「12月16-22日 クリスマス 『大いなる喜びのよきおとずれ』」 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2019年 新約聖書』 (2019年)
「12月16-22日 クリスマス」 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2019年』
12月16-22日
クリスマス
「大いなる喜びのよきおとずれ」
人によっては,クリスマスは慌ただしい時期かもしれません。新約聖書の研究を通して,どうすればあなたの人生に平安と聖なる御霊をもたらすことができるのか考えてみてください。救い主の誕生と使命があなたの人生にどのような影響を及ぼすかを深く考え,感じた霊的な印象を書き留めてください。
印象を書き留める
なぜ赤ちゃんの誕生は大きな喜びをもたらすのでしょうか。恐らく,新たな赤ちゃんの誕生は希望の象徴だからでしょう。どのような人生がその子を待ち受けており,どのようなすばらしいことを成し遂げるのだろうかと思い巡らすようにわたしたちを誘うあらゆる可能性が,この新しい生命にはあるのです。神の御子イエス・キリストの誕生であれば,この上なくそのような気持ちになるでしょう。この幼子にはかつてなかったほど大きな希望が託され,かつてなかったほどの大きな約束を伴ってお生まれになったのです。
天使が,飼い葉おけに寝かされている生まれたばかりの幼子を探すように羊飼いたちに勧めたとき,天使はその幼子に関するメッセージも伝えました。それは希望のメッセージで,その幼子は,神聖な使命を果たすために地上にお生まれになったというものでした。羊飼いたちはこのメッセージを「人々に伝えた。人々はみな,羊飼いたちが話してくれたことを聞いて,不思議に思った。しかし,マリヤはこれらの事をことごとく心に留めて,思いめぐらしていた。」(ルカ2:17-19)たぶん今年のクリスマスは,マリヤの模範に倣い,救い主について今年学んだことを心に留めて深く考えるとよいかもしれません。あなたが読んだ記録の中で,救い主はどのようにして贖罪という御自身の使命を成就されたでしょうか。もっと大切なことは,救い主の使命があなたの人生をどのように変えたかということです。
個人の聖文研究のためのアイデア
マタイ1:18-25;2:1-12;ルカ1:26-38;2:1-20
イエス・キリストは地上に降り,わたしたちの間にお生まれになった。
これまで何度もイエス・キリストの誕生の物語を読んだり,聞いたりしているかもしれませんが,今回は次のことを念頭において研究するとよいでしょう。「クリスマスは,イエスがどのように降誕されたかを祝うだけでなく,わたしたちの主,救い主であられるイエスがどのような御方であり,なぜ地上に来られたかを知り,祝うためのものです。」(クレーグ・C・クリステンセン,「クリスマスの物語の全容」参照〔大管長会クリスマス・ディボーショナル,2016年12月4日〕broadcasts.lds.org)
あなたは,イエス・キリストがお生まれになる前にどのような御方であったかについて,何を知っていますか(例えば,ヨハネ17:5;モーサヤ3:5;教義と聖約76:13-14,20-24;モーセ4:2を参照)。この知識は,あなたがイエス・キリストの誕生について読むときに感じる気持ちにどのような影響を与えるでしょうか。
イエス・キリストが地上に来られた理由について何を知っていますか(例えば,ルカ4:16-21;ヨハネ3:16-17;3ニーファイ27:13-16;教義と聖約20:20-28を参照)。この知識は,あなたが救い主に対して抱いている気持ちにどのような影響を与えるでしょうか。この知識は,あなたの生き方にどのような影響を与えるでしょうか。
2コリント8:9;ヘブル2:7-18;1ニーファイ11:13-33;アルマ7:10-13;「キリスト降誕」(ビデオ,LDS.org)も参照してください。
1コリント15:21-26;コロサイ1:12-22;1ペテロ2:21-25
イエス・キリストは御自身の使命を成就し,永遠の命を受け継ぐことを可能にしてくださった。
キリストの誕生の物語は奇跡に満ちていますが,もしキリストが後に成し遂げられた偉大な業がなかったとしたら,イエスの誕生は単なる赤ん坊の誕生にすぎなくなるでしょう。ゴードン・B・ヒンクレー大管長は次のように述べています。「ゲツセマネとカルバリで贖いの業を行われたキリストがおられず,勝利の復活の出来事がなければ,ベツレヘムのみどりごイエスはほかの赤ん坊と何も変わらなかったでしょう。」(「クリスマスのすばらしい,ほんとうの話」『リアホナ』2000年12月号, 8)
救い主の神聖な使命と,人々に対する力強い愛に関する証は,新約聖書全体を通して見いだすことができます。どの聖句や記述があなたの心に思い浮かぶでしょうか。この資料やあなたの学習帳を復習したり,あなたが書き留めた印象を読み返したりするとよいでしょう。また,1コリント15:21-26;コロサイ1:12-22;1ペテロ2:21-25を読み,救い主とその業によりあなたの人生がどれほど祝福を受けてきたのか深く考えてもよいでしょう。あなたは自分の生活で何を変えるように霊感されたと感じますか。もっと救い主の力を受けるにはどうしたらよいですか。
家族の聖文研究と家庭の夕べのためのアイデア
家族とともに聖文を読むとき,家族の必要を満たすために,どのような原則を強調し,話し合えばよいかを御霊の助けによって知ることができます。幾つか提案があります:
どうすれば家族とともにイエス・キリストの誕生を祝うことができるでしょうか。幾つかアイデアがありますが,自分のアイデアでもかまいません:
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家族でキリストの誕生の物語を読むか,物語の役を演じる。
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ビデオ「キリストの降誕」を視聴する(LDS.org)。
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christmas.mormon.org;jesuschrist.lds.org;または「クリスマス」『福音のテーマ』topics.lds.orgのリソースから探す。
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大管長会のクリスマスディボーショナルを視聴する(broadcasts.lds.org)。
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一緒にクリスマスの賛美歌を歌うか,隣人や友人を訪問して賛美歌を歌う(『賛美歌』116-128番参照)。
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奉仕を行う。
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イエス・キリストを思い起こさせる飾りつけのアイデアが得られるような,キリストの誕生の中の物語を探すように,家族に頼むとよいでしょう。
わたしたちはなぜイエス・キリストがお生まれになったことに感謝するのでしょうか。イエス・キリストはわたしたちにどのような贈り物を下さったでしょうか。どうすればわたしたちはキリストに感謝を表すことができるでしょうか。
「生けるキリスト—使徒たちの証」
クリスマスの時季に,あなたの家族が救い主に焦点を当てられるように助けたいと望むなら,恐らく,家族とともに「生けるキリスト—使徒たちの証」(『リアホナ』,2017年5月号,表紙裏)を読んで研究するとよいでしょう。「生けるキリスト—使徒たちの証」の文章を暗記したり,使徒たちの証の基となる救い主の生涯に関する記述を新約聖書から探したりしてもよいでしょう。また,イエス・キリストに対する証を書くように家族に勧め,促しを感じたら,それを家族の前で読んでもよいでしょう。
子供を教えるためのアイデアについては,『わたしに従ってきなさい—初等協会用』の今週の概要を見てみましょう。