「1ニーファイ16-18章:リアホナ:荒れ野の導き手」『モルモン書 教師用手引き』(2024)
「1ニーファイ16-18章:リアホナ:荒れ野の導き手」『モルモン書 教師用手引き』
1ニーファイ16-18章
リアホナ:荒れ野の導き手
これまで人生で何を行い,何に集中すべきか,戸惑い,困惑したことはありませんか。もし,あなたに主が与えようとされている方向がもっと認識できたら,人生はどのように変わるでしょうか。リーハイの家族がエルサレムを出発して間もなく,主はリアホナを通じて,より多くの導きをリーハイ家族に与えられました。この課は,人生において主の導きを認識して,それに従うのに役立ちます。
荒れ野の導き手
これらの画像は,リーハイが家族を連れてエルサレムを去ってから間もなく与えられた奇跡的な道具です。よく観察してください。
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あなたは,これらの画像にある物についてどのようなことを知っていますか (1ニーファイ16:10参照)。
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これは何のためのものでしたか。
荒れ野に出てさらに旅をするよう主から指示された後,リーハイが目を覚ますと,主が与えてくださった奇跡的な道具を見つけました。このリアホナは「真鍮製の球。羅針盤のように方角を示す2本の指針が付いていた。また,リーハイとその一行が義にかなっていたときには,彼らに霊的な指示も与えた。」(『聖句ガイド』「リアホナ」の項,scriptures.ChurchofJesusChrist.org)
ある朝目を覚ますと,一日中あなたを導いてくれるリアホナのような道具がドアのそばに置いてあったとしたら,どうだろうかと想像してみてください。
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もし,リアホナのように導いてくれるものを持っていたら,あなたの生活はどのように変わるでしょうか。
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現在あなたが直面している状況の中で,特に導きを授かり,指針を示してもらいたいことは何ですか。
十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老は,リアホナがどのように働いたかをよりよく理解するよう求めるべき理由の一つを,次のように説明しています。「予型および影」という語句は,何かを表す物,出来事,状況,人を指すことに留意します。
「モルモン書にはリアホナ,すなわちリーハイと家族が荒れ野を旅したときに使った指示器または羅針盤についての記述がありますが,これはわたしたちの時代のための予型および影として,またきわめて重要な教訓として,特に記録に含まれました。この教訓のおかげで聖霊の祝福を享受するために何をしなければならないかが分かるのです。」(デビッド・A・ベドナー「いつも主の御霊を受けられるように」『リアホナ』2006年5月号,30)
リアホナと聖霊が似ているところ
学習帳に,以下のような表を書きます。すでに知っているリアホナと聖霊が似ているところを,幾つかリストにしてみるとよいでしょう。研究するときは,聖霊をよりよく理解するのに役立つどのようなことを学んでいるのか,この贈り物をどのように人生でよりよく使うことができるかをよく考えます。
リアホナの特長 |
聖霊と似ているところ |
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リアホナの特長
| 聖霊と似ているところ
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以下の聖句を読み,表の左の欄にリアホナに関する詳細を記録してください。これには,リアホナがどのような働きをしたか,なぜ与えられたのか,そして何が原因で働きが止まったのかも含めるとよいでしょう。次に,リアホナに関するこれらの詳細が,どのように聖霊の働きと関連し,あるいは象徴しているかを祈りの気持ちで考えます。似ているところを表の右の欄に記録します。例えば,1ニーファイ16:10では,リアホナがリーハイとその家族が荒れ野で進むべき方向を指していたことを学びました。同様に,聖霊は,わたしたちが人生で進むべき方向を指し示すことがおできになります。
時間を取って,聖霊からの導きを受ける自分の能力と,それがあなたの選択に与える影響についてよく考えます。あなたの考えや印象を記録するとよいでしょう。