新約聖書 2023年
1月30日-2月5日  マタイ4章;ルカ4-5章:「主の御霊がわたしに宿っている」


「1月30日-2月5日  マタイ4章;ルカ4-5章:『主の御霊がわたしに宿っている』」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:新約聖書 2023年』

「1月30日-2月5日  マタイ4章;ルカ4-5章」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:2023年』

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荒れ野に立っておられるイエス

「荒れ野へ」Eva Koleva Timothy

1月30日-2月5日

マタイ4章ルカ4-5章

「主の御霊がわたしに宿っている」

マタイ4章ルカ4-5章を研究し,あなたの霊的な印象を書き留めてください。これはクラスの必要を満たす最善の方法について啓示を受けるのに役立つことでしょう。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』とこの概要を活用して,そのほかのアイデアを見つけるようにしてもよいでしょう。

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分かち合うよう招く

今週の読書範囲の中に次の言葉があります。「その言葉に権威があったので,彼らはその教に驚いた。」(ルカ4:32マルコ1:22も参照)クラスの参加者に,マタイ4章ルカ4-5章から,そうした教義の力を感じる助けとなった聖句を分かち合ってもらいます。

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教義を教える

マタイ4:1-11ルカ4:1-13

天の御父はわたしたちに誘惑を退ける力と手段を与えてくださっている。

  • 救い主がサタンを退けられた話は,サタンが人を誘惑しようとする方法をクラスの参加者が理解するのに役立つでしょう。クラスの参加者に,マタイ4:1-11またはルカ4:1-13に記されている誘惑の一つを選び,現代における同様の誘惑(「その他のリソース」の言葉が参考になります)について考えてもらうとよいでしょう。現在のわたしたちが出遭う誘惑と同様の誘惑に救い主も遭われたことを知ることは,なぜ助けになるでしょうか。キリストが誘惑を退けることがおできになったのは,なぜでしょうか。ほかにサタンを退けた人々に関する聖文中の例として,創世39:7-202ニーファイ4:16-35モーセ1:10-22を参照してください。

  • クラスの参加者が誘惑を退けるために何が助けになるでしょうか。クラスの参加者に,マタイ4:1-11またはルカ4:1-13を読み返して,救い主がどのように,「……と書いてある」という言葉を用いて聖文の知識によってサタンに対応されたかを確認してもらってもよいでしょう。時間を取って,クラスの参加者に『聖句ガイド』「誘惑」の項から,誘惑を感じたときに自分を守り,強めてくれる聖句を探し,分かち合ってもらいます。

ルカ4:16-32

イエス・キリストは預言されたメシヤであられる。

  • クラスの参加者がルカ4:16-32の話をよく理解できるように,「メシヤ」という称号も「キリスト」という称号も「油注がれた者」という意味であることを説明するとよいでしょう。ルカ4:18-21を読むときに,イエスがキリスト,メシヤ,あるいは油注がれた者であられるということの意味について考えてもらいます。また,『聖句ガイド』の「油注がれた者」の項を読むことも助けとなるでしょう。今日,イエスは,御自分がメシヤであられることをどのような方法で告げておられるでしょうか。クラスの参加者に,イエス・キリストが救い主であられることをどのようにして知るようになったかを話してもらいます。

  • ナザレの人々が,預言されていたメシヤとしてイエスを受け入れなかったのはなぜか,その理由を調べることによって有益な教訓を幾つか学ぶことができるでしょう。例えば,ルカ4:22-24には,どのような理由が示されているでしょうか。次に,そうした態度を,旧約聖書に出てくるザレパテのやもめやナアマンなど,イスラエル人ではなかった人たちの態度と比べてもらいましょう(ルカ4:25-27参照)。事前にクラスの何人かの参加者に連絡して,これらの話(列王上17:8-24列王下5:1-17ルカ4:16-30参照)のそれぞれについて短く話せるように準備をしてきてもらいます。これらの話はイエス・キリストを信じる信仰を持つことについて,どのようなことを教えているでしょうか。ナザレの人々に対する救い主の言葉の中から,わたしたちに当てはまるどのようなメッセージを見つけることができるでしょうか。

マタイ4:18-22ルカ5:1-11

キリストに従うことは,自分の思いを捨ててキリストの御心を受け入れることを意味する。

  • 主から与えられる指示について,初めは理解できないこともあるでしょう。クラスの参加者に,ルカ5:1-11を調べて,救い主がペテロに言われた事柄と,ペテロが救い主の指示に疑念を抱いた理由を見つけてもらうとよいでしょう。この経験は,救い主と自分自身に対するペテロの気持ちにどのような影響を及ぼしたと思いますか。クラスの参加者に,完全には理解できなくても神の導きに信仰を示した経験を分かち合ってもらうとよいでしょう。信仰を働かせた結果,どうなったでしょうか。

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    海のそばでペテロとアンデレを召されたイエス

    「わたしについてきなさい。あなたがたを,人間をとる漁師にしてあげよう。」(マタイ4:19

  • 「いっさいを捨てて」イエス・キリストに従った漁師たちのように(ルカ5:11),わたしたちにも,イエス・キリストの弟子となるために捨てなければならないものがあります。マタイ4:18-22から,ペテロ,アンデレ,ヤコブ,ヨハネの姿勢と信仰について,どのようなことが分かるでしょうか。クラスに漁網を持って行き,クラスの参加者に,キリストに従うために進んで捨てようと思うものや,すでに捨てたものを紙に書いてもらい,それを漁網の中に入れてもらいます。クラスの何人かの参加者に,いっさいを捨てて救い主に従うことにしたときに自分の生活がどのように変わったかについて話してもらうとよいでしょう。

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「リソース」アイコン

その他のリソース

誘惑の種類。

救い主が荒れ野で経験された誘惑について話したデビッド・O・マッケイ大管長は,誘惑の3つの種類を挙げています。

「(1)本能的な欲望または情欲にかられる誘惑。

(2)自尊心,流行あるいは虚栄心に訴える誘惑。

(3)この世の富や権力,土地や俗世の財産を支配したいという欲望。」(『歴代大管長の教え—デビッド・O・マッケイ』82

教え方を改善する

あなたが教えている人々に感謝を述べる。「レッスンのことで頭がいっぱいになり,生徒たちの貢献に感謝するのを忘れないでください。生徒たちは自分の意見や証を喜んで分かち合うことに対して,あなたが感謝していることを知る必要があります。」(『救い主の方法で教える』33

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