意なことや,教会外の活動に関心をもっています。また,彼らの誕生日に関心を向け,名前をよく覚え,特別な人として彼らと話すのも好きです。天の御父の特別な子供として,生徒たちのことを気にかけています。だれかがクラスに来なければ,その人を自分で探しますし,一人一人を心にかけています。

ウッドリー・ラフォー::ビショップとしてよく青少年に働きかけます。彼らを助ける最善の方法は,イエス・キリストに焦点を当てることです。そのために,青少年用の成長プログラムを活用しています。セミナリーに出席していない若い男性が一人いました。彼がイエスのようになる必要性を理解できるよう助けることが良いと思ったので,個人の成長に関する活動を計画しました。その活動をしてから,彼は定期的にセミナリーに出席しています。青少年に霊的にも物質的にも成長してほしいと望むなら,彼らがイエスのようになることに目を向けられるよう助けるといいのだと分かりました。

エドウィン・ラミレス・ガズマン〔字幕〕:こんにちは。初等協会で子供を教えています。わたしはグアテマラ出身です。子供たちは皆異なりますし,中には非常に活発な子もいます。

イエス・キリストは,一人一人に合った方法で教えたいと望んでおられると感じます。あるとき,子供の一人がとても落ち着かないことがありました。とても元気な男の子で,彼にクラスのアシスタントになってもらいました。そのエネルギーを生かしてほかの子供たちを教えてもらったのです。イエス・キリストは一人一人に関心を寄せ,わたしたちが学べるように,特別な方法で教えてくださいます。イエス・キリストと天の御父は一人一人を愛しておられます。主の福音を分かち合うときにそう感じることができます。

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