セミナリー
マスター教義の復習21:理解し,説明する


「マスター教義の復習21:理解し,説明する」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「マスター教義の復習21」『モルモン書 教師用手引き』

マスター教義の復習21

理解し,説明する

聖文を研究する若い男性

マスター教義の目的の一つは,救い主の福音の真理を理解し,それを自分の言葉で説明できるようになることです。この課では,モルモン書の一つ以上のマスター教義聖句に記された真理について理解を深め,その真理を説明する機会が用意されています。

聖文を理解する

次の画像を見てください:

幼いサッカー選手の画像と経験豊富なサッカー選手の画像
  • 幼いサッカー選手がプロに成長するために必要なことは何でしょうか。

  • その過程は,わたしたちが聖文を理解する能力とどのように関連しているでしょうか。

十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老は,次のように教えています:

「福音が『心にしる〔される〕』ためには,福音が何かを知り,深く理解する必要があります。それは福音を学ぶということです。『学ぶ』とは,読むこと以上の行為です。」(D・トッド・クリストファーソン「 あなたが改心したときには『リアホナ』2004年5月号,11)

  • あなたの福音に対する理解は,自分の生涯を通してどのように育まれてきましたか。聖文を研究することは,どのような助けになりましたか。

  • 聖句や福音のトピックの理解を深めるために,どのような研究方法を活用してきましたか。

研究方法の例を見るには,十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老のビデオ「べドナー長老 聖文学習のためのアドバイス」(2:07)を見るとよいでしょう。

2:3

マスター教義聖句とその聖句が教えている教義の中には,あなたがよく知っているものもあるかもしれませんが,救い主はあなたがさらに理解を深め続けることを望んでおられます。そのためには,あなたが努力しなければなりません。この課では,マスター教義聖句の理解を増すのに役立つ聖文研究スキルを練習する機会が用意されています。

聖文研究スキル

以下のマスター教義聖句と重要語句を手短に復習します。

モルモン書マスター教義:アルマ-モロナイ

『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

聖句の場所

重要語句

聖句の場所

アルマ7:11-13

重要語句

「そして神の御子は,あらゆる苦痛と苦難と試練を受けられる。」

聖句の場所

アルマ34:9-10

重要語句

「贖罪が行われなければならず,……無限にして永遠の犠牲でなければならない。」

聖句の場所

アルマ39:9

重要語句

「これからはもう自分の目の欲を追うこと〔のない〕ようにしてほしい。」

聖句の場所

アルマ41:10

重要語句

「悪事は決して幸福を生じたことがない。」

聖句の場所

ヒラマン5:12

重要語句

「あなたたちは……贖い主の岩の上に基を築かなければならない……。」

聖句の場所

3ニーファイ11:10-11

重要語句

「わたしは……初めから,すべてのことについて父の御心に従ってきた。」

聖句の場所

3ニーファイ12:48

重要語句

「わたしや天におられるあなたがたの父が完全であるように,……完全にな〔りなさい〕。」

聖句の場所

3ニーファイ27:20

重要語句

「わたしのもとに来て,……バプテスマを受けなさい。そうすれば,あなたがたは聖霊を受けて聖められ……るであろう。」

聖句の場所

エテル12:6

重要語句

「信仰が試されてからでなければ,証は得られない……。」

聖句の場所

エテル12:27

重要語句

「もし人がわたしのもとに来るならば,……そのとき,わたしは彼らの弱さを強さに変えよう。」

聖句の場所

モロナイ7:45-48

重要語句

「慈愛はキリストの純粋な愛であ〔る〕。」

聖句の場所

モロナイ10:4-5

重要語句

「キリストを信じながら,誠心誠意問うならば……聖霊の力によって,あなたがたはすべてのことの真理を知るであろう。」

この表の中でよく理解したいと思うマスター教義聖句を一つ選んでください。次に,以下に挙げる中から,その聖句の理解を深めるのに役立つ聖文研究スキルを一つ以上用います。自分が選んだ聖句をほかの人に説明できるよう準備してください。

活動A,B,またはCを行います。

活動A:相互参照する

聖文の脚注や『聖句ガイド』またはそのほかのリソースを使用して,聖句の理解を増すことができる別の聖句を見つけます。聖典のマスター教義聖句の近くに相互参照を書くか,「福音ライブラリー」アプリでリンクさせるとよいでしょう。選んだ相互参照と,この方法での研究から得たマスター教義聖句についての洞察を,学習帳または「福音ライブラリー」アプリに記述してください。

活動B:語句を定義する

マスター教義聖句の中から,さらによく理解したい言葉を見つけます。『聖句ガイド』や一般の辞書など,利用できるリソースを使って,その語句の定義を調べます。調べた定義を学習帳や聖典の余白,「福音ライブラリー」アプリに記録してください。マスター教義聖句について新たに分かったことがあれば,それも書いておきます。

活動C:背景と内容を理解する

聖句の背景と内容を理解するために,研究している聖句の章の前書きとその周囲の聖句を読むとよいでしょう。だれがなぜ話しているのかを理解するように努めてください。聖句の状況や背景,書いた人が伝えようとしているおもなメッセージを理解できるよう,手がかりを見つけます。その聖句について深く考えてさらによく分かったことを,記録してください。

時間が許せば,別の聖句で違うスキルを使ってみてください。

  1. 以下を記録してください:

    • 研究するために選んだマスター教義聖句

    • 使用した聖文研究スキル

    • マスター教義聖句について得た洞察

    • 学んだことが,天の御父やイエス・キリストとの関係や御二方についての理解にどのような影響を与えるか