『わたしに従ってきなさい—アロン神権定員会と若い女性クラス用』を活用する

定員会やクラスの集会の目的は何か

主はあなたをアロン神権定員会，または若い女性クラスの会長会で奉仕するように召され，聖なる信頼を寄せておられます。あなたの責任の一つは，日曜日の定員会やクラスの集会を主導し，司会を行うことです。それを行うには，その集会がなぜ行われるかを理解することが助けとなります。

アロン神権定員会や若い女性クラスの集会は，教会で行われている日曜学校やセミナリーなどのクラスとは異なります。定員会やクラスの集会において，わたしたちは福音のテーマに関して学ぶだけではありません。神がわたしたちに与えられた業について学び，定員会やクラスのメンバーが，家庭や教会，地域社会においてその業を行えるように組織します。例えば，主の青少年の大隊として，どのようにイスラエルの集合を助けるという役割を果たせるか計画を立てます。これらの集会では，ただ業について話し合うだけではありません。それを行うための計画を立てるのです。

業を強調するからといって，教義的な話し合いを日曜学校だけに任せるわけではありません。実際，定員会や若い女性の集会で教義を学ぶことは不可欠です。なぜその業を行うかという理由を理解する助けとなるからです。ともに福音を学ぶとき，学んだ真理はわたしたちの心を変えることができます。「ますます知恵が加わり，背たけも伸び，そして神と人から愛され〔る〕」（ルカ2：52）方法を御霊が知らせてくれます。イエス・キリストとその福音にさらに改心するならば，聖約の道を歩みながら，家族や友人，定員会やクラスの仲間を含むほかの人々を助けたいと感じるようになるでしょう。

だれが集会を主導するか

神はあなたを定員会またはクラスの会長会として召し，導くための権能を与えられました。ですから，定員会やクラスの集会は，定員会またはクラスの会長会の一員が司会をすべきです。成人指導者は，助言や支援をしますが，あなたの代わりをすべきではありません。集会を導き，その真の目的を達成する方法のアイデアは，このテキストの各概要の最初にある「ともに評議する」セクションを参照してください。日曜日の集会をどのように行うかを計画するために会長会集会を利用してください。

だれがレッスンを教えるべきか

成人指導者，定員会やクラスの会長会，または定員会やクラスのだれもがレッスンを教えることができます。定員会やクラスの会長会として，だれにレッスンを教えるようお願いするか成人指導者と相談してください。成人指導者は与えられるものをたくさんもっていることを覚えていてください。指導者の経験と証から学ぼうとしてください。青少年にレッスンをお願いすることにも良い点があります。教えることにより，さらに深く改心し，定員会やクラスのほかのメンバーとの関係を強める助けとなるからです。ですから，レッスンの全体または一部分を教えてもらうなど，適切に機会を提供しますが，定員会やクラスのメンバーの必要と能力を心に留めておいてください。例えば，年下の青少年のクラスや福音を教えたことがあまりない青少年のクラスでは，成人指導者が教えることが多くなることでしょう。青少年が教えるように依頼されたときは，親や成人アドバイザーが必要に応じて準備を助けるべきです。

割り当てを受けた人は，このテキストの各概要にある「教義を教える」セクションを使ってレッスンを準備することができます。このセクションには，その週に教え，話し合う教義についての提案がありますが，教師はその提案に縛られるべきではありません。御霊の導きに従い，定員会やクラスのメンバーが教義を理解する最善の方法として，教師はそれらのアイデアを使うことも，自分の方法で教えることもできます。

集会ではどのような教義のテーマについて話し合うか

各週の概要のテーマは，『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』にある，その週の教義と聖約の読書課題に合わせた教義の原則です。このように，定員会やクラスの集会で行われる教義の話し合いは，青少年が家庭で学んでいることをサポートします。

各概要は決められた日曜日に教えられるべきものですが，定員会やクラスの必要に基づいてほかの教義のテーマについて話し合うこともできます。

このテキストには，予定されているアロン神権定員会と若い女性のクラス毎週分の概要があります。時には，ステーク大会やそのほかの理由により，レッスンを飛ばす必要があるかもしれません。

成人指導者にはどのような役割があるか

アロン神権定員会と若い女性のクラスにおいて，成人指導者には大切な役割があります。彼らは，あなたがリーダーとしての召しを果たすうえで，指導とアドバイスを与え，定員会やクラスの責任を果たす際に支援し，励ましてくれるでしょう。教義を教え，模範や経験，証を通して祝福を与えてくれるでしょう。