新約聖書 2023年
付録:生涯にわたって神の聖約の道を歩めるよう子供たちを備える


「付録:生涯にわたって神の聖約の道を歩めるよう子供たちを備える」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:新約聖書 2023年』

「付録」 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:新約聖書 2023年』

付録

生涯にわたって神の聖約の道を歩めるよう子供たちを備える

天の御父はあなたを愛し,あなたを信頼し,あなたの可能性を知っておられるので,子供たちが聖約の道,すなわち永遠の命へ至る道に入り,その道に沿って進歩できるよう助ける機会を与えてくださいました(教義と聖約68:25-28参照)。これには,バプテスマの聖約や神殿で交わす聖約など,神聖な聖約を交わして守る備えができるように子供たちを助けることも含まれます。これらの聖約を通して,子供たちは救い主イエス・キリストに結びつきます。

聖約の道を歩むこの旅に子供たちを備える方法はたくさんあります。天の御父はあなたが子供たちを助ける最善の方法を見いだせるように助けてくださいます。霊感を求めるとき,すべての学びが予定されたレッスンの間に起こるわけではないことを心に留めておいてください。実際,家庭での学びが非常に力強いものとなるのは,模範によって,また日々の生活の流れの中で自然に起こる,小さな簡単な出来事を通して学ぶ機会のあるときです。聖約の道をたどることが,一貫した,生涯にわたる過程であるのと同様に,聖約の道について学ぶこともそうです。(“Home and Family”,『救い主の方法で教える』30-31参照)

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子供と母親

神の聖約の道を歩めるよう子供たちを備える方法はたくさんあります。

以下は,さらに霊感を受けるためのアイデアです。初等協会の年齢の子供たちを教えるためのその他のアイデアは,『わたしに従ってきなさい—初等協会用』の「生涯にわたって神の聖約の道を歩めるよう子供たちを備える」に掲載されています。

バプテスマと確認

ニーファイは,「聖約の道」に入る門とは,「悔い改めと水によるバプテスマ」であると教えています(2ニーファイ31:17)。子供たちがバプテスマと確認に備えるのを助けるあなたの取り組みにより,子供たちはその道にしっかりと立つことができます。そのような取り組みは,イエス・キリストを信じる信仰と悔い改めについて教えることから始まります。また,毎週聖餐を受けることによってバプテスマの聖約を新たにする方法について教えることも含まれます。

役立つリソースを紹介します:2ニーファイ31章,福音トピックス「バプテスマ」の項 topics.ChurchofJesusChrist.org

  • 天の御父とイエス・キリストを信じる信仰を強める経験をしたら,必ずそれを子供と分かち合ってください。信仰とは,生涯を通して,より強く成長するものであることを子供が理解できるように助けてください。バプテスマを受ける前に,キリストを信じる信仰をさらに強めるため,あなたの子供はどのようなことができるでしょうか。

  • 子供が間違った選択をしたら,悔い改めの賜物について喜びをもって話してください。そして,あなたが間違った選択をした際は,悔い改めるときにもたらされる喜びについて話してください。イエス・キリストがわたしたちの罪のために苦しみ,亡くなられたために,わたしたちに変わる力が与えられたことを証しましょう。子供が赦しを求めるときは,惜しみなく喜んで赦してください。

  • あなたのバプテスマについて子供たちに話してください。写真を見せ,思い出を分かち合ってください。あなたがどのように感じたか,バプテスマの聖約がイエス・キリストをよりよく知るうえでどのように助けになったか,そしてそれらの聖約がどのようにあなたの人生に祝福をもたらし続けているかについて話します。質問するように子供を促しましょう。

  • 家族やワードでバプテスマがある場合は,子供を連れてバプテスマを見に行きましょう。あなたと子供が見て感じたことについて一緒に話し合ってください。可能であれば,バプテスマを受ける人と話し,次のように尋ねます。「どのようにこの決断を下しましたか。どのように備えましたか。」

  • 子供が約束したことを守っているのに気づくたびに,心から褒めてください。約束を守ることは,バプテスマを受けるときに交わす聖約を守る備えをするのに役立つことを指摘します。バプテスマを受けるとき,わたしたちは神に何を約束しますか。神はわたしたちにどのようなことを約束されるでしょうか(モーサヤ18:8-10,13参照)。

  • 子供と一緒に神聖な経験をするとき(例えば,教会にいるときや,聖文を読んでいるとき,だれかに奉仕しているときなど),あなたの霊的な気持ちや印象について子供に伝えましょう。子供に,感じていることを分かち合ってもらいます。御霊があなたに個人的に語りかける方法を含め,御霊が人々に語りかける様々な方法に注目してください。子供が聖霊の影響を受けているときにそれを認識できるように助けてください。

  • 福音ライブラリーコレクションにある「主の声を聞く」というタイトルのビデオを幾つか一緒に視聴してください。主の僕たちがどのように様々な方法で主の声を聞くのか一緒に話し合います。子供に,自分が救い主の声を聞く方法についての絵を描くか,動画を作ってもらいます。

  • 末日聖徒イエス・キリスト教会の一員になることによって,どのような祝福を受けてきたかを話し合います。人々に仕え,ほかの人から奉仕を受けたことで,あなたはどのように天の御父とイエス・キリストに近づくことができたでしょうか。子供が教会員として人々に仕え,強める方法を考えられるよう助けてください。

  • 聖餐を,家庭における,神聖で喜ばしい出来事としてください。聖餐の間,イエス・キリストに焦点を当てる方法を子供が計画できるよう助けます。聖餐が神聖なものであることを,どのように示しますか。

  • 機関誌『フレンド』には,子供たちがバプテスマと確認に備えるのに役立つ記事や物語,活動が度々掲載されています。子供に幾つかの記事を選んでもらって,一緒に読み,楽しみましょう。(「福音ライブラリー」の子供のセクションの「Preparing for Baptism(バプテスマに備える)」(英語版)も参照してください。)

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    バプテスマを受ける少年

    ニーファイは,「聖約の道」に入る門とは,「悔い改めと水によるバプテスマ」であると教えています(2ニーファイ31:17)。

神権について子供たちに教える

神権とは,神がその子供たちを祝福されるときに用いられる,神の権能と力です。今日地上で,神の神権は末日聖徒イエス・キリスト教会にあります。聖約を守るすべての教会員は,家庭において神の神権の力によって祝福を受け,自分自身と家族が強められます(『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会での奉仕』3.5参照)。 ChurchofJesusChrist.orgこの力は,会員が個人の生活や家族の中で神の救いと昇栄の業を行ううえで助けとなります(『総合手引き』2.2参照)。

わたしたちは神権の権能によって儀式を受けます。男性と女性が教会の召しにおいて奉仕する場合,神権の鍵を持つ人の指示の下で,神権の権能によって奉仕します。天の御父のすべての子供たち,すなわち御父の息子,娘たちは,神権をよりよく理解するようになるにつれて祝福を受けるでしょう。

神権についてさらに学ぶには,ラッセル・M・ネルソン「霊の宝『リアホナ』2019年11月号,76-79,ラッセル・M・ネルソン「神権の力を得るための代価『リアホナ』2016年5月号,66-69,『総合手引き』第3章「神権の原則」を参照してください。

  • 神権の儀式を一貫して家庭生活の一部としてください。例えば,毎週子供が聖餐に向けて霊的に備えられるよう助けてください。子供が病気のときや,慰めや導きが必要なときは,神権の祝福を求めるよう子供に勧めてください。神権の力を通して主があなたの家族をどのように祝福しておられるか指摘することを習慣としてください。

  • 一緒に聖文を読みながら,神が御自分の力を通して人々をどのように祝福されるかについて話し合う機会を見つけてください。神が神権を通してあなたを祝福してくださった経験を分かち合ってください。神権を通して神から受ける祝福の例については,『総合手引き』3.23.5を参照してください。

  • 家族のだれかの神権の系譜を学びましょう。(メルキゼデク神権者は,電子メールをLineofAuthority@ChurchofJesusChrist.orgに送信することにより,自分の系譜のコピーを受け取ることができます。 LineofAuthority@ChurchofJesusChrist.orgヘルプセンターの「神権の系譜を要請する」も参照してください ChurchofJesusChrist.org。)神権の権能がイエス・キリスト御自身から来ていると知ることがなぜ大切なのかについて話します。なぜ主は神権の権能をわたしたちに分け与えてくださるのでしょうか。

  • バプテスマの後,バプテスマの聖約を守ることによって神権の力を受けることができることを子供に教えてください。ラッセル・M・ネルソン大管長のメッセージ「霊の宝」(『リアホナ』2019年11月号,76-79)を一緒に読み返します。神権の儀式があなたの生活にどのように神の力をもたらしたかを子供に話してください。神権の力によって祝福を受ける方法のリストについては,『総合手引き』3.5を参照してください。

  • 「主の僕とはどのようなものでしょうか」という質問について話し合います。教義と聖約121:36-42を一緒に読み,答えを見つけてください。あなたの子供(またはほかのだれか)がこれらの節にある原則や特質の一つを実践していることに気づいたら,それを指摘してあげてください。

  • あなたやあなたの子供が鍵を使ってドアの鍵を開けたり,車のエンジンをかけたりする際に,少し時間を取って,それらの鍵を神権指導者が持つ鍵にたとえてください。(神権の鍵の定義については,『総合手引き』3.4.1を参照してください。)神権の鍵は,わたしたちのために何を「開く」,または「始める」のでしょうか。ゲーリー・E・スティーブンソン「神権の鍵と権能はどこにあるのでしょうか」『リアホナ』2016年5月号,29-32;「鍵はどこにあるのでしょうか」(ビデオ)も参照 ChurchofJesusChrist.org

  • 召しに任命されるときに,可能であれば,子供に同席してもらいます。あなたが召しを果たしている姿を子供に見せてください。子供に助けてもらう適切な方法を探してもよいでしょう。自分の召しにおいて主の力をどのように感じるか説明してください。

神殿に参入する—死者のためのバプテスマと確認

神殿は,天の御父が御自分の子供たちのために用意された計画の一部です。神殿では,神聖な儀式に参加して,天の御父と神聖な聖約を交わします。すべての儀式は,わたしたちの心をイエス・キリストに向けてくれます。天の御父は,現世で儀式を受けなかった人々も含め,すべての子供たちが聖約を交わし,儀式に参加するための方法を備えておられます。12歳になる年の初めに,あなたの子供は亡くなった先祖のために神殿でバプテスマと確認を受けられる歳になります。

死者のためのバプテスマと確認についてさらに学ぶには,「代理のバプテスマと確認について」を参照してください temples.ChurchofJesusChrist.org。

  • 状況が許すかぎり頻繁に神殿に参入しましょう。あなたがなぜ神殿に行くのか,また神殿が天の御父とイエス・キリストをより身近に感じるうえでどのように助けとなるかについて,子供に話してください。

  • 神殿推薦状の質問を一緒に確認し,話し合ってください。神殿推薦状の面接でどのようなことが行われるか,子供に話してください。神殿推薦状を持つことがあなたにとってなぜ大切なのかを伝えてください。

  • 一緒にマラキ4:6を読んでください。先祖に心を向ける方法について話してください。家族歴史を一緒に探求して,先祖についてさらに学びましょう FamilySearch.org。バプテスマと確認を受ける必要のある先祖を探します。ワード神殿・家族歴史相談員はあなたを助けることができます。

  • 福音ライブラリーの子供のページにある「神殿」というタイトルの資料を一緒に確認します。( ChurchofJesusChrist.orgの「子供を神殿のバプテスマと確認に備える」も参照してください ChurchofJesusChrist.org。)

祝福師の祝福を受ける

祝福師の祝福は,導きと慰め,霊感の源となります。祝福師の祝福には,天の御父からわたしたちに与えられた個人的な勧告が含まれており,永遠の自分の本質と目的を理解する助けとなります。祝福師の祝福の重要性と神聖さを教えることによって,祝福師の祝福を受ける備えができるように子供を助けてください。

さらに学ぶには,福音トピックス「祝福師の祝福」を参照してください topics.ChurchofJesusChrist.org。

  • 祝福師の祝福を受けた経験を子供に伝えてください。あなたがどのように祝福師の祝福を受ける備えをしたか,またそれがどのように神に近づく助けになったか,そしてその祝福を生活の中でどのように活用しているかなどについて伝えるとよいでしょう。また,祝福師の祝福を受けたほかの家族と話をするよう子供に勧めてもよいでしょう。

  • 時間を取って,福音トピックス「祝福師の祝福」のリソースのいくつかを一緒に復習します。祝福師の祝福を受けるための手順について知るには,『総合手引き』18.17を参照してください。

  • 祝福師の祝福を受けた先祖がいる場合は,その幾つかを子供と一緒に読むと,霊が鼓舞されるかもしれません。亡くなった先祖の祝福文を要請するには,次のURLにログインし ChurchofJesusChrist.org,画面右上にあるアカウントアイコンをクリックして,「祝福師の祝福」を選択します。

  • 子供が祝福師の祝福を受けた後,立ち会った家族に感じた気持ちを記録してもらい,子供に伝えてもらいます。

神殿に参入する—エンダウメント

神は御自分のすべての子供たちに,「高い所から力を授け」たい,すなわち祝福したい,と望んでおられます(教義と聖約95:8)。自分のエンダウメントを受けるために神殿に行くのは一度きりですが,神と交わす聖約と,エンダウメントの一部として神が与えてくださる霊的な力は,日々の生活に祝福をもたらしてくれます。

神殿のエンダウメントについてさらに学ぶには,”About the Temple Endowment”(神殿のエンダウメントについて)temples.ChurchofJesusChrist.orgラッセル・M・ネルソン「神殿の祝福のために備える『リアホナ』2010年10月号,41)を参照してください。

  • 自宅に神殿の写真を飾ります。子供に,あなたが神殿で感じる気持ちについて話します。主と主の宮に対するあなたの愛と,そこで交わした聖約について頻繁に話してください。

  • 一緒に探求する temples.ChurchofJesusChrist.org「神殿のエンダウメントについて」「神殿のために備える」などの記事を一緒に読みます。子供に,神殿についての質問があれば尋ねてもらいます。神殿の外で話すことができる事柄についての指針については,デビッド・A・ベドナー長老の説教「すべての必要なものを得るために備える」(『リアホナ』2019年5月号,101-104)を参照してください。特に「家庭中心で教会がサポートする形の学習と神殿への備え」の項を参照してください。

  • あなたと子供がほかの儀式(聖餐や癒しの祝福など)に参加したり,それを目にしたりするときに,少し時間を取って,その儀式に関連する象徴について話し合ってください。それぞれの象徴は何を表しているでしょうか。それらは,イエス・キリストをどのように証しているでしょうか。このことは,イエス・キリストについて証する,神殿の儀式の象徴的な意味について深く考える準備をする助けとなります。

  • 子供が,モーサヤ18:8-10,13で述べられているバプテスマの聖約を自分でどのように守っているかに気付けるよう助けてください。また,主が自分にどのような祝福をくださっているか,子供が気づくよう助けてください。聖約を守る能力に対する子供の自信を築いてください。

  • 神殿の聖約がどのようにあなたの選択の指針となっているか,またイエス・キリストに近づくうえでどのように助けとなるか,頻繁に,率直に話してください。『総合手引き』27.2を活用して,神殿で交わす聖約を復習するとよいでしょう。

伝道に出る

「奉仕の召しに向けて行う唯一の最も大切な準備は,伝道に出るずっと以前から宣教師になることです。……大切なのは伝道に行くことではなく,宣教師になって,心と勢力と思いと力を尽くして生涯神に仕えることです。……皆さんは生涯にわたる伝道活動の準備をしているのです。」(「宣教師になる」『リアホナ』2005年11月号,45-46)子供が宣教師になる過程で経験したことは,宣教師として奉仕する期間だけでなく,永遠に祝福をもたらすでしょう。

さらに詳しく学ぶには,ラッセル・M・ネルソン「平和の福音を宣べ伝える」『リアホナ』2022年5月号,6-7,M・ラッセル・バラード「人生に永遠の祝福をもたらしてくれた宣教師としての奉仕」『リアホナ』2022年5月号,8-10,「宣教師への備え—宣教師の生活に適応する」 を参照してください ChurchofJesusChrist.org。

  • 自然な方法で福音を分かち合う方法を模範で示してください。天の御父と救い主に対するあなたの気持ちや,主の教会の会員として受ける祝福について,人々に分かち合う機会に常に注意を向けてください。教会関連の活動や,家族に関連した活動に参加するようほかの人を招いてください。

  • あなたの家族が宣教師と交流する機会を探してください。友人を教えるよう宣教師に勧めたり,自分の家族のだれかを教えてもらうよう申し出たりします。宣教師に,経験していることや,伝道活動がイエス・キリストに近づくうえでどのような助けになっているかを尋ねます。また,宣教師になる備えとして何をしたか(または何をすればよかったと思うか)尋ねます。

  • あなたが伝道に出たことがある場合は,自分の経験について率直に,また頻繁に話してください。または,伝道に出た友人や家族に,それぞれの経験について話してもらいます。また,これまで福音をどのように人に分かち合ってきたか話してもよいでしょう。子供が福音を分かち合える方法を考えられるよう助けます。

  • 福音の原則を家族に教える機会を子供に与えてください。また,子供が自分の信条をほかの人と分かち合う練習をしてもよいでしょう。例えば,「モルモン書について聞いたことのない人にどのようにモルモン書を紹介したらよいか」「クリスチャンではない人に救い主が必要であることをどのように説明するか」などの質問について話し合うとよいでしょう。

  • 子供が気軽に人々と話せるよう助けてください。会話を始めるよい方法にはどのようなものがあるでしょうか。人の言うことに耳を傾け,相手の心中を理解し,生活に祝福をもたらす福音の真理を分かち合う方法を学ぶよう,子供を励まします。

  • 子供がほかの文化や信条について学ぶ機会を探してください。ほかの人の信条に含まれている,善良で真実の原則に気づき,尊重できるよう助けてください。

神殿へ行く―結び固め

神殿の中で,夫と妻はともに永遠の家族として結び固められます。これは結び固めと呼ばれる儀式の中で行われます。この儀式はあなたの息子や娘にとっては何年も先のことかもしれませんが,それまでの間に一緒に行う,ささやかで簡単な,一貫した事柄は,このすばらしい祝福に備える助けとなります。

さらに学ぶには,福音トピックス「結び固め」を参照してください topics.ChurchofJesusChrist.org。

  • 家族―世界への宣言」を一緒に読みます ChurchofJesusChrist.org。この宣言は,家庭生活における幸福と実りある結婚について何を教えているでしょうか。子供と一緒に,宣言の中から研究する原則を一つ選んでください。「聖句ガイド」で,その原則に関連する聖句を調べてもよいでしょう。また,その原則をさらに家族で応用するための目標を設定することもできます。目標に取り組む際,その原則に従って生活することで家庭生活にもたらされる影響について一緒に話し合ってください。

  • 子供と一緒に,ディーター・F・ウークトドルフ会長の説教「救う人々をたたえ」(『リアホナ』2016年5月号,77-80)を読みます。「使い捨ての社会」と題する項目にたどり着いたら,家の中で使い捨てのものや使い捨てでない物を探すとよいでしょう。長持ちさせたいと思うときに,その物に対する接し方がどのように変わるか話します。このことは,わたしたちが夫婦関係や家族関係をどのように扱うべきかについて,何を示唆しているでしょうか。堅固な夫婦関係と家族を築くために救い主がどのように助けてくださるかについて,ウークトドルフ長老の説教からほかにどのようなことが学べるでしょうか。

  • 既婚の人は,夫婦としてうまくいっていると感じることや,学んでいること,改善しようとしている事柄について,子供に率直に話してください。伴侶と神殿で結び固めを受けている場合,互いとの聖約と,主との聖約を守るためにどのように努力しているかを,模範によって子供に示してください。天の御父と救い主を夫婦関係の中心とするためにあなたがどのように努力しているか,また御二方がどのように助けてくださっているかを子供に話します。

  • 家族で決定を下す必要がある場合は,家族評議会と話し合いを行います。すべての家族の意見が聞かれ,大切にされるように取り計らいます。全員が同じように物事を見ているわけではないときでも,このような話し合いを,家族関係において健全なコミュニケーションと思いやりを示す機会として活用してください。

  • 家族の中に意見の相違や対立がある場合は,忍耐と思いやりを示してください。キリストのような方法で争いに対処することが,幸せな結婚生活に備えるうえでどのように役立つかを子供が理解できるよう助けてください。教義と聖約121:41-42を一緒に読み,これらの節にある原則を結婚生活にどのように応用できるか話し合います。

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