モルモン書の序文

「イエス・キリストについてのもう一つの証」

モルモン書のタイトルページ，および以下を含む序文を研究してください；三人の証人の証，八人の証人の証，預言者ジョセフ・スミスの証，「モルモン書」についての概説」。これから始めるモルモン書の学習を有意義なものにするために，霊感を与えるレッスンができるよう，聖霊の導きを求めながら行ってください。

印象を書き留める

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分かち合うよう招く

クラスを始めるに当たり，序文を学ぶことによってモルモン書が神聖な書物であるという証が強められた経験を，何人かに分かち合ってもらうのもよいでしょう。

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教義を教える

モルモン書のタイトルページ

モルモン書はイエス・キリストに対するわたしたちの信仰を強める

モロナイにより書かれたモルモン書のタイトルページを読むことにより，クラスの参加者は今年のモルモン書の学習に備えることができます。タイトルページにあるメッセージは，どのように学習を深めるでしょうか。次のような質問を一つか二つ，ホワイトボードに書くのもよいかもしれません。なぜモルモン書が与えられたのでしょうか。モルモン書は他の本とはどのように異なるでしょうか。それから各自または二人一組で，タイトルページを見直しながら，答えを探してもらいます。その後に各自が感じたことを分かち合ってもらうこともできます。また，今年のモルモン書の学習計画について話し合うように勧めてもよいでしょう。例えば，どのようなことを探すか，学習するときにどのように聖霊によって学ぶか，などです。
モルモン書の最も大切な目的の一つがタイトルページに記されています：「ユダヤ人と異邦人に，イエスがキリストであ〔る〕」ことを確信させる。イエス・キリストに対する信仰を強めてくれたモルモン書の聖句をクラスの参加者に分かち合ってもらうとよいでしょう（聖句を幾つか「その他のリソース」から読んでもらうこともできます）。それらの聖句を近くに座っている人と一緒に読み，どのようにモルモン書が救い主に対する自分の証に影響を与えたかを分かち合うことができます。

モルモン書の序文

モルモン書はわたしたちを「神に近づ〔け〕」てくれる

モルモン書の序文は，読者が理解する必要がある情報を与えてくれます。クラスの参加者は序文に目を通し，初めてモルモン書を読んでいる人と分かち合うと役立つだろうポイントを3つから5つ特定するとよいかもしれません。それから，見つけたことを分かち合うことができます。モルモン書を紹介する場面をロールプレイしてもよいかもしれません。「その他のリソース」に提案されているビデオも役に立つでしょう。
ジョセフ・スミスの次の言葉が真実であると確信する経験をした参加者がいるかもしれません：「人は〔モルモン書の〕教えを守ることにより，ほかのどの書物にも増して神に近づくことができる。」モルモン書から学んだ真理に従って生活することが，どのように神に近づく助けとなったかを参加者に分かち合ってもらうとよいでしょう。ラッセル・M・ネルソン大管長による次の3つの質問に対する答えを分かち合ってもらうこともできます。「第1に，モルモン書がなかったとしたら，どんな人生でしょう。第2に，モルモン書なしに知り得なかっただろうことは何でしょう。第3に，モルモン書なしに得られなかっただろうものは何でしょう。（「モルモン書—この書物なしの人生とは」『リアホナ』2017年11月号，61）
『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』に提案されているように，救いの計画のほかの呼び方が書かれているモルモン書の箇所を読んだ人はクラスにいますか。もしいたら，学んだことを分かち合うよう勧めます。

「三人の証人の証」，「八人の証人の証」

わたしたちは皆，モルモン書の証人になることができる

三人の証人と八人の証人の証を学習することにより，参加者の証は強められ，自分の証をどのように分かち合うか深く考える助けとなります。参加者の半分が「三人の証人の証」を，もう半分が「八人の証人の証」を読み，印象や心に強く残ったことを分かち合ってもらうのもよいでしょう。これら二つの証はどのような点で異なっているでしょうか。どのような点で類似しているでしょうか。証を分かち合うことについて，これらの証からどのようなことが学べるでしょうか。「三人の証人の証」の重要性について話し合いを始めるに当たり，「その他のリソース」にあるダリン・H・オークス管長の話かジョン・ホイットマーの証を分かち合う，またはビデオ「三人の証人の証」を見せるのもよいでしょう（ChurchofJesusChrist.org）

「預言者ジョセフ・スミスの証」

ジョセフ・スミスは，モルモン書を世に出すために神の御手に使われる者であった

参加者が「預言者ジョセフ・スミスの証」についてすでによく知っているとしても，新たな洞察を得る助けができるかもしれません。例えば，ジョセフ・スミスの記述から，重要な出来事をリストアップしてもらうことができます。ジョセフ・スミスの経験から，主が認めたモルモン書の重要性について，どのように結論づけることができますか。
賛美歌「長き沈黙破りて出づ」（『賛美歌』10番）は，モルモン書の出現について述べています。この賛美歌を歌った後，または聴いた後，歌詞と同じ内容かそれを強調している文を「預言者ジョセフ・スミスの証」から見つけてもらいます。

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家庭で学ぶよう励ます

1ニーファイ1－7章を読む動機付けとなるよう，家族の問題や教会の召しなど現在の生活状況の助けとなるアイデアや真理を探してもらいます。

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その他のリソース

イエス・キリストを証するモルモン書の聖句

ChurchofJesusChrist.orgにあるモルモン書に関するビデオ

「モルモン書の紹介」
「1分で分かる『モルモン書』」
「モルモン書の物語」

三人の証人の重要性

ダリン・H・オークス管長は，三人の証人の証がなぜ人の心をそれほど強く動かすのか次のように説明しています。

「モルモン書に対する三人の証人の証は力強くそれに立ち向かっています。もしその証が偽りであったのならば，3人それぞれについて，自分の証を放棄する理由と機会が十分にありました。また正確でない部分があったとすれば，詳細について曖昧な発言をする理由と機会も十分にありました。よく知られているように，教会のほかの指導者を巻き込む不和やねたみのために，3人の証人はそれぞれ，証言が公表されてからおよそ8年のうちに，末日聖徒イエス・キリスト教会から破門されています。3人とも共謀を図るほどの共通した関心というものがなかったので，それぞれの道を進みました。しかしどの人も，破門された後12年から50年にわたる，その生涯の終わりのときまで，だれ一人として公表された証言を曲げたり，その真実性に影を落とすようなことを言ったりしませんでした。」（「証人マーティン・ハリス」『リアホナ』1999年7月号，42参照）

ジョン・ホイットマーの証

モルモン書に対する八人の証人の一人であるジョン・ホイットマーは，こう宣言しました。「三人の証人や八人の証人のうち，自分が述べた証を否定したことがある人は一人もいません。……わたしたちの名前は神からの啓示として，すべての国々，言語，人々に知れ渡りました。そこに宣言されているとおり，神の計画は進められることでしょう (in Noel B. Reynolds, ed., Book of Mormon Authorship Revisited: The Evidence for Ancient Origins [1997], 55–56)。

レッスンを改善する

自分自身で霊感を求めましょう。　この概要を，従わなくてはならない指示として捉えるのではなく，アイデアを得るためのもの，そして教える相手の必要について熟考するときに霊感を与えてくれるものとして用いてください。