「マスター教義:アルマ41:10-『悪事は決して幸福を生じたことがない』」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「マスター教義:アルマ41:10」『モルモン書 教師用手引き』
アルマ41:10では,「悪事は決して幸福を生じたことがない」ことを学びました。この課では,アルマ41:10のマスター教義聖句と重要語句を暗記し,教義を説明し,霊的な知識を得るための原則を実生活の状況に応用することができるようになります。
アルマ41:10で教えられている教義を知っていることが役に立つ状況を考えてください。次に,その状況でこの教義がどのように役立つかを説明してください。
『マスター教義に関する基本文書』(2022年)にある,次の3つの霊的な知識を得るための原則をそれぞれ復習してください。それから,A-Fの記述を適切な原則と組み合わせてください。各原則には,関連する記述が二つあります。
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「信仰をもって行動する」
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「永遠の視点から概念や疑問について調べる」
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「神が定められた情報源を通してさらに理解を深める」
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「今日の地上における主の預言者である大管長会と十二使徒定員会は,重要な真理の源です。」
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「理解を深め,懸念していることを解決しようと努めるときに,イエス・キリストに対して自分がすでに持っている証に頼ることは重要です。」
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「〔疑問を〕救いの計画や救い主の教えに照らし合わせて考えます。」
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「信頼の置けない情報源を認識し,それを避けることを学ぶことで,誤った情報や信仰を損なおうとする者たちから身を守ることができます。」
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「主が御覧になっているように物事を見ることができるよう,聖霊の助けを求めます。」
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「答えを求め続けるときに,わたしたちは信仰により生活しなければなりません。わたしたちが求めている答えをいずれ受けると信じるのです。」
教会の会員である俊樹は,神の戒めを守ることの重要性を理解するのに苦労しています。あなたは先日,俊樹にこう言われました。「ぼくは,戒めを守っていなくても,すばらしい人生を送っているように見える人をたくさん知っているよ。幸福になるために戒めを守る必要がほんとうにあるのかな。」あなたは,俊樹は誠実な問いかけをしていると分かりましたが,彼の疑問に答えるには自分の考えをまとめるのに時間が必要だと感じています。二人は,翌日,俊樹の疑問についてもっと話をすることにしました。
アルマ41:10と,霊的な知識を得るための原則を研究中に学んだことや感じたことを使って,俊樹の疑問について話し合う準備をしてください。
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聖文は神が定められた情報源であり,疑問に答える際に役立ちます。アルマ41:10を読み,答えを出すのに役立つほかのマスター教義聖句を少なくとも一つ見つけてください。
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俊樹に紹介し,追加の情報を確認してもらいたい情報源を幾つか考えてください。霊的な事柄に関して,どのような情報源が信頼できるのかを説明してもよいでしょう。
俊樹の思い込みを特定するには,以下の質問が役立つでしょう:
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戒めや幸福について,俊樹はどのような思い込みをしているでしょうか。
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福音の中のどの教えが,俊樹の疑問に関連しているでしょうか。または,答えを提供しているでしょうか。
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天の御父について,天の御父の計画について,天の御父が御自分の子供たちをどのように扱われるかについて,俊樹は何を知る必要があると思いますか。
俊樹は,天の御父の戒めをよりよく理解しようとすることによって,信仰をもって行動することができます。戒めの重要性についてよりよく理解しようとするとき,戒めを守ろうとすることは,信仰をもって行動することにもなります。少なくとも二つの戒めを選び,それらの戒めを守ることがどのように俊樹が幸せを経験する助けになるか,また戒めを破ることがどのように不幸につながるかを考えてください。これらの戒めを守ることがどのように自分自身に幸福をもたらしたかを分かち合うこともできます。