「アルマ5:1-32:自己評価のためのアルマの質問」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「アルマ5:1-32」『モルモン書 教師用手引き』
アルマ5:1-32
自己評価のためのアルマの質問
自己評価をすることで,わたしたちは自分とイエス・キリストとの関係の強さをより明確に認識することができます。アルマは,教会に高慢と争いがあることを知っていたので,ゼラヘムラの教会員に一連の質問をして,自分たちの心の焦点と神の御前に立つことについて内省を促しました。この課の目的は,あなたが自分の霊的な進歩を自己評価し,イエス・キリストへの改心を強めることです。
自己評価
神殿推薦状の面接,ビショップや支部会長との年次面接,就職の面接など,これまでほかの人から面接を受ける必要があった機会について考えてください。
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面接の目的は何でしょうか。
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どうすれば自分自身に面接することができるでしょうか。
十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード会長は,霊的な進歩を評価するための時間を定期的に持つことの利点を,次に分かち合っています。ビデオ「戻って受ける」(ChurchofJesusChrist.orgにあります)のタイムコード8:14-8:58を見るか,以下の文章を読むとよいでしょう。
「わたしは約束された祝福を得るために〔神の御前に〕戻ることと,それを受けることから焦点をずらさないようにするためには,定期的に時間を割いてこう自問する必要があることに気づきました。『わたしは,どれほどできているだろうか』と。
それは人知れず行う自分自身との個人的な面接のようなものです。それを変だと思うなら,次のことを考えてください。この世界で,自分自身よりも自分のことをよく知っている人はいるだろうかと。皆さんは,自分の思い,行い,望みや夢,目標と計画まで知っています。自分がどのように前進しているかについて,だれよりもよく分かっているのです。」(M・ラッセル・バラード「戻って受ける」『リアホナ』2017年5月号,64)
あなたは自分の霊的な進歩を評価するために,どれくらいの頻度で時間を取っているかを考えてください。
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定期的にその評価を行うことでどのようなメリットがありますか。
自分の聖文研究に活用できるスキルの一つは,研究中の教えや原則をどれだけよく実践できているかを,立ち止まって評価する時間を取ることです。今日はアルマ5章を研究しながら,そのスキルを実践する機会があります。この章には,アルマがその民に尋ねた多くの質問が含まれています。あなたもまた,それらの質問を自問自答して,自分の霊的な進歩を評価することができます。研究しながら,自分がよくできていること,また天の御父がどのようにそれを改善してくださるのかを知るために,導きを求めましょう。
アルマ,ゼラヘムラの民に教えを説く
アルマは自分の民の高慢と貪欲さを見て,ニーファイ人のさばきつかさの職を辞し,神の言葉を教えることに専念することにしたことを思い出してください(アルマ4:19参照)。
アルマはゼラヘムラの地で教えを説き始めました。アルマは人々に,ノア王の時代にニーファイ人が経験した霊的および肉体的な囚われの状態を思い起こさせました(アルマ5:3-5参照)。
アルマ5:6-13を読んで,アルマが前の世代のニーファイ人について,自分の民に思い出してもらいたかったことを見つけてください。
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アルマは,なぜ自分の民にこれらのことを思い出してほしかったのでしょうか。
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7節で,アルマがイエス・キリストについて自分の民に知ってもらいたかったことは何でしょうか。
アルマ5:14,26を読み,アルマが自分の民に霊的な受け継ぎを思い出させた後,尋ねた質問を見つけてください。
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アルマはこれらの質問をして,自分の民に何を理解してもらいたかったと思いますか。
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14節および26節のような問いを自問自答することは,あなたの人生にどのような影響を与えると思いますか。
アルマの教えを使って自己評価を行う
少し時間をかけて,アルマ5:14-30でアルマがゼラへムラの民に話した言葉を研究し,あなたもアルマが述べた変化を経験したか,それとも経験しているかを深く考えてください。研究しながら,これらの聖句にあるアルマの質問の一部または全部を使って,自分自身の自己評価をしてください。以下は,これを行う幾つかの方法です。
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2,3節ごとに立ち止まって熟考し,アルマの質問が自分の人生にどのように関連するかを評価します。
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アルマの質問の中で,自分にとって最も有意義で関連性があると思うものを数問選びます。それらの質問を学習帳に書き,各質問に対する答えと,そのほかの考えや印象を記録します。
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これらの聖句にあるアルマの質問を特定してから,自分の霊的進歩の評価に使える質問を2,3個作ります。その答えを学習帳に記します。
アルマの言葉を使った霊的進歩の自己評価を終えて,今日学んだことや感じたことについて考えましょう。この研究の結果として,あなたが取り組みたいことを一つか二つ決めてください。今日あなたが始めようとすることについて考え,それにはどのような困難があるか,困難を克服するためにどのように神の助けを求めることができるかを考えてください。自分の考えや印象を学習帳に記録してください。