「マスター教義:モーサヤ2:17—『あなたがたの神のために務める』」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「マスター教義:モーサヤ2:17」『モルモン書 教師用手引き』
マスター教義:モーサヤ2:17
「あなたがたの神のために務める」
「モーサヤ2:1-18」の課で,「あなたがたが同胞のために務めるのは,……あなたがたの神のために務めるのである」(モーサヤ2:17)ことを学びました。この課では,モーサヤ2:17のマスター教義聖句と重要語句を暗記して,教義を説明し,霊的な知識を得るための原則を実際の状況に応用する練習をします。
説明と暗記
モーサヤ2:17と新約聖書のマスター教義聖句であるマタイ22:36-39を読み,類似点を見つけてください。
-
マタイ22:36-39とモーサヤ2:17には,どのような類似点があるでしょうか。
-
これらの聖句を使って,あなたなら奉仕の教義をどのように説明しますか。
数分時間を取って,モーサヤ2:17の場所と重要語句を暗記してください。次の語句を紙に書いてください:「『あなたがたが同胞のために務めるのは,とりもなおさず,あなたがたの神のために務めるのである。』(モーサヤ2:17)」2,3分かけて,この重要語句と聖句の場所をできるだけ繰り返してください。
今日一日中,この紙を持ち歩きましょう。この紙に触れたり,この紙の存在を思い出したりしたら,頭の中で重要語句と聖句の場所を繰り返しましょう。寝る前に,暗記したことを繰り返してみてください。
実践練習
『マスター教義に関する基本文書』(2022年)にある,霊的な知識を得るための原則をすべて読んでください。各項で特に意味があると思う文章を一つ選んでください。その文章に印をつけるとよいでしょう。次の演習を行う間,その文章を常に念頭に置いてください。
奉仕は,一般的には行う人と受ける人の双方にとって有益な経験です。しかし,奉仕には困難も伴います。あなたが最近行った奉仕の機会についてよく考えてみましょう。その奉仕には,どのような困難が伴いましたか。人が奉仕をしない理由には,どのようなものがありますか。
奉仕に伴う困難を描いたシナリオを,自分自身で書いてください。以下はその一例です:智子は教会の指導者から,自分の若い女性クラスにいるあまり活発でない少女に誕生日のごちそうを持って行くよう頼まれました。玄関に現れたその少女は,智子にぶしつけな態度をとりました。傷ついた智子は,この奉仕をしたことを後悔して立ち去りました。
信仰をもって行動する
永遠の視点から概念や疑問について調べる
神が定められた情報源を通してさらに理解を深める
人が喜んで奉仕するのを助けるために,分かち合うことのできる聖文や総大会からの言葉をほかにも見つけてください。そのためには,「福音ライブラリー」アプリで「奉仕」を検索してみて,ヒットした聖文や総大会の説教を見るとよいでしょう。『聖句ガイド』で「奉仕」を調べることもできます。