「12月13-19日。家族—世界への宣言:『家族は……創造主の計画の中心を成す』」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:教義と聖約 2021年』(2020年)
「12月13-19日。家族—世界への宣言」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:2021年』
12月13-19日
家族—世界への宣言
「家族は……創造主の計画の中心を成す」
今週,「家族―世界への宣言」を研究しながら,家庭や家族を強めようと努めているクラスの参加者の支えになると思われる真理について考えてください。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
家族の宣言の研究から今週学んだことを分かち合いやすくするために,クラスの参加者に段落を一つ選んでもらい,そこで教えられていることを一つの文にまとめてもらうといいかもしれません。
教義を教える
「家族は……創造主の計画の中心を成す」
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教会は家族を重視することで知られており,家族の宣言では,その教義上の理由が明らかにされています。これについての話し合いを促すために,クラスの参加者に,なぜ教会はそれほど家族を重視するのかとだれかから尋ねられたと仮定してもらいます。この質問に答える際に,宣言からどんな真理を分かち合うことができるでしょうか。
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家族の宣言がそれほど重要である理由の一つは,この宣言が現代において攻撃にさらされている数々の真理を再確認しているからです。宣言の中にあるどんな真理が,今日の世の中にある家族についての間違った考えに欺かれないようにするための助けになるでしょうか。これらの真理は,わたしたちの選択にどのような影響を与えるでしょうか。「その他のリソース」にあるダリン・H・オークス管長の言葉が,この質問に答えるのに役立つかもしれません。
「家庭生活における幸福は,主イエス・キリストの教えに基づいた生活を送るときに達成されるに違いありません」
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家族の宣言の第6,7段落にある原則について話し合うと,クラスの参加者が家族の関係にさらに大きな幸福を見いだすための助けになるでしょう。原則をホワイトボードに書き出し,参加者に,そこから一つ選んでその原則について二人一組で話し合ってもらうとよいでしょう。話し合いを進めるために,次のような質問をしてもよいでしょう。家族生活の中で,この原則に従っていることを示すどのような例を見たことがありますか。この原則に従って生活すると,なぜ家族は幸福になるのでしょうか。この原則に従って生活すると,救い主を家族生活の基とするうえでどのような助けとなるでしょうか。家族にこの原則をさらによく理解してもらうために役立つ聖句には,どんなものがあるでしょうか(クラスの参加者は,『聖句ガイド』〔scriptures.ChurchofJesusChrist.org〕を使って聖句を探すとよいでしょう)。次に,学んだことを各ペアにクラスで分かち合ってもらいます。
現在の家族の状況にかかわらず,わたしたちは救い主と主の福音という基の上に永遠の家族を築くよう努めることができるということを強調してください。
「わたしたちは,……責任ある市民……に,……家族を維持し,強めるために,これらの定められた事柄を推し進めてくださるよう呼びかけるものであります」
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家族の宣言で述べられている真理を擁護する責任について参加者が理解できるよう,どのように助けることができるでしょうか。話し合いの最初に,宣言の題名から何が学べるかを話し合うといいかもしれません。宣言とは何ですか。大管長会と十二使徒評議会に,世界に向けて家族に関する宣言を発表する資格があるのはなぜでしょうか。宣言の主要なメッセージは何だと思うか,クラスの参加者に挙げてもらってもよいでしょう(具体的な言葉を引用するよう勧めてください)。その後,自分の国や地域社会でそれらのメッセージをどのように推進していくかを話し合ってもらいます。ボニー・L・オスカーソン姉妹のメッセージ「家族の宣言の擁護者」で挙げられている例を,クラスで一緒に確認してもよいでしょう(『リアホナ』2015年5月号,14-17)。また,ビデオ「真理の擁護者」(ChurchofJesusChrist.org)を見せることもできます。
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その他のリソース
神の計画における家族
ダリン・H・オークス管長は次のように教えています。
「神の救いの計画を理解している末日聖徒は,その比類ない世界観のために,神の戒めや神が求められる儀式の不変性,救い主イエス・キリストの基本的な役割が持つ意味をよりよく見据えることができます。救い主の贖罪は,わたしたちを死からよみがえらせ,悔い改めを条件に,わたしたちを罪から救います。そのような世界観により,特有の優先事項と慣行を持つ末日聖徒は,現世で経験する挫折や苦痛を堪え忍ぶ力に恵まれているのです。……
永遠の命と昇栄に備えるうえでそれぞれの家族が従う必要のある福音の計画は,教会が発表した1995年の宣言,すなわち『家族—世界への宣言』に概説されています。その宣言は,言うまでもなく,わたしたちの住む世界で見られる幾つかの現行法や慣行,主張とは明らかに異なっています。現代において,最も明白な違いは,結婚を伴わない同棲,同性婚,ならびにそのような関係における子供の養育です。昇栄を信じない,あるいは望まない人,また何よりも世の方法を信じる人は,この家族の宣言を,変更が加えられるべき単なる方針の声明と見なします。一方,末日聖徒は家族の宣言を,次のような家族関係を定義づけるものとして受け入れています。すなわち,永遠の成長において最も重要な事柄が起こり得る場としての家族関係です。」(「計画と宣言」『リアホナ』2017年11月号,29-30)。