神よ,また逢うまで
わたしたちがこの2日間のメッセージを心に留め,生活に取り入れるなら,祝福を得られるでしょう。
愛する兄弟姉妹の皆さん,霊感に満ちた総大会が終わりに近づいています。わたし個人も,霊的に養われ,高められました。皆さんも今大会から特別な御霊を感じたことでしょう。
様々な形で参加してくださったすべての人々に心からの感謝をお伝えします。福音の真理がすばらしい方法で説かれ,改めて強調されました。わたしたちがこの2日間のメッセージを心に留め,生活に取り入れるなら,祝福が得られるでしょう。
通常どおり,今大会の説教は『エンサイン』(Ensign)と『リアホナ』の翌月号で読めるようになります。各説教をよく読み,そこに含まれるメッセージについて深く考えるようお勧めします。これまでわたし自身の生活でも,これらの霊感に満ちた説教を深く研究するときに,そこからいっそう多くのものを得てきました。
今大会は,これまでで最も広い範囲に放送され,大陸と大洋を越えて世界中の人々のもとに届けられました。わたしたちは多くの皆さんから遠く隔たった場所にいますが,皆さんの霊を感じています。わたしたちの愛と感謝を送ります。
今大会で解任となった中央幹部の兄弟たちの長年にわたる献身的な奉仕に対し,会員を代表して心からの感謝をお伝えします。皆さんの主の業への貢献によって,数え切れないほど大勢の人々が祝福を受けてきました。
兄弟姉妹,わたしは最近,85回目の誕生日を祝いました。主がわたしに授けてくださる1年1年に感謝しています。自分の人生の経験について振り返るとき,主の多くの祝福に対する感謝の気持ちがわいてきます。今朝わたしが話の中で触れたように,主とすべての皆さんに熱心に仕えようと努力するときに,わたしの働きを導く主の御手を感じてきました。
大管長の職は,多くの働きを求められます。二人の信仰深い顧問にどれほど感謝していることでしょう。彼らはわたしの傍らで働き,大管長会が対処するべき諸事に対して常に率先して卓越した支援をしてくれます。十二使徒定員会を構成する気高い人々にも感謝をお伝えします。彼らは,霊感に満ちた支援を提供してくれる七十人定員会会員とともに,主の大義にうむことなく取り組んでいます。
またわたしは,世界各地のワードや支部,ステークや地方部で働いてくださる兄弟姉妹の皆さんをたたえます。依頼に応じて,召しを喜んで果たすとき,皆さんは地上に神の王国を建設する助けをしているのです。
わたしたちが互いを見守り,助けが必要なときに助け合うことができますように。愛と親切の模範を示された救い主に倣って,人を批判したり裁いたりせず,寛容でありましょう。そのような気持ちで,互いに進んで仕え合うことができますように。周りの人々の必要が分かるよう,霊感を求めて祈ることができますように。そして,出て行って,助けの手を差し伸べることができますように。
勇気を出して,自分の人生を生きましょう。わたしたちは危険が増す時代に生きていますが,主はわたしたちを愛し,心にかけてくださっています。正しいことをしているかぎり,主は常にわたしたちに味方してくださいます。助けが必要なときは助けてくださいます。困難は訪れるものであり,予期せぬ問題や避けられぬ問題も生じるものです。それらを免れる人は一人もいません。現世の目的は,学び成長して,御父のようになることです。そして,教訓には痛みが伴うかもしれませんが,わたしたちが最も学ぶのは,往々にして困難に直面しているときなのです。イエス・キリストの教えに従うとき,わたしたちの人生は喜びで満たされます。
主はこう教えておられます。「勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている。」1このことを心に留めていれば,すばらしい幸福がもたらされます。主はわたしたちのために生き,わたしたちのために亡くなられました。わたしたちの罪の代価を支払ってくださいました。わたしたちが,主の模範に倣うことができますように。主の犠牲を受け入れ,主のみもとに帰っていつの日か主とともに住むにふさわしい生活をすることによって,わたしたちの心からの感謝を主にお伝えすることができますように。
以前の大会でもお話ししましたが,わたしのために皆さんが祈ってくださっていることに感謝します。わたしは皆さんの祈りを必要とし,その祈りを感じています。中央幹部としてわたしたちも,すべての皆さんのことを覚え,天の御父の選りすぐりの祝福が皆さんのうえに注がれるよう祈っています。
さて,愛する兄弟姉妹,6か月後にまた総大会を開きます。また逢う日まで,神が皆さんとともにおられますように。わたしたちの救い主,贖い主である,主イエス・キリストの御名によって,アーメン。