「1月3-9日 創世1-2章;モーセ2-3章;アブラハム4-5章:『はじめに神は天と地とを創造された』」『わたしに従ってきなさい―個人と家族用:旧約聖書 2022年』(2021年)
「1月3-9日 創世1-2章;モーセ2-3章;アブラハム4-5章」『わたしに従ってきなさい―個人と家族用:2022年』
1月3-9日
創世1-2章;モーセ2-3章;アブラハム4-5章
「はじめに神は天と地とを創造された」
これまで,創造について読んで知っていたとしても,聖文からは常に学ぶべきことがあります。聖霊の導きによる助けを祈り求め,新たな理解を得られるようにしましょう。
印象を書き留める
わたしたちの周りに広がる世界は,非常に美しく荘厳なものです。そのため,地が「形なく,むなし〔かった〕」とき,「むなしく,荒涼としていた」ときがあったとはとても思えません(創世1:2;アブラハム4:2)。創造の話がわたしたちに教えてくれることの一つは,神は組織されていないものから,荘厳なものを創造することがおできになるということです。人生が混沌としているように思えるとき,これを思い起こすと助けになるでしょう。天の御父とイエス・キリストは創造主であり,わたしたちに対する御二方の創造の業はまだ終わっていません。わたしたちが人生で暗い時期を歩むとき,御二方は光を輝かせることがおできになります。人生の荒波のただ中にあって,堅固な土台を形造ることができます。元素を意のままにすることがおできになる方々です。元素と同じように,わたしたちもその言葉に従うならば,御二方はわたしたちを本来あるべき美しい創造物へと変えてくださいます。神の形に,神にかたどって造られることには,このような意味も含まれているのです(創世1:26参照)。わたしたちは,神のようになる可能性を有しています。昇栄し,栄光に満ちた,日の栄えを受け継ぐ存在になれるということです。
創世記の概要については,『聖句ガイド』「創世記」の項を参照してください。
個人の聖文研究のためのアイデア
創世1:1-25;モーセ2:1-25;アブラハム4:1-25
天の御父の指示の下,イエス・キリストは地球を創造された。
D・トッド・クリストファーソン長老はこう述べています。「創造の過程の細かい部分がどうであろうとも,わたしたちは創造が偶然の産物ではなく,父なる神が指示され,イエス・キリストが実行されたことを知っています。」(「なぜ結婚,なぜ家族か」『リアホナ』2015年5月号,51参照)世界がどのように造られたのか,具体的には分からない部分もたくさんありますが,創世1:1-25;モーセ2:1-25;アブラハム4:1-25で神が明らかにしておられる内容から,創造について学べることを深く考えてください。これらの記録の中で,似ている点は何ですか。異なる点にも気づいたでしょうか。創造について読みながら,天の御父とイエス・キリストに対してどのような思いが湧きましたか。
教義と聖約101:32-34も参照してください。
創世1:27-28;2:18-25;モーセ3:18,21-25;アブラハム5:14-19
男女の間の結婚は神によって定められている。
「アダムとエバは永遠の神権の権能によりこの世から永遠にわたる結婚をしました。」(ラッセル・M・ネルソン「イヴからの教訓」『聖徒の道』1988年1月号,94参照)この真理を知ることが重要であるのはなぜでしょうか。創世1:27-28;2:18-25;モーセ3:18,21-25;アブラハム5:14-19を読みながら,このことについて深く考えてみましょう。神の計画における結婚について,さらに詳しく知りたい場合は,下に挙げるリソースを読み,深く考えてください。これらのリソースは,あなたが自身の結婚生活を改善するうえで,または将来の結婚に備えるうえで,何を行うように促しているでしょうか。
マタイ19:4-6;1コリント11:11;リンダ・K・バートン「ともに高め合いましょう」『リアホナ』2015年5月号,29-32;「家族―世界への宣言」,ChurchofJesusChrist.orgも参照してください。
神は安息日を祝福し,聖別された。
安息日を聖なるものとされた神は,安息日を聖く保つようわたしたちに求めておられます。デビッド・A・ベドナー長老はこのように教えています。「安息日は神の日であり,神を礼拝し,神の尊く,大いなる約束を受けて覚えるため,特別に取っておかれた神聖な時間なのです。」(「尊く,大いなる約束」『リアホナ』2017年11月号,92)あなたがだれかに,安息日を尊ぶことを選ぶ理由を説明する際,この言葉および創世2:2-3;モーセ3:2-3;アブラハム5:2-3をどのように生かせるでしょうか。あなたが主の日を聖く保つことに対して,主はこれまでどのような祝福を注いでくださいましたか。
イザヤ58:13-14;教義と聖約59:9-13;「安息日は喜びの日」(ビデオ),ChurchofJesusChrist.orgも参照してください。
家族の聖文研究と家庭の夕べのためのアイデア
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創世1:1-25;モーセ2:1-25;アブラハム4:1-25創造について,家族で楽しく学ぶにはどうしたらよいでしょうか。家族で外へ出かけ,創造の話のそれぞれの段階で造られたもの,星や木,動物などを探してみることができます。また,各時期に創造されたものの写真を数枚家族に見せ,創造に関する記録の一つを一緒に読んでから,皆に写真を順番に並べてもらうのもよいでしょう。これらの創造物は,天の御父とイエス・キリストについてどのようなことを教えているでしょうか。
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創世1章;モーセ2章;アブラハム4章創造の話に親しむ方法の一つは,創世1章あるいはモーセ2章の中で,神が御自身の造られたものを何度「良し」とされているかを,家族で数えてみることです。このことは,自分自身を含め,わたしたちが神の創造物をどのように扱うべきかについて,何を示唆しているでしょうか。これらの出来事は,アブラハム4章でどのように述べられていますか。わたしたちはそこから何を学べるでしょうか。
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創世1:26-27;モーセ2:26-27;アブラハム4:26-27わたしたちが神の形に創造されていると知ることは,なぜ大切なのでしょうか。その事実は,自分自身や周りの人々,また,神に対するわたしたちの感じ方にどのような影響をおよぼしますか。
家族に小さい子供がいるなら,一緒にモーセ2:27を読み,簡単なゲームをしてみるのもよいでしょう。まず,『福音の視覚資料集』90番など,天の御父とイエス・キリストが描かれた絵を見せ,家族のだれかに天の御父かイエス・キリストの体の一部を指差してもらいます。続いて別のだれかが,自分の体の同じ部分を指差します。これを家族で順番に行いましょう。
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創世1:28;モーセ2:28;アブラハム4:28「増えよ,地に満ちよ,という神の子供たちに対する神の戒めは今なお有効です。」(「家族―世界への宣言」ChurchofJesusChrist.org)この真理を知らない人々,または異なる信条を抱く人々に対して,この戒めに関するわたしたちの信条をどのように説明できるでしょうか。家族でロールプレーしてみるとよいでしょう。
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創世1:28;モーセ2:28;アブラハム4:28「地に動くすべての生き物とを治めよ」とは,どのような意味ですか(教義と聖約59:16-21も参照)。家族が地球を大切にする責任を果たすには,どうすればよいでしょうか。
子供を教えるためのそのほかのアイデアについては,『わたしに従ってきなさい―初等協会用』の,今週の概要を参照してください。
歌の提案:「天のお父様の愛」『子供の歌集』16-17