新約聖書 2023年
3月12日救い主はわたしが恐れに打ち勝つのをどのように助けてくださるだろうかマタイ9-10章;マルコ5章;ルカ9章


「3月12日救い主はわたしが恐れに打ち勝つのをどのように助けてくださるだろうかマタイ9-10章;マルコ5章;ルカ9章」『わたしに従ってきなさい—アロン神権定員会と若い女性クラス用:教義のテーマ 2023年』

「3月12日救い主はわたしが恐れに打ち勝つのをどのように助けてくださるだろうか」『わたしに従ってきなさい—アロン神権定員会と若い女性クラス用:教義のテーマ 2023年』

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ヤイロの娘をよみがえらせられるキリスト

「娘よ,起きなさい」Simon Dewey

3月12日

救い主はわたしが恐れに打ち勝つのをどのように助けてくださるだろうか

マタイ9-10章マルコ5章ルカ9章

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クラスまたは定員会の会長会の一員が司会をする:約10-20分

集会のはじめに,若い女性のテーマまたはアロン神権定員会のテーマを斉唱します。それから救いと昇栄の業についての話し合いを主導します。以下の質問から一つまたは複数,あるいはあなた自身の質問を使いましょう(「総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕」10.211.2参照)。話し合ったことに基づいて行動する計画を立てます。

  • 福音に従って生活する。わたしたちは生活の中でどのように主の御手を見てきたでしょうか。

  • 助けの必要な人々の世話をする。わたしたちが経験していることにおいて,どのように互いに支え合うことができるでしょうか。

  • 福音を受け入れるようすべての人を招く。福音を分かち合うためのツールとして,どのようにしてテクノロジーをよりうまく用いることができるでしょうか。

  • 家族を永遠に結ぶ。家族がキリストのもとに行くよう,わたしたちはどのように助けているでしょうか。

レッスンの終わりに,必要に応じて次のことを行います。

  • 教えられた原則について証する。

  • クラスや定員会のメンバーに,集会中に立てた計画や招きについて再確認する。

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教義を教える

成人指導者または青少年が司会をする:約25-35分

自分自身を霊的に備える

マルコによる福音書の第5章には,恐れを抱く理由のあった3人の人物がイエスと出会ったことが記されています。「けがれた霊」につかれた人は,「墓場や山で叫びつづけて,石で自分のからだを傷つけ」(マルコ5:2,5)ながら,孤立した生活を送っていました。会堂司のヤイロは,「死にかかってい〔る〕」(マルコ5:23)娘を失うことを恐れていました。また,「十二年間も長血をわずらって」いた女性は,「持ち物をみな」費やして「多くの医者にかかって〔も〕」(マルコ5:25-26),癒されずにいました。あなたが教える人たちはそれぞれ異なっていて,それぞれの恐れと向き合っています。しかし,救い主は汚れた霊を追い出し,死者をよみがえらせ,恐ろしい病気を癒すことができるのと同じように,わたしたちが恐れているときに助けてくださいます。「恐れることはない,ただ信じなさい」(マルコ5:36)というヤイロに対する主の招きは,今日のわたしたちの人生に大きな力をもたらします。

教える準備として,ロナルド・A・ラズバンド長老のメッセージ「心配することはない」(『リアホナ』2018年11月号,18-21)と,リサ・L・ハークネス姉妹のメッセージ「静まれ,黙れ」(『リアホナ』2020年11月号,80-82)を研究するとよいでしょう。

一緒に学ぶ

クラスや定員会のメンバーに,マルコ5章に記されている,イエスがヤイロに「恐れることはない」と言われた話(22-24節,35-43節参照)を要約してもらうか,グループ全体でその話を読むとよいでしょう。この章にあるそのほかの話,すなわち汚れた霊につかれた男性と,長血をわずらっていた女性についても,同じように行うことができます。これらの恐ろしい状況は,わたしたちが生活の中で直面するかもしれない状況とどのように似ているでしょうか。救い主に関するこれらの話から,どのようなことを学べるでしょうか。また,主の助けを求めるにはどうすればよいでしょうか。次の活動は,青少年がイエス・キリストを信じる信仰を増し,「恐れることはない,ただ信じなさい」(マルコ5:36)という主の招きに従うことを学ぶのに役立ちます。

  • 恐れないでいるようにという主の招きは聖文の至る所で繰り返されており,青少年が恐れを感じるときに祝福をもたらすでしょう。「サポート資料」にある聖句を読んでもらい,読んだ聖句をもとに,自宅に掲示できるポスターか,オンラインで共有できるデジタルポスターを作るように言います。作ったポスターを互いに見せ合いながら,恐れを抱いたときに助けとなるどのようなことを学んだかについても分かち合うよう勧めます。救い主はこれまでどのようなときに,恐れを感じているわたしたちを助けてくださったでしょうか。

  • リサ・L・ハークネス姉妹のメッセージ「静まれ,黙れ」のデジタル版にある絵など,嵐を静められる救い主の絵を見せるとよいでしょう(『福音の視覚資料集』40番も参照)。その後,マルコ4:35-41またはハークネス姉妹のメッセージから,救い主が嵐を静められる話を,あなたが分かち合うか,割り当てを受けた人に分かち合ってもらいます。わたしたちはどのようなときに,この舟に乗っている人々と似ているでしょうか。わたしたちが恐れを抱くときに救い主がどのように助けてくださるかについて,この話から何を学べるでしょうか。青少年に,ハークネス姉妹のメッセージを読んで,イエス・キリストを信じる信仰を深める助けとなる言葉や文を見つけてもらいます。見つけた言葉をホワイトボードに書いてもらうとよいでしょう。わたしたちの人生における嵐を静めることが主の御心ではないとき,救い主を信じる信仰はどのように助けとなるでしょうか。

  • 絶えず頼り主求む」や「日は暮れ」(『賛美歌』53番,92番)など,賛美歌の中には,困難や不確かさの中にあるときに慰めや強さを与えてくださる救い主をほめたたえているものがあります。そのような賛美歌を幾つか一緒に歌うか,歌詞を読んで,救い主がどのようにわたしたちを助けてくださるかを探すとよいかもしれません。

  • 人生の困難に対処するとき,恐れや不安を感じるのは普通のことです。そうした感情のために何もできなくなってしまうこともあります。様々な程度の不安に苦しむ人たちを救い主がどのように助けてくださるかについて話し合うと,あなたのクラスや定員会にとって有益かもしれません。クラスや定員会のメンバーに,ロナルド・A・ラズバンド長老のメッセージ「心配することはない」,またはエリック・W・コピシュカ長老のメッセージ「心の健康」(『リアホナ』2021年11月号,36-38)を一緒に読んで,自分にとって意義深い真理を探し,見つけたことを分かち合ってもらうとよいでしょう。

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勉強をしている若い男性

救い主は,恐れや不確かさを感じるときには御自分に頼るならば助けると約束してくださっています。

信仰をもって行動する

クラスや定員会のメンバーに,今日受けた印象に従って行動するために何をするか深く考えて書き留めてもらいます。希望があれば,自分の考えを分かち合ってもらってもよいでしょう。印象に従って行動することで,天の御父やイエス・キリストとの関係がどのように強まるかについて考えるよう促します。

サポート資料

救い主の方法で教える

教える際には,ただ単に情報を伝えるのではなく,青少年が聖文や預言者の言葉の中から自分自身で福音の真理を見いだせるように助けてください。

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