The City Eternal,（「永遠という名の街」） by Keith Larson

12月23－29日

黙示12－22章

「勝利を得る者は，これらのものを受け継ぐであろう」

教える準備をする際，個人または家族で黙示12－22章を学習した経験を活用してください。どのようなことが心に響きましたか。どのような印象を受けましたか。ここで提案されている活動は，どの年齢の子供たちにも適用できることを覚えておいてください。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

子供たちに，なぜ天の御父と再びともに住みたいと思うかを話してもらいます。レッスンを通して，子供たちが神のみもとに戻る準備をするためにできることを探せるよう助けてください。

教義を教える

年少の子供たち

黙示12：7－11

わたしは前世でイエス・キリストに対する信仰を示しました

天上の戦いで，神の忠実な子供たちは「あかしの言葉」とイエス・キリストに対する信仰を示すことによってサタンに打ち勝ちました（黙示12：11）。

活動案

• だれかの模範に従うとはどのような意味かを子供たちが理解できるように，一人の子供を「リーダー」として選び，ほかの子供たちには，その子供に倣って行動することでその子に従うように言います。その後，別の子供にもリーダーになってもらいます。黙示12：7－11を子供たちに読み聞かせ，わたしたちは生まれる前に，サタンではなくイエスに従うことを選んだと説明します。

• 「ぼくはむかし」（『リアホナ』1999年4月号，フレンド5ページ），または「主の計画にしたがう」（『子供の歌集』86－87）など，前世に関する歌を一緒に歌います。次のような質問をします。わたしたちが生まれる前に，天では何が起こりましたか。わたしたちは何をすることを選んだでしょうか（「はじめに—天のお父さまの計画」『新約聖書ものがたり』1－5，またはLDS.orgの該当するビデオ参照）。

黙示19：7

わたしは正しい選びをすることにより，イエス・キリストの再臨に備えることができます

イエスの戒めに従うなら，再臨は喜ばしい出来事になることを子供たちが理解できるように，どのように助けられるでしょうか。

活動案

• 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』から，今週の概要に載っている絵を見せ，黙示19：7を読みます。「子羊の婚姻」は，イエス・キリストの再臨を象徴していることを説明します。人々はなぜ「喜び」ましたか。子供たちに，結婚式に参列したことがあるかを尋ねます。そこはどのような場でしたか。人々はなぜ喜んでいたのでしょうか。

• あなたがイエスの再臨を楽しみにしている理由を，子供たちに話してください。「主の来られる時」（『子供の歌集』46－47）などの，再臨に関する歌を一緒に歌ってもよいでしょう。

• 子供たちに，日曜日の教会に向けてどのような準備をするか分かち合ってもらいます。なぜ，教会に来る前にこれらのことをしますか。わたしたちはなぜ，キリストの再臨のために備えるべきなのでしょうか。子供たちに，再臨に備えるためにできることを今週の活動ページに描いてもらいます。

黙示21：1，3－4，22－27；22：1－2

わたしは日の栄えの王国で，天の御父と愛する人々とともに住むことができます

黙示21－22章で，ヨハネは美しい言葉を用いて，忠実な人々が享受する日の栄えの栄光について書き記しています。

活動案

• 子供たちに，黙示22：2に書かれている木をホワイトボードに描いてもらいます。これは命の木であり，その実は神の愛を表していることを説明します（1ニーファイ11：21－22参照）。実の形に切り取った紙を子供たちに渡し，その紙に天の御父の愛を感じる助けとなるものを描いてもらいます。忠実な人々は，日の栄えで天の御父とともに住むことを説明してください。

• ヨハネが日の栄えの栄光を表すために用いたイメージや詳細について子供たちに説明し（黙示21：1，3－4，22－27；22：1－2参照），それらの絵を描いてもらいます。

• 「主の計画にしたがう」（『子供の歌集』86－87）など，神の計画に関する歌を一緒に歌います。天の御父と再びともに住むためにできることを，子供たちに見つけてもらいましょう。

教義を教える

年長の子供たち

黙示12：7－11

わたしは前世でイエス・キリストに対する信仰を示しました

あなたの教える子供たちは，前世でイエス・キリストに対する信仰をもち，主に従うことを選んだので，今地上にいます。

活動案

• 黙示12：7－11を一緒に読み，ホワイトボードに，龍，天での戦い，投げ落とす，証，子羊と書きます。ホワイトボードの言葉を使って，子供たちにこれらの聖句を要約してもらいます。これらの聖句から，イエス・キリスト（子羊）についてどのようなことを学べるでしょうか。わたしたちが前世で行った選択について，どのようなことを学べるでしょうか。

• ホワイトボードに，列が3つある表を書き，前世，現世，両方と書きます。「肉体を持っています」「肉体を持っていません」「神のみ前に住んでいます」「サタンと戦います」「イエス・キリストに対する信仰を働かせます」「神の計画に従います」など，前世と現世についての真理を書いた紙を準備します。子供たちに順番に紙を引いてもらい，それがどの列に当てはまるか決めてもらいます。子供たちがこれからもキリストに対する信仰を示すことができるという，あなたの信頼の気持ちを伝えてください。

黙示19：7－8

わたしは正しい選びをすることにより，イエス・キリストの再臨に備えることができます

イエスの再臨は，義人にとって喜ばしい出来事になることを子供たちが理解できるように，どのように助けられるでしょうか。

活動案

• 黙示19：7－8を一緒に読み，婚姻は救い主の再臨，子羊は救い主，花嫁は教会（またはわたしたちすべて）というように，これらの聖句にある象徴を子供たちが理解できるように助けます。人々は，どのようにして結婚に備えますか。救い主が再び来られるのに備えるため，わたしたちはどのようなことをすればよいでしょうか。

• 子供たちと一緒に信仰箇条1：10を読み，暗記します。この信仰箇条は，イエスが再び来られる時に起こる喜びと栄光に満ちた出来事を表していることを説明します。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』からイエスの再臨の絵を見せ，子供たちに，イエスの再臨がどのようなものになるかを考えて絵に描いてもらいます。

黙示21：1，3－4，22－27；22：1－2，17

わたしは日の栄えの王国で，天の御父と愛する人々とともに住むことができます

日の栄えの王国について教える準備をする際，日の栄えの王国はあなたにとってどのような意味を持つかについてよく考えてください。あなたの証を，どのように子供たちに分かち合うことができるでしょうか。

活動案

• 子供たちに，ヨハネが日の栄えの栄光を表すのに用いたイメージや詳細を以下の聖句から探してもらいます。黙示21：1，3－4，22－27；22：1－2。絵に描きたいと思うイメージや詳細を選んでもらいます。それから，クラスで自分の絵について話してもらってもよいでしょう。家庭で，自分の絵を家族に見せるように勧めてください。

• 黙示22：17を一緒に読み，「きたりませ」と言った花嫁とは，教会であることを説明します。わたしたちはほかの人々に，何に「来る」ように招きたいでしょうか。人々に「来る」ように招く良い方法には，どのようなものがあるでしょうか。

家庭で学ぶよう励ます

子供たちに，モルモン書の好きな聖句や物語を家族や友人に分かち合うように勧めることで，来年モルモン書を読む備えができるように助けてください。

レッスンを改善する

印象を書き留めるよう子供たちに教えます。子供たちが印象を記録する習慣を身につけると，御霊を認識し，従うのに役立ちます。子供たちは聖典にしるしをつけたり，絵を描いたり，日記に簡潔に書き留めたりすることによって，印象を記録することができます（『救い主の方法で教える』30参照）。