2010–2019
大会へようこそ
2012年10月


7:19

大会へようこそ

メッセージに注意深く耳を傾けて,主の御霊を感じ,主がわたしたちに与えたいと思っておられる知識を得ることができますように。

わたしが見るかぎり,すべての席が埋まっています。いや,後方の席が少し空いています。改善の余地があります。これは 交通渋滞で少し遅れる人に対する思いやりですね。到着したときに席があるようにするためです。

今日はすばらしい日,大会の日です。美しい合唱団のすばらしい歌を聴きました。合唱団の歌を聴いたり,オルガンの演奏を聴いたり,ピアノの演奏を聴いたりする度に,わたしは母のことを思い出します。母からこう言われました。「あなたが褒められたすべてのこと,あなたが得たすべての学位,あなたが働いてきたすべてのことが,わたしは大好き。ただ一つ残念なのは,あなたがピアノを続けなかったことよ。」ありがとう,お母さん。続ければよかったです。

兄弟姉妹の皆さんを末日聖徒 イエス・キリスト教会の第182回半期総大会にお迎えできることは,すばらしいことです。

6か月前に皆さんとお会いして以来,3つの新しい神殿が奉献され,1つの神殿が再奉献されました。5月に,わたしは美しいミズーリ州カンザスシティー神殿を奉献し,それに伴う文化の祭典に出席する特権にあずかりました。その祭典については,明朝のわたしの話の中でもっと詳しくお伝えします。

6月に,ディーター・F・ウークトドルフ管長がブラジル・マナウスで待望の神殿を奉献し,9月の初めに,ヘンリー・B・アイリング管長がアルゼンチン・ブエノスアイレスで新たに改装された神殿を再奉献しました。およそ27年前にわたしが奉献する特権を頂いた神殿です。ちょうど2週間前には,ボイド・K・パッカー会長が,生まれ育った故郷で,美しいブリガムシティー神殿を奉献しました。

前に述べたように,教会が建てる施設で神殿ほど重要なものはありません。全世界で139の神殿が運営されており,ほかにも発表された,あるいは建設中の神殿が27あることは喜ばしいことです。わたしたちはこれらの神聖な建物とそれがわたしたちの生活にもたらす祝福に感謝しています。

今朝,新たに二つの神殿が次の場所に建設されることを,喜びをもって発表させていただきます。それは,アリゾナ州トゥーソンとペルーのアレキパです。これらの神殿の詳しい情報に関しては,今後,必要な許可と承認が得られてからお伝えします。

兄弟姉妹,ここでもう一つお伝えすることがあります。宣教師としての奉仕についてです。

しばらくの間,大管長会と十二使徒定員会は,特定の国々の若い男性については,彼らがふさわしく,有能で,高校を卒業していて,心から伝道を望む意思を表明している場合に限り,18歳で伝道に出ることを許可してきました。これはその国に対する特別な方針であり,これによって何千人もの若い男性が宣教師として立派に奉仕し,また必要な軍務を果たし,教育の機会にあずかることができました。

これまでの実績によれば,これらの18歳の宣教師の働きはすばらしいものでした。彼らの伝道部会長は,彼らが従順で信仰深く,成熟していて,同じ伝道部で働く,ほかの年上の宣教師と同様に有能であると報告しています。彼らの忠実さ,従順,成熟度を考えるとき,わたしたちは,もっと早い時期から宣教師として奉仕するという同様の選択肢を,その出身国にかかわらず,すべての若い男性にも与えたいと願うようになりました。

そこで,喜ばしい発表ですが,今後直ちに,すべてのふさわしく有能で,高校卒業かそれと同等の資格のある若い男性は,どこに住んでいるかにかかわらず,これまでの19歳に代わって18歳から宣教師としての奉仕の推薦を受けられるようになります。わたしは,すべての若い男性がこの早い年齢で伝道に出るようになるとか,出るべきであると提案しているわけではありません。むしろ,個人の状況と神権指導者の判断に基づいて,この選択肢が可能になった,とお考えください。

若い男性が宣教師として奉仕を始めることのできる年齢について,祈りを込めて深く考えていたとき,若い女性が奉仕できる年齢についても考慮しました。そして本日,伝道に出たいと望む,有能でふさわしい若い女性は,これまでの21歳に代わって19歳から宣教師としての奉仕の推薦を受けられることを,ここに喜んで発表いたします。

わたしたちは,伝道活動は神権の務めであることを改めて明言するとともに,ふさわしく,また肉体的にも精神的にも能力のあるすべての若い男性に,奉仕の召しにこたえるようお勧めします。多くの若い女性も伝道に出ますが,若い女性は,若い男性の場合のように伝道に出ることが義務というわけではありません。しかしながら,わたしたちは,教会の若い姉妹たちが宣教師として価値ある貢献をすると確信しており,彼女たちの奉仕を歓迎いたします。

わたしたちは引き続きもっと大勢の年配の夫婦を必要としています。事情が許し,退職することができ,健康上可能なら,専任宣教師として奉仕する準備をするようにお勧めします。夫婦が一緒に御父の子供たちに仕えるとき,二人はともにもっと大きな喜びを得られるでしょう。

さて,兄弟姉妹の皆さん,これからの2日間に伝えられるメッセージに注意深く耳を傾けて,主の御霊を感じ,主がわたしたちに与えたいと思っておられる知識を得ることができますように。そのことがかないますよう,イエス・キリストの御名により祈ります,アーメン。