『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』を活用する

だれのためのリソースか

このリソースは，教会のすべての個人と家族のためのリソースです。自分で学ぶか家族で学ぶかにかかわらず，福音を学ぶうえで役立つように作られています。福音を定期的に学習したことのない人は，このリソースを使って始めるとよいでしょう。すでに福音学習の良い習慣がついている人は，このリソースを使うと学習がさらに意義深い経験となるでしょう。

このリソースをどう使うべきか

どのような形でも使って役立ててください。個人と家族の聖文研究のガイドや補助資料として役立つかもしれません。家庭で過ごす夕べで使うこともできます。概要では旧約聖書に出てくる大切な原則を紹介し，個人と家族のための学習のアイデアと活動を挙げてあり，感じたことを書き留める欄もあります。

『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』は，あなたが行っているほかの善いことの代わりに行うものではなく，どちらがいいか比べるものでもありません。神の言葉に対するあなた自身の研究の取り組み方は，御霊の導きに従って決めてください。

家庭で聖文を研究している夫婦］

このリソースは教会での活動とどのような関係があるか

このリソースの概要は，毎週の読書スケジュールに従って組み立てられています。初等協会用，日曜学校用，アロン神権定員会と若い女性クラス用の『わたしに従ってきなさい』のリソースは同じスケジュールに従っています。家庭で福音を学び，それに従った生活をしようとする努力をサポートするために，教会の教師は，あなたが家庭で学んできた聖文に関連した経験や考え，疑問を分かち合う機会を与えてくれます。

日曜学校は月に2回しかないため，日曜学校の教師は，週のスケジュールに遅れを取らないよう概要を飛ばしたりまとめたりすることがあるかもしれません。ステーク大会やその他の理由で教会の定例集会がない週も，（日曜学校と初等協会の両方で）そうする必要が出てくるでしょう。そのような場合は，家庭で旧約聖書の研究を続けるようお勧めします。

スケジュールに従う必要があるか

スケジュールに従うことで，年末までに旧約聖書と高価な真珠の選ばれた箇所を読み終えることができます。さらに，ほかの人々と同じスケジュールで進むことにより，家庭で，教会で，そしてほかのあらゆる場所で，意義深い経験ができることでしょう。しかしこのスケジュールに縛られたり，すべての節を読まなければならないと感じたりする必要はありません。このスケジュールは単にあなた自身のペースを調整するのに役立てるものです。大切なのは，福音を個人と家族で学んでいるということです。

旧約聖書の読書スケジュールについて

推奨されている『わたしに従ってきなさい』の2022年の読書スケジュールには，旧約聖書のすべての章は含まれていません。旧約聖書はほかの聖典に比べて長いため，一部の章や書は省略して，あなたや家族がついていきやすい読書スケジュールにしてあります。

どの章や書を含めるかについては，内容の重複を避け，またイエス・キリストについて証している箇所や，教義に富んでいる箇所，現代に特に関連がある箇所が強調されるように選択されています。例えば，推奨の読書スケジュールには歴代上および歴代下は含まれていません。なぜなら，これらの書の内容の多くは列王上および列王下にある内容と重複しているからです。このスケジュールにはまた，雅歌は含まれていません。預言者ジョセフ・スミスが，これは霊感によって書かれた聖文ではないと教えているためです（『聖句ガイド』「雅歌」の項，scriptures.ChurchofJesusChrist.org参照）。ただし，これは単に推奨される学習スケジュールであることを覚えておいてください。あなたの個人や家族の聖文研究は，個人の啓示によって導かれるべきです。