アルマ17－22章

「わたしはあなたがたを使われる者とする」

アルマ17－22章を読みながら，受ける印象を書き留め，それに従い行動してください。そうすることによって，さらに個人の啓示を喜んで受けたいということを主に示すことができます。

印象を書き留める

福音を分かち合わないことについて人々が挙げそうな理由を考えてください：「十分に分かっていない」，「彼らが興味を持つか分からない」，「もし彼らの気分を害してしまったらどうしよう？」時折あなたも似たようなことを考えている自分に気づいたことがあるかもしれません。ニーファイ人はレーマン人に福音を分かち合わないことについて更なる理由がありました：彼らは「野蛮でかたくなで残忍な民……である。……その民は，ニーファイ人を殺したり……することを喜びとしていた。」（アルマ17：14。アルマ26：23－25も参照）しかし，モーサヤの息子たちにはレーマン人に福音を伝えなければならないと感じる更なる強い理由がありました：「モーサヤの息子たちは，救いがすべての造られたものに告げ知らされることを願った。彼らは，だれであろうと人が滅びるのに耐えられなかったからである。」（モーサヤ28：3）アンモンと彼の兄弟に霊感を与えたこの愛は，あなたをも促して家族や友達，知り合いに福音を伝えるよう霊感を与えることができます。それを受け入れそうにないような人々に対してもです。

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個人の聖文研究のためのアイデア

アルマ17：1－4

自分の信仰を強めると，より効果的に福音を伝えることができる。

あなたが古い友人と再会したとき，アルマが感じたように，彼らが強い信仰を保ち続けていたことに大喜びしたことはありますか（アルマ17：1－2参照）。福音に対する信仰を保ち，それを固く守ることについて，モーサヤの息子たちから何を学ぶことができますか。モーサヤの息子たちの霊的強さについて深く考えるとき，何を行うよう霊感を受けますか。

モーサヤの息子たちが霊的に備えることで，彼らがレーマン人と働くときにどのように影響を与えましたか。この機会に，あなたの「神の力と権能をもって」福音を教える努力を評価するとよいでしょう（アルマ17：3）。

アルマ17：6－12

神の子供たちに救いをもたらすために，神の御手に使われる者となることができる。

トーマス・S・モンソン大管長はこのように言いました。「必要なときにはいつでも，トム・モンソンが主の用向きを果たすということを，常に主に知っていただきたいと思います。」（“On the Lord’s Errand: The Life of Thomas S.Monson,” video, ChurchofJesusChrist.org）アルマ17：6－12を読みながら，神の御手に使われる者となるためにモーサヤの息子たちが行ったことを探してください。ほかの人々を祝福するために，どのようにしたら神の御手に使われる者となることができるでしょうか。主があなたに求めておられることを行うために，勇気を与えてくれる彼らの模範から何を学ぶことができますか。

ダリン・H・オークス「回復された福音を分かち合う」『リアホナ』2016年11月号，57－60も参照してください。

アルマ17－18章

わたしはほかの人々が福音を受け入れる備えができるよう助けることができる。

ラモーナイ王は「野蛮でかたくなで残忍な民」（アルマ17：14）の指導者でしたが，長年の習慣を克服しイエス・キリストの福音を受け入れました。アンモンのラモーナイ王との接し方を読むとき，アンモンの取った行動によってラモーナイがアンモンの言葉をより受け入れやすくしたことに注目してください。ほかの人と福音を分かち合うためにできる事柄を思いついたら，その促しを書き留めてください。

アンモンがラモーナイに教えた真理（アルマ18：24－39）と，アロンがラモーナイの父に教えた真理（アルマ22：1－16参照）に印を付けるか書き留めると役立つでしょう。これらの聖句は，ほかの人が福音の証を求めるよう助けるために，あなたが分かち合うことのできる真理について何をあなたに勧めていますか。

MinervaK.Teichert (1888–1976), 「王の家畜を救うアンモン」 1935–1945, oil on masonite, 35 x 48 inches.Brigham Young University Museum of Art

アルマ18－22

わたしの証は広範囲に影響を及ぼすことができる。

わたしたちが聖典で読む改宗の記録にはしばしば劇的な出来事が含まれますが，大抵その核心部には，勇気を出して人々に証を分かち合った人々がいます。アルマ18－22章の出来事を学ぶ一つの方法は，一人の人が述べた証が広範囲に影響を及ぼしていることを見つけることです。このような図に，見つけた事柄を記録するとよいでしょう：

アンモンはに福音を伝え，その人はに福音を伝え，その結果。

アルマ19：36

わたしが悔い改めるとき，主の腕はわたしへ伸べられる。

ラモーナイの改宗の記録の最後に，モルモンは主の特性について重要なことを教えました。主の特性についてアルマ19：36ではあなたに何を勧めていますか。いつ主の腕があなたに伸べられていると感じましたか。あなたの愛する人々が主の憐れみを感じられるよう，どのように助けることができるでしょうか。

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家族の聖文研究と家庭の夕べのアイデア

家族とともに聖文を読むとき，家族の必要を満たすために，どのような原則を強調し，話し合えばよいかを御霊の助けによって知ることができます。幾つかのアイデアを紹介します。

アルマ17－19章

これらの章にある記録をあなたの家族にとって生き生きとしたものにするにはどうすればよいでしょうか。アンモンが羊を守る物語や，神の力を証するためにエービシが群衆を集める物語を演じてもよいでしょう。家族それぞれが物語の一部分の絵を描き，それらを使い物語を話してもよいでしょう。アンモンとエービシの模範に従うためにあなたの家族は何をしますか。

アルマ18：24－39

家族でともにアルマ18：24－39を読み，アンモンがラモーナイに教えた真理を見つけることもできます。なぜアンモンはまず初めにラモーナイにこれらの真理を教えたと思いますか。なぜこれらの真理についての証を持つことはわたしたちにとって大切なのでしょうか。

アルマ20：8－15

ラモーナイが自分の父親に対して取った対応から，何を学べるでしょうか。わたしたちはどのようにしたら正しいことのために立ち向かうラモーナイの模範に従うことができるでしょうか。（例を探すには，ChurchofJesusChrist.orgでビデオ「一人でも気高く立ち」を視聴する）

アルマ22：15－18

アルマ20：23を読み返し，ラモーナイの父親が自分の命を守るために進んで何を差し出したか調べてください。その後アルマ22：15を読み返し，彼が福音の喜びを受けるために進んで何を差し出したか調べてください。神を知るために彼は進んで何を差し出そうとしていましたか（18節参照）。神をさらに完全に知るために何を差し出すか，家族それぞれ計画を立てるとよいでしょう。

子供を教えるためのそのほかのアイデアについては，『わたしに従ってきなさい—初等協会用』の今週の概要を参照してください。

個人学習を改善する

原則を見つけ応用する。聖典にある物語の詳細はあなたに当てはまらないように思えるかもしれませんが，これらの記録にある原則は頻繁に当てはまっています。アンモンとアロンについて読むとき，福音を分かち合うことについてどの原則を見つけることができますか。