セミナリー
エテル8章:主は秘密結社によって事を行われることはない


「エテル8章:主は秘密結社によって事を行われることはない」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「エテル8章」『モルモン書 教師用手引き』

エテル8

主は秘密結社によって事を行われることはない

イエス・キリスト

秘密結社は,モルモン書全体を通して様々な人々を苦しめました。このパターンはヤレド人の間にも現れ,その滅亡にまでつながりました。ヤレド人について書いたとき,預言者モロナイは,これらの破滅的な出来事からわたしたちが学ぶことのできる重要な真理を付け加えました。この課は,イエス・キリストに従うことによって秘密結社を拒絶することの必要性を理解する助けとなります。

隠れた行い

  • 邪悪な目的を達成するために,サタンはどのように秘密を利用しますか。

  • そのような秘密は,イエス・キリストとの関係にどのような影響を与えますか。それはなぜですか。

  • 悪を秘密にしておくことで,悪事を犯しても逃げられると感じている人に,どんなことを知ってほしいですか。

今日は,「秘密結社」と呼ばれる秘密の悪事に参加した人々について学びます。研究をする中で,秘密結社の危険性を理解するのに役立つ教えを見つけてください。

ヤレド人の悪事

ヤレド人が約束の地に到着した後,ヤレドの兄弟が,そうすることが囚われの身になることにつながると警告したにもかかわらず,自分たちを治める王を任命したことを覚えているかもしれません(エテル6:22-23参照)。その後の世代では,邪悪な王たちが人々の間に分裂と苦しみを引き起こしました。

エテル8:1-10を読み,オメルという名の男が王となったときに起こったことを見つけてください。

アイコン,記録これらの聖句で起こったことの簡単な要約を,学習帳に記録しておくとよいでしょう。

ヤレドは娘の邪悪な計画に同意しました。エーキシがヤレドの娘との結婚を求めたとき,エーキシ,ヤレド,ヤレドの娘,その他の親族は,オメルを殺すために秘密結社に入りました(エテル8:11-15参照)。

秘密結社の脅威

秘密結社とは,「邪悪な目的を果たすために誓いによって結束した人々の組織」です(『聖句ガイド』「秘密結社」の項,scriptures.ChurchofJesusChrist.org)。秘密結社の創始者はサタンです(ヒラマン6:25-30参照)。

この物語の語り手として,預言者モロナイは,秘密結社についての幾つかの重要な教えと警告を分かち合いました。エテル8:18-25を読み,秘密結社について主がどのように感じておられるかを見つけてください。

アイコン,記録
  1. 次の質問に答えてください:

    • これらの聖句から,秘密結社についてどのようなことが分かりましたか。

これらの聖句から学ぶことができる一つの真理は,秘密結社は,神の目から見て忌まわしいものである,ということです(エテル8:18)。

秘密結社が主にとって忌まわしいものである理由をさらに理解するために,次の聖句を読み,イエス・キリストについて分かることを探してください:

  • これらの聖句から学んだことで,あなたがエテル8章で研究した人々の助けとなり得たことは何ですか。

  • この聖句から,主についてどのようなことが分かりましたか。

  • これらの教えは,今日の10代の若者にどのように役立つでしょうか。

モロナイは,なぜこれらの警告を含めたのかを説明することによって,秘密結社ついての教えを締めくくっています。エテル8:26を読み,モロナイがわたしたちに知ってもらいたかったことを見つけてください。

アイコン,記録
  1. 以下の質問に答えてください:

    • モロナイがこれらの教えをモルモン書に加えた理由について,あなたは何を学びましたか。

    • 今日どのようなことを学んで,より完全にイエス・キリストに従うように促されましたか。