2017年ディボーショナル
預言者,指導力,神の律法


29:25

預言者,指導力,神の律法

ラッセル・M・ネルソン会長との夕べ

ヤングアダルトのためのワールドワイド・ディボーショナル,2017年1月8日,ブリガム・ヤング大学

愛する兄弟姉妹,大管長会と十二使徒定員会からごあいさつ申し上げます。わたしたちは皆さんを愛しています。今夜この場に集い,霊的な教えを受けるために心と思いを備えてくださり,感謝します。1

2016年1月にワールドワイド・ディボーショナルでお話ししてから,わたしは日本やフィリピン,中国,カナダ,イギリス,ウェールズ,ドイツ,イタリア,スペイン,そして合衆国内各地を回り,皆さんの多くと会って来ました。

昨年9月,M・ラッセル・バラード長老や教会の他の指導者とともに,洪水に見舞われたルイジアナ州バトンルージュの被災者に会いに行き,忘れられない経験をしました。日曜日,わたしたちはそれぞれ大きな聖餐会を4回開きました。1回は被災者のため,そして3回は様々な州から片付けを手伝いに来たボランティアのためでした。この写真から,トレードマークのモルモンヘルピングハンズのTシャツを着た数百人が集った安息日の集会の様子が分かると思います。

見知らぬ隣人を助けるため,遠方から真夏の蒸し暑いルイジアナにやって来て,安息日に主を礼拝するため手を休めた若い男女の幸せそうな顔を見てください。大部分は皆さんと同世代でした。意欲的なすばらしい人々を眺めながら,わたしはある思いに圧倒されそうになりました。その思いとは,目の前にいる男性,女性たちが,近い将来,教会の指導者となるということでした。

ですから,今夜は,世界中で集っている皆さんを想像しながら,この思いに焦点を当てて話したいと思います。皆さんは確かに主の教会の未来の指導者です。指導者として舵を取る準備はできていますか。

1年前,わたしは皆さんに,本来なるべき本物のミレニアル世代として立ち上がるようにチャレンジしました。皆さんには,地の隅々から選民を集め,救い主の福千年のために世を備えるという責任があります。それを選んだすべての人がイエス・キリストの福音と福音の祝福をすべて享受できるようにするためです。今夜は皆さんがその務めに備える方法について話したいと思います。

まず,結婚と家族に集中してください。先ほど「ウェンディーおばさん」が愛と結婚に関する4つの真理について話したときに受けた印象を実行に移してください。

皆さんは,道徳の無秩序と様々な罪に取り巻かれている現代社会の中から選民を集めるという責任を主から受けています。それは,決して簡単ではありません。ルシフェルと手下たちはあらゆるテクノロジーや通信手段を利用して,人生や幸福の真の源について偽りを広めています。したがって,皆さんが地上で行うべき務めを行うには,皆さんの世代が発揮できる最高の指導力が求められます。

幸い,わたしたちにはすばらしい手本があります。世の人々はナポレオン,ジャンヌ・ダルク,ジョージ・ワシントン,マハトマ・ガンジー,マザー・テレサなど,著名な指導者の手腕に目を向けるかもしれませんが,地上における最も優れた指導者は神の預言者だとわたしは思います。

今日まで,16人の男性が,この神権時代,すなわち地上の歴史の最高潮を飾るこの神権時代に,回復された主の教会の大管長として主に選ばれてきました。これら16人のうち,わたしは10人を個人的に知っています。(わたしがいかに高齢であるか分かります。緑のバナナを買って黄色く熟すのを待つ時間さえないほどなのです。)

もし皆さんが本物のミレニアル世代として立ち上がりたいと本気で思うなら,これら16人の神の預言者の生涯と教えについて学ぶようお勧めします。2学ぶことで皆さんの人生が変わります。わたしが彼らから学んだ指導の原則を幾つか紹介しましょう。

第10代大管長のジョセフ・フィールディング・スミス大管長の家は,わたしが子供時代に住んでいた家の数軒先にありました。スミス大管長の末の2人の息子は,わたしの幼友達で,よく家に招いてくれました。

1971年にわたしが中央幹部に召されたとき,スミス大管長が教会の大管長でした。亡くなった妻のダンツェルとわたしはその年の後半,イギリスのマンチェスターで開かれた最初の地区大会で大管長に同行しました。そのときわたしは,大会に先立って中央幹部の報告を聞いていたスミス大管長から,効果的な指導力とは何かを力強く教えられました。

全員の報告を聞き終わったスミス大管長は,尊大な態度で指示を出そうとはしませんでした。彼は大管長らしい威厳をもって立ち,94歳になる自分の知恵を提供すると同時に,兄弟たちを愛し,彼らを心から助けたいと思っていることを伝えたのです。人々に愛を示し,彼らを信頼する大管長のすばらしい指導力に,わたしは感動しました。地区大会の後,わたしたちが大管長のすばらしいメッセージに賛辞を述べると,彼は簡潔にこう答えました。「ここに来たのは成功するためですから。」3

スミス大管長は,御業を推し進めるために全力を尽くすときに,主がその集会の成り行きを導いてくださると信じていました。信仰と祈り,学習,努力こそ,勝利の方程式です。スミス大管長が成功するためにイギリスに行ったように,御父が皆さんを最後の神権時代に地上に送り込まれたのも,失敗するためではなく,成功するため,かつその中で喜びを見いだすためなのです。

第二次世界大戦後の1945年12月,エズラ・タフト・ベンソン大管長が十二使徒定員会に入ってわずか2年後のことです。ジョージ・アルバート・スミス大管長は当時のベンソン長老を,ヨーロッパ伝道部を管理するように召しました。現地の状況は深刻でした。戦争により生活が一変した会員たちに愛の手を差し伸べるため,ベンソン長老は10か月をかけてドイツ,ポーランド,チェコスロバキア,スカンジナビアを巡回し,苦しむ聖徒たちに食料や衣類,寝具を配りました。4ベンソン長老は乗り越えられそうもない困難に何度も直面しました。それでも,「主の力により障害を乗り越えることができるという揺るぎない信仰」を何度も示しました。5

40年後の1985年11月,教会の大管長に聖任されたばかりのベンソン大管長は,若手の十二使徒だったわたしに,東ヨーロッパの国々の門戸を開く割り当てをくれました。当時,東欧諸国は共産主義の圧力を受けていました。

わたしはそのような難しい割り当てを行うのに準備不足だと感じましたが,ベンソン大管長自身,先駆者として困難な道を切り開いてきた人です。大管長のように突き進まずにいられるでしょうか。大管長の模範に倣ってわたしは祈り,全力を尽くし,そして主の助けの手による奇跡を目の当たりにしました。6

目の前の壁の大きさに圧倒されたときには,ベンソン大管長から多くを学べます。彼は8年の間,使徒を務めながら,ドワイト・D・アイゼンハワー大統領の下で農務長官として働きました。

どうやって両方果たしたのでしょうか。本人の言葉はこうです。「全力で働き,自分ができるあらゆることをします。足りない部分は主に補っていただきます。」7まさに人生の指針となる言葉です。

ゴードン・B・ヒンクレー大管長は精力的な指導者で,教会運営について特別な訓練を積み重ねていました。第15代大管長として奉仕する前,3人の大管長の顧問でした。若い頃,イギリスでの伝道を終えて帰還した後,教会の職員として大管長会や十二使徒の指示の下で働きました。難しい問題を解決するよう頼まれることが何度もありました。例えば,デビッド・O・マッケイ大管長はヒンクレー兄弟に,教会の発展に伴う翻訳の必要を満たすために,エンダウメントの儀式を映像化する方法を模索する割り当てを与えました。

ヒンクレー大管長はコミュニケーション能力に優れた人でした。熟練したジャーナリストから世界的指導者まで,どんな相手にも臆することなく福音について語りました。わたしは,ヒンクレー大管長がソ連のミハイル・ゴルバチョフ元大統領の心を和らげたときの様子をこの目で見ました。当初,大統領はヒンクレー大管長の執務室で会うことを拒み,自分が宿泊するホテルの部屋での会見を主張していました。ところが,実際に教会本部で会ったとき,ヒンクレー大管長が大管長会会議室の壁が美しいチェルケス産のくるみ板でできていることを紹介し,それがどこから来たものであるかを伝えると,大統領は驚きました。その木材はまさにロシアにある大統領の出身地から来たものだったのです。8大統領の心はすぐに和みました。

ヒンクレー大管長はいつも楽観的でした。それは主を完全に信じる信仰があったからです。大管長を務めた13年近くの間に,教会を驚くべき革新の時代へと導きました。その功績には,小規模神殿の導入,カンファレンスセンターの建設,79の新しい神殿の発表,そして当時稼働していた124の神殿のうち95の奉献や再奉献が含まれます。ヒンクレー大管長のビジョン,そしてそのビジョンを実現するために自分に課した努力に,限界がありませんでした。

ヒンクレー大管長は教会歴史の第一人者であり,聖見者でもあったので,将来について宣言することを恐れませんでした。彼はこう言いました。「〔キリスト〕の大義は威厳と力をもって進み続け,やがて地を満たすことでしょう。福音を宣べ伝える業に対して今は閉ざされている扉が,やがて開かれることでしょう。現在,福音を宣べ伝える業に閉ざされている扉も,必ず開けられるはずです。全能の神は,必要とあらば,国々を震え上がらせて謙虚にさせ,生ける神の僕たちの声に耳を傾けさせることもおできになるのです。いずれにせよ,起こらなければならないことは,間違いなく起こります。」9

今,地上における主の生ける預言者はトーマス・S・モンソン大管長です。わたしたちは大管長を愛し,支持し,彼のために祈っており,実に多くのことを彼から学んできました。考えてみてください。大管長は22歳でビショップに召され,そのワードには夫に先立たれた姉妹が約80人いました。そして,若干36歳で使徒に召されました。モンソン大管長は次のモットーを掲げて生きてきました。「もし主に何か必要なことがあれば,トム・モンソンに頼めるということを主に知っていただきたいのです。」10

大管長は,個人に手を差し伸べ,救助することの手本を示しました。人の世話をすることが時間や集会,予定の管理よりも大事であることを,身をもって教えてくれました。

生涯にわたり,モンソン大管長は長時間仕事をした後に回り道をして家に帰ることがよくありました。病院に立ち寄り,苦しんでいる人を慰めた日もあれば,特定の家に立ち寄るよう導かれる日もありました。大管長が突然ドアをノックした家では,応対した人が涙ぐみながらこう言うこともありました。「どうして娘の命日だと知っていたのですか。」「どうして今日わたしの誕生日だと分かったのですか。」

モンソン大管長は生涯にわたり,神の預言者が類まれな指導者として持っている2つの基本的な資質を一貫して示してきました。一つ目の資質は,第一と第二の偉大な戒めである,誠心誠意神を愛し,神の子供である隣人を自分と同じように愛することです。二つ目は,どの預言者も知っていることですが,啓示を受ける方法と,それを受けたときには迅速に実行することです。トーマス・S・モンソン大管長は義にかなった指導者とはどういうものか体現しているのです。

神の預言者は多くの共通の特質を持っています。一つは,どの預言者も神の律法の重要性を理解しています。神の律法の知識と効果的で義にかなった指導力には密接な関連があります。神の律法について知れば知るほど――そしてさらに重要なことに,実践すればするほど――あなたの義にかなった指導は,いっそう効果的になります。

わたしが若い医学生だったころ,人間の体について熱心に学んだことにより,神が生きておられると確信しました。肉体が神の創造物であると知るにつれ,肉体の機能を治める神の律法にますます興味を抱きました。詳しい研究を通して,わたしは後に心臓の脈を働かせる法則を学びました。さらに,繊細な手術による修復を行うため,脈打つ心臓を安全な状態で一時的に停止させることができると分かりました。これは,心臓に送られる血液中のナトリウムとカリウムの含有率を変えることでできます。そして,通常のナトリウム/カリウム含有率の血液を使って心臓に栄養が送り込まれると,心臓は再びいつもどおり脈打つのです。これらの発見は,予測可能で,確実であり,再現可能であると証明されました。

最近,ある医学部の授業でこのことを説明する機会がありました。その場にいた,知識豊富な教授が「もしうまくいかなかったらどうしますか」と尋ねてきました。わたしは,「いつもうまくいきます。神の律法に従っているからです」と答えました。

神の律法は反論や反ばくの余地がなく,否定することも異議を唱えることもできません。そして,神の律法に従うと,それに伴う祝福を必ず受けます。祝福は常にそれが基づく律法に従うことによるのです。11

実存主義者は自分の解釈を加え,相対主義者は狭窄された目で見た現実を正当化し,真理はただの主観的体験にすぎないと言うかもしれません。しかし,律法は律法であり,神の真理は真実です。神が義とされること義で,否とされること否なのです。

だからこそ,皆さんが神の律法を知っていることが肝要なのです。この宇宙や他の無数の宇宙は神の律法によって支配されています。神の律法を損なうと,それに伴う結果がもたらされます。神の律法を犯す人に,わたしたちの心は痛みますが,その人は罰を受けなければなりません。神の律法には従わなければならないのです。

わたしはスペンサー・W・キンボール大管長の手術を行うときにこれを学びました。内蔵されたペースメーカーが突然作動しなくなったとき,大管長は再びわたしに助けを求めました。しかし,初めに大管長は,神権の祝福をするようわたしに頼み,祝福の中で壊れたペースメーカーが直ると約束されると,わたしに次のように言いました。「今度は,約束を実現するために,必要なことをすべて行ってください。」

手術を始めると,ペースメーカーから心臓に電気を送るワイヤーの絶縁体に破損があるのを発見しました。壊れたワイヤーを交換すると,ペースメーカーはすぐに作動し,キンボール大管長の心臓は正常に動き出しました。神の預言者であろうとも,電気の伝達にかかわる律法を無視することができなかったのです。

キンボール大管長は確かに神の預言者でした。様々な病気を患いながらも,啓示を求めて熱心かつ洞察力にあふれた学習を行う彼の姿を身近で見て,わたしは大管長から多くを学びました。大管長を愛する気持ちは無限大です。

世は不安にあふれていますが,皆さんは真実と偽りについて不安を抱える必要はありません。不安とは不完全な情報,未知の情報から生まれます。使徒として皆さんに強くお勧めします。決して変わることのない神の律法を学んでください。研究と信仰により学んでください。つまり,何よりも「神の口から出る一つ一つの言葉に従って生き」12てください。

神の律法と,サタンの巧妙な偽りを含む人間の哲学を識別できるように祈ってください。長年の時を経て,ルシフェルは欺瞞の腕を磨いてきました。心を混乱させ,事実を曲げ,人を欺き,誤った道へ進ませることに長けています。絶対にサタンの巧みな罠を避けてください。

サタンが仕掛ける罠は,皆さんをみじめにし,霊的にとりことして,死をもたらすだけです。13これはいつでも真実です。ルシフェルの罠に屈したときの結果は,悲しいことに,予測可能で,確実で,再現可能で,悲しむべきものなのです。

逆に,神の戒めを守り,その律法に従って生きるなら,皆さんは,いっそう大きな自由を得るでしょう。この自由により,神から受けた徳質を知り,個人的に繁栄することができます。罪の束縛から解放され,自分らしく生き,効果的で義にかなった指導者となることができます。皆さんが必要とされるあらゆる場面で教えと模範によって導く準備ができます。幸いなことに,神の戒めを守ることから来る祝福もまた,予測可能であり,確実で,再現可能なのです。

主の回復された教会の会員として,わたしたちは主イエス・キリストが究極の教師であられることを知っています。本物のミレニアル世代として,皆さんはイエス・キリストの真の弟子となるために生まれました。実のところ,本物のミレニアル世代となる唯一の方法は,主の真の弟子となることです。

より良い弟子となるにはどうすればよいでしょうか。助けになることをお勧めします。皆さんが受け入れてくだされば,課題のようなものです。今晩から,毎週少しの時間を取って,旧約聖書にあるイエスの言葉と行いをすべて学んでください。イエスは旧約聖書のエホバです。また,新約聖書にある主の律法を学んでください。イエスはキリストだからです。モルモン書にある主の教えを学んでください。主の使命と教導の業について最も明らかに述べられている聖典は,ほかにありません。そして,教義と聖約にある主の言葉を学んでください。この神権時代においても主は民を教え続けておられるからです。

大きな課題に思えるかもしれませんが,ぜひ引き受けるようお勧めします。イエス・キリストに関するあらゆることを学ぶなら,主と神の律法に対する愛が想像をはるかに超えて増すことを約束します。また,罪を避ける力と戒めを守りたいという思いも増すことを約束します。イエス・キリストの弟子をあざける人々の娯楽としがらみから遠ざかる力も増します。学習の助けとして,『聖句ガイド』の「イエス・キリスト」の項の参照聖句を見てください。14

主の様々な称号や呼び名が皆さんにとって個人的にどのような意味を持つか理解できるよう,祈り,熱心に求めてください。そうすることでイエス・キリストがどのような御方であられるかを学んでください。例えば,キリストは皆さんと御父の間の仲介人であり,皆さんの味方です。皆さんのようになることを選ぶ皆さんを弁護し,皆さんのために代弁者となってくださいます。15

主が生ける預言者や使徒を通して教え続けておられる言葉をすべて学ぶことにより主を知ってください。『家族―世界への宣言』や『生けるキリスト』を学んでください。どちらも啓示によって書かれたものです。インターネット上に載せたり毎日見えるところに掲げてください。

啓示されたこれらの言葉は,真の末日聖徒ならだれでも信じていることです。これらの真理が神の律法であるという確信を得るために祈ってください。自分の言葉で真理をはっきりと述べられるようになってください。練習してください。そして,信じていることを述べる機会を求めて祈ってください。そうするとき,皆さんはよりいっそう周囲を導き,義にかなった影響を及ぼすことができるようになります。

いつの日か,皆さんは救い主の前に立ちます。聖なる主の前にいることに圧倒され,涙することでしょう。皆さんの罪の代価を支払い,ほかの人への不親切を赦し,現世の生涯で味わった痛みや不義から癒してくださった主に,感謝の言葉を見つけるのに苦労するでしょう。

不可能を可能にできるように皆さんを強め,弱さを強さに変え,主と家族とともに永遠に住めるようにしてくださったことを主に感謝するでしょう。主の身分,贖罪,徳質は皆さんにとって個人的で現実のものとなります。

でも,主に会うまで待つ必要はありません。今,主の真の弟子となることを選んでください。主を愛し,主のように仕え,導きたいと心から願う人になってください。16

わたしたちは主の民です。すべての国民,部族,国語の民,民族に福音を携えて行く聖約を交わしています。義にかなった指導者となるために意識的に努力するとき,わたしたちは心を合わせて,「神のみ業に進みて」と歌うことができます。17

わたしは神の使徒の一人としてその鍵を行使し,皆さん一人一人に祝福を残します。神の律法を学び,それを守って生活するよう祝福します。言葉でも行いでも,イエス・キリストの真の弟子として良い模範となり,罪を犯さず,人々が皆さんの放つ善良さと光に引かれるように,そしてその根源を知りたい,感じたいと思うように祝福します。学業や職業において成功するように祝福します。徳高い伴侶を求め,その人を大事にすることができるよう祝福します。そして,家族や地域,国や教会において義にかなった指導者となれるよう,一人一人を祝福します。

皆さんを祝福し,神が生きておられることを証します。イエスはキリストであられ,これは主の教会です。イエス・キリストの聖なる御名により,アーメン。

  1. 使徒17:11アルマ32:6参照

  2. LDS.org参照。福音ライブラリー・アプリにも学習に役立つリソースが多数あります。

  3. スペンサー・J・コンディー,Russell M. Nelson: Father, Surgeon, Apostle(2003年),165参照

  4. シェリー・L・デュー,Ezra Taft Benson: A Biography(1987年),197-227参照

  5. ハロルド・B・リーからエズラ・タフト・ベンソンに宛てた書簡。デュー,Ezra Taft Benson,224で引用

  6. 2ニーファイ27:20-21参照

  7. エズラ・タフト・ベンソンの言葉。デュー,Ezra Taft Benson,viiiで引用

  8. コンディ―, Russell M. Nelson,279参照

  9. ゴードン・B・ヒンクレー「将来に目を向けて」『聖徒の道』 1998年1月号,76

  10. トーマス・S・モンソン大管長との個人的な会話

  11. 教義と聖約130:20-21参照

  12. 教義と聖約84:44

  13. 2ニーファイ2:27参照

  14. 『聖句ガイド』「イエス・キリスト」の項参照(英語)。項目名の下に書かれている本文に加え,主について57の小見出しがある。英語以外の聖典については,『聖句ガイド』を使う。このリソースをあなたの主要な学習課程にするとよいでしょう。

  15. 3ニーファイ27:27参照

  16. アビナダイは,自分を捕らえた不義の人々にこう警告した。「あなたがたは心を注いで理解しようとしてこなかった。」(モーサヤ12:27)皆さんの世代で異なる意見を持つ人々に同じ傾向があるかもしれない。

  17. 「神のみ業に進みて」『賛美歌』149番