「『わたしに従ってきなさい—日曜学校用』を活用する」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:教義と聖約 2021年』(2020年)
「『わたしに従ってきなさい—日曜学校用』を活用する」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:2021年』
『わたしに従ってきなさい—日曜学校用』を活用する
日曜学校で教える準備をする
家庭における個人と家族の学習は,福音学習の中心となるべきです。これはあなたにも,クラスの参加者にも当てはまることです。あなたが教える準備をするときに,まず自分自身で聖文から学ぶ経験をすることから始めましょう。キリストのもとへ行き,聖文を調べ,聖霊の導きを求めることが,最も重要な備えとなるでしょう。
『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』は,あなた自身の個人学習と教える準備の両方において重要となります。このリソースは,聖文にある教義的原則をより深く理解するのに役立ちます。またこのリソースは,個人と家族の聖文研究を改善するために『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』を活用するよう,あなたが参加者に促し,勧めるうえでも役立ちます(その助けとして,このリソースにある「個人と家族の学習を助けるアイデア」を参照してください)。その際は,家庭の事情があって定期的に家族の聖文研究や家庭の夕べを行うことのできない参加者に十分配慮してください。
準備を進めるときに,クラスの参加者について,聖文にある原則が天の御父とイエス・キリストを信じる信仰を育むのにどう役立つか,どうすれば個人の聖文研究でそのような原則を見いだそうという意欲を持ってもらうことができるかについて,様々な考えや気持ちがわいてくることでしょう。
教えるためのアイデア
教える準備をする際,このリソースにある教え方の概要を検討することでさらなる導きを得ることができるで しょう。これらのアイデアを事細かな指示と捉えるのではなく,あなた自身の受けた導きをさらに明瞭なものとする提案として捉えてください。あなたはクラスの参加者を知っており,ともにクラスで学んでいくうちにさらによく知るようになるでしょう。主も彼らを御存じで,彼らが家庭で行っている福音の学習を基として学べるようにする最善の方法を,霊感によってあなたに教えてくださいます。
あなたが準備をする際に利用できるリソースとして,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』にあるアイデアや教会機関誌など,多くのものがあります。利用可能なリソースの詳細については,このリソース内のセクション「その他のリソース」を参照してください。
留意すること
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あなたには教師として,クラスの参加者の個人と家族の福音学習を支援し,励まし,それを土台として学べるようにするという大切な責任があります。参加者の中には,家庭で福音を継続的に学習していない人もいるかもしれませんが,家庭を福音学習の中心とするよう励まし,手助けすることで,大きな違いを生むことができます。
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真実の教義を理解し,応用するとき,クラスの参加者は,イエス・キリストの福音への改心がより深まります。聖霊から受ける印象を書き留めてそれに従うように勧めてください。
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教えることは講義をする以上のことであり,また単に話し合いを進める以上のことです。あなたの役割の一つは,参加を促して教化し,聖文に基づいたレッスンを行うことです。また,あなたが聖文を読んで霊感により学んだことを分かち合うべきです。
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参加者の多くが,家庭で聖文を研究するときに霊的な経験をしていることを覚えておいてください。参加者が家庭で何を学び,それが生活にどんな影響を与えているかについて分かち合ってもらう機会を頻繁に設けることで,参加者の福音学習をサポートすることができます。
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天の御父は,あなたが教師として良い働きができるよう願っておられます。そのために,教師評議会をはじめ,あなたの助けとなる多くのリソースを提供してくださっています。これらの集会では,あなたが直面する問題についてほかの教師とともに評議することができます。また,キリストのように教える原則について話し合い,練習することもできます。
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人によっては,教える機会があった方がよく学べることもあります。時折,青少年も含めて,クラスの参加者にレッスンの一部を教えてもらうことを検討してください。その際には,クラスの参加者の必要や能力を考慮して決定してください。クラスの参加者に教えてもらうときには,時間を取って,その人がこのリソースと『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』にあるアイデアを使って事前に準備ができるように助けてください。クラスで何を教えるかに関しては,教師として召されているあなたに最終的な責任があることを覚えておいてください。
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このリソースには,年間を通じた毎週分の教える概要が含まれています。日曜学校が行われない日曜日には,家族は『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』に提示されたスケジュールに従って,家庭で教義と聖約を継続して読むとよいでしょう。日曜学校が行われない週のレッスンは飛ばしてもよいですし,一回のクラスで複数のレッスンの内容を教えてもかまいません。