教義と聖約124 章

「わたしの名のため〔の〕家」

子供たちは，教義と聖約124 章からどのような教えを学ぶ必要があるでしょうか。今週の研究を進めながら，この質問について深く考えてください。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

最も近くにある神殿の写真を見せ，子供たちに神殿について知っていることを尋ねます。いつか神殿に入ることについて，子供たちの気持ちを分かち合ってもらいます。

教義を教える：年少の子供たち

教義と聖約124：15，20

わたしが善いことを行おうと努めるとき，イエスは喜ばれる

124章に記されている啓示の中で，主はハイラム・スミスとジョージ・ミラーを是認されました。二人が主に従おうと努めていたからです。善いことを行おうと努めるときに，主が喜んでおられることを子供たちが理解できるよう助けるには，どうすればよいでしょうか。

活動案

自分にできる善いことを，子供たちが思いつけるよう手助けします。参考になるよう，子供たちに絵や写真を幾つか見せます（『福音の視覚資料集』や教会機関誌から見つけるとよいでしょう）。子供たちに，そこで行われている善いことを指摘してもらいます。教義と聖約124：15を読み聞かせ，ハイラム・スミスが善い行いを選んだとき，主がどのように思われたか子供たちに注意して聞いてもらいます。わたしたちが善いことをしようとするとき，イエスはどうお感じになるでしょうか。
子供たちにハート形の紙を配り，自分が善いことをしている絵を描いてもらいます。描いた絵をクラスに紹介してもらいます。善いことをするとき，どんな気持ちがしますか。わたしたちが正しいことを行おうと努めるとき，イエスが喜ばれることを証します。
「光となるように」（『子供の歌集』38）など，イエスが望まれる行いをすることに関する歌を一緒に歌います。

教義と聖約124：28－29，39

イエスは御自分の民に神殿を建てるよう命じられる

神殿は常に，天の御父が御自分の子供たちのために用意された計画の一部となってきました。このことを理解すると，あなたが教える子供たちは神殿に対して，いっそう敬虔な気持ちを抱くようになるでしょう。

活動案

聖徒たちが新しい居住地をノーブーに見つけたとき，主は聖徒たちに神殿を建てるよう言われました。そのことを子供たちが理解できるよう助けてください（「だい49しょう：ノーブーのせいと」『教義と聖約物語』183－184，またはChurchofJesusChrist.orgの該当するビデオを参照）。子供たちに，神殿を建てているふりをしてもらいます。
「〔わたしの聖なる家〕は，わたしの聖なる名のために建てるようにとわたしの民に常に命じられ〔てい〕る」（教義と聖約124：39）という言葉を，子供たちと一緒に読みます。子供たちに古代の神殿の絵（『福音の視覚資料集』52番，または，今週の活動ページ参照）と，自分の地区の神殿の写真を持ってもらいます。天の御父とイエス・キリストは，昔の時代も今の時代も，常に神殿を建てるよう御自分の民に命じてこられたことを説明します。主がわたしたちに神殿を建てるよう望まれている理由を子供たちが理解できるように，教義と聖約124：28－29にある言葉を紹介します。
わたしたちは神の民であり，神の民は常に神殿を建てるよう命じられてきたことを理解できるよう助けるために，子供たちに今週の活動ページを仕上げてもらいます。

教義を教える：年長の子供たち

教義と聖約124：12－21

わたしが忠実であるとき，主は喜ばれる

124章の中で，主は数人の聖徒をその忠実さのために褒めておられます。この主の言葉は，自分が伸ばすべき特質を子供たちが見つけるうえで役立つでしょう。

活動案

教義と聖約124：12－21で述べられている良い特質を幾つか選び，ホワイトボードに上の救い主の絵の周りにその特質を書き出します。それらの言葉を探すために，子供たちに12－21節を調べてもらいます。馴染みのない言葉を理解できるよう子供たちを助けてください。この聖句によれば，これらの特質を伸ばしている人々のことを主はどのように感じておられるでしょうか。
ホワイトボードに高潔と書きます。教義と聖約124：15，20の中で，高潔について主が言われたことを子供たちに学んでもらいます。高潔とは何であるか子供たちが理解できるように，次の言葉を読みます。「高潔とは，結果はどうであれ，いつどんなときでも正しいことを考え行うことを意味します。」（『若人の強さのために』19）自分の経験や，機関誌の『フレンド』や『リアホナ』から，高潔さを示した子供の例を分かち合うこともできるでしょう。子供たちに，今週もっと高潔に行動するための目標を立てるよう勧めます。

教義と聖約124：28－30，38－41

イエスは御自分の民に神殿を建てるよう命じられる

あなたが教える子供たちは，やがて神殿に参入して，神殿の儀式に参加できる年齢になります。子供たちが備えられるよう助けるために，どのようなことができるでしょうか。

活動案

1枚の神殿の写真を何かで覆います。子供たちに教義と聖約124：38－41を読んでもらい，何の写真かを当てる手がかりを探してもらいます。子供たちに写真の覆いを取ってもらい，主がわたしたちに神殿を建てるよう望んでおられる理由について，この聖句から何が学べるか話し合ってもらいます。
教義と聖約124：28－30を読んでもらい，ノーブー神殿を建てることに関して，主がジョセフ・スミスに示された理由を見つけてもらいます。神殿に対するあなたの気持ちや，死者のためのバプテスマを行ったことがあれば，その経験を分かち合います。神殿で死者のためのバプテスマを行える年齢になるまで，あとどのくらいの期間があるか，子供たちが確認できるよう助けてください。
神殿推薦状を持っていれば，それを子供たちに見せるか，ワードの青少年を一人招待して推薦状を子供たちに見せてもらいます。神殿推薦状がなぜ重要なのか，神殿推薦状を手に入れるには何をしなければならないのかを子供たちに伝えます。自分の推薦状を入手するために，今から備えを始めるよう子供たちに勧めます。

「ノーブー神殿でのジョセフ・スミス」Gary E. Smith画

教義と聖約124：91－92

祝福師の祝福は，霊感による導きを与えてくれる

もし，すでに祝福師の祝福を受けているなら，子供たちに教える前に，その祝福を読み返してください。あなたはなぜ祝福師の祝福に感謝しているのでしょうか。子供たちが祝福を受ける備えができるよう，どのように促しますか。

活動案

子供の一人に教義と聖約124：91－92を読んでもらい，ほかの子供たちには，主がハイラム・スミスをどのような務めに召されたかを注意して聞いてもらいます。祝福師の祝福について，子供たちはどのようなことを知っているでしょうか。すでに祝福師の祝福を受けているなら，祝福文がどのようなものかを子供たちに見せてください。（祝福師の祝福の具体的な内容は神聖なものであることを心に留めておいてください。）祝福師の祝福は，祝福師から受ける特別な祝福であることを説明してください。これらの祝福は，自分自身のことや，天の御父が自分に望んでおられることをさらに知るうえで助けとなります。
あなたが教える子供たちの親かきょうだいの一人に来てもらい，なぜ祝福師の祝福に感謝しているのかをクラスで話してもらってもよいでしょう。どのようにして祝福を受けようと決意したか分かち合ってもらいます。祝福師の祝福についてあなたの証を述べます。

家庭で学ぶよう励ます

子供たちに，神殿について学んだことや，いつか神殿に行きたいと思っている理由を，家族のだれかに分かち合うよう勧めます。

教え方を改善する

子供たちは御霊の影響を認識することができる。イエス・キリストや福音について話したり，歌ったりするときに感じる平安や愛，温かい気持ちは，聖霊からもたらされるということを子供たちに教えます。このような気持ちが子供たちの証を育んでくれます。