「8月7-13日 ローマ1-6章:『救を得させる神の力』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:新約聖書 2023年』
「8月7-13日 ローマ1-6章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2023年』
8月7-13日
ローマ1-6章
「救を得させる神の力」
ローマ1-6章を読むと,どのような促しを受けますか。その促しに従って,以下に挙げる教えるためのアイデアから適切なものを選ぶか,あるいは独自のものを用意してください。
分かち合うよう招く
先週のレッスンで勧めたことに関連して行ったことを,子供たちに分かち合ってもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
わたしはイエス・キリストに従うことによってイエス・キリストを信じる信仰を示すことができる。
福音には,イエス・キリストを信じる信仰によって生きるすべての人に救いをもたらす力がある,とパウロは教えました。主に従うことによってイエス・キリストを信じる信仰を示せるよう,子供たちをどのように助けることができるでしょうか。
活動案
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ローマ1:17を子供たちに読んで聞かせ,子供たちが「信仰による義人は生きる」というフレーズを暗記できるように助けます。それぞれの子供に,このフレーズの単語を一つずつ割り当て,あなたに指を指されたらその言葉を言ってもらうとよいでしょう。このフレーズは,イエス・キリストを信じる信仰を持つべきだという意味であることを説明します。信仰とは何か知っているか,子供たちに尋ねます。イエス・キリストの絵を見せ,わたしたちは主を見たことがなくても,主が実在しておられることを信じていることを説明します。これが信仰,すなわち,まだ見ていないものを信じることです。
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主に従うことによってイエス・キリストを信じる信仰を示すことを説明します。イエスが望んでおられることを行っている人の写真を,何枚か教室のあちこちに隠します。子供たちに,交代で写真を見つけてもらいます。見つかった写真について説明してもらいましょう。わたしたちは,イエスに従うために何ができるでしょうか。
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一人の子供に目を閉じてもらい,その子供が教室の反対側の壁からイエスの方へ近づけるように導きます。時間があれば,ほかの子供たちにも,交代で同じことをしてあげます。あなたの案内に従ったのと同じように,イエスの教えに従うことができることを,子供たちに理解してもらいます。
バプテスマを受けることは,新しい人になるようなものである。
あなたが教える子供たちは,バプテスマの備えをしているところです。ローマ6章から,バプテスマについてどのようなことが分かりますか。
活動案
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「新しいいのちに生きる」(ローマ6:4)というフレーズを子供たちに繰り返してもらいます。これがあなたにとってどのような意味かを子供たちに話してください。例えば,あなたがバプテスマを受けた日の思い出を分かち合い,イエス・キリストのような人になるのにバプテスマがどのような助けになっているかを話すとよいでしょう。今週の活動ページを使って,バプテスマは新たな人になるための助けとなることを子供たちに教えます。
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バプテスマ会に出席したことがある子供がいれば,そのときのことを話してもらいます。あるいは,バプテスマを受けている人の写真を見せます(『福音の視覚資料集』35,103-104番参照)。バプテスマではイエスのような人になると約束することを,子供たちに理解してもらいます。子供たちに,自分がバプテスマを受けている絵を描いて,バプテスマに備えるために何ができるか発表してもらいます。
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「にじが好きです」(『子供の歌集』53)など,バプテスマに関する歌を子供たちと一緒に歌います。この歌から,バプテスマについてどのようなことが分かりますか。
教義を教える:年長の子供たち
わたしはイエス・キリストに従うことによってイエス・キリストを信じる信仰を示すことができる。
福音には,イエス・キリストを信じる信仰によって生きるすべての人に救いをもたらす力がある,とパウロは教えました。イエス・キリストを信じる信仰は,福音の第一の原則です。信仰があると,戒めに従いたくなります。信仰について子供たちによく理解してもらうために,どのような助けができるでしょうか。
活動案
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一人の子供に,地図でローマを探してもらいます。これから数週間にわたり,パウロが様々な地の教会員に向けて綴った手紙から学ぶことを子供たちに理解してもらいます。最初は,ローマ人への手紙から学びます。
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ホワイトボードにローマ1:16の言葉を書きます。このとき,幾つかの単語を空欄にしておきます。子供たちに,聖典を調べて空欄を埋めてもらいます。「わたしは福音を恥としない」とは自分にとってどういう意味か,子供たちに分かち合ってもらいます。
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一人の子供にローマ1:17を読んでもらい,ほかの子供たちには,繰り返し出てくる言葉に注意しながら聞いてもらいます。「信仰によ〔って〕生きる」とはどのような意味でしょうか。『聖句ガイド』「信仰」の項(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)などの資料から,信仰の定義を見つけられるよう子供たちを助けます。イエス・キリストを信じる信仰がなかったとしたら,わたしたちの生活はどうなっていたでしょうか。
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子供たちに植物と種を見せ,種が植物になるのをどのように助けるか尋ねます。種を植えて水をやるのは,その種が生長するという信仰を示していることになると説明します。イエス・キリストを信じる信仰があることを,わたしたちはどのように示すことができるでしょうか。この活動の一部として,「信仰」(『子供の歌集』50-51)など,信仰に関する歌を歌ってもよいでしょう。
わたしたちは皆,罪の赦しを受けるためにイエス・キリストを必要としている。
パウロは,救いはイエス・キリストとその恵みを通してのみもたらされることをローマ人に理解してほしいと思っていました。この真理をどのように子供たちに教えることができるか,深く考えてください。
活動案
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子供たち一人一人に,ローマ3:23-24の中の言葉を一つ書いた紙を渡します。子供たちに,その言葉を正しい順番に並べ替えてもらい,その聖句を一緒に読みます。この聖句から何が学べるかを子供たちに尋ねます。24節の「恵み」とは,救い主の愛と憐れみの賜物であり,わたしたちが罪の赦しを受け,より良い人になることを可能にしてくれるものであることを説明します。
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1枚の絵を,壁の高い位置または子供たちが自分で取れない場所にかけます。子供たちにそれを取ろうとしてもらい,それをパウロがローマ3:23で教えていることと比較します。その後,絵を取れるように助けます。救い主は,わたしたちが自分の力ではできないどのようなことをしてくださったでしょうか。救い主が自分たちを助けるためにしてくださったことや,おできになることについて考えるとき,救い主に対してどのような気持ちになるか,子供たちに話してもらいます。
バプテスマを受けることは,新しい人になるようなものである。
パウロは,バプテスマはキリストの死と復活の象徴であると教えました。またバプテスマは,よみがえって「新しいいのちに生きる」(ローマ6:4)ことの象徴でもあります。わたしたちは聖餐を取る度に,新しいいのちに生きるという約束を新たにします。
活動案
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一人の子供に,ローマ6:3-6を読んでもらいます。パウロは,バプテスマは何の「様にひとし〔い〕」と述べていますか。
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バプテスマはどのような点で死と復活の象徴なのか,話し合います。バプテスマの写真を見せるか,「イエスのバプテスマ」(ChurchofJesusChrist.org)のようなビデオを見せるといいかもしれません。バプテスマの儀式のどういう点が,死と復活をうまく象徴しているでしょうか。
2:3 -
聖餐の祈りを一緒に読みます(教義と聖約20:77,79参照)。聖餐を取るときにイエス・キリストに従うという,バプテスマのときに交わした聖約を新たにすることを,子供たちに指摘します。聖餐は,「新しいいのちに生きる」ためにどのような助けとなるでしょうか。
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「新しいいのちに生きる」とは,自分にとってどのような意味なのかを示す絵を,子供たちに描いてもらいます。子供たちに,その絵を自分の部屋に飾り,それを見て良い選択をすることを思い出せるようにしてもらうとよいでしょう。
家庭で学ぶよう励ます
自分が信仰を示す行いをしているときにはそれを指摘するよう家族に頼むことを,子供たちに勧めます。