マタイ11－12章；ルカ11章

「あなたがたを休ませてあげよう」

今週，教える前にマタイ11－12章とルカ11章を読んでください。そうすることで，レッスンの中で何に焦点を当てるべきかについて深く考え，啓示を受ける時間を持つことができます。

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分かち合うよう招く

聖文の中に見つけた原則を生活に応用することは，神の言葉の力を経験する大切な方法です。クラスの参加者に，今週聖文を研究する中で見つけた，自分の生活に応用できることを分かち合うよう勧めます。あなたが聖文をどのように応用したか自分の経験を紹介することは，クラスの参加者が自身の例を分かち合う助けとなるでしょう。

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教義を教える

マタイ11：28－30

イエス・キリストに頼るとき，主はわたしたちを休ませてくださる。

マタイ11：28－30で，救い主は，「わたしのくびきを負うて」（29節）という主の招きを受け入れるなら，わたしたちが自分の重荷を負うのを助けてくださると教えておられます。クラスの参加者がこの約束をより深く理解できるように，くびきの絵を見せ（『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要参照），以下のような情報を分かち合ってください：くびきは動物が重い荷物を運んだり，仕事をこなしたりするのを助けるよう設計されており，多くの場合，その動物にぴったり合うように作られます。これらの情報は，マタイ11：28－30をよく理解するうえでどのように役立つでしょうか。これらの聖句の中に，どのような招きを見つけることができるでしょうか。どのような祝福が約束されていますか。「その他のリソース」にあるラッセル・M・ネルソン大管長の約束を分かち合ってもよいでしょう。
わたしたちは皆，イエス・キリストの力によって軽くしていただくことができる重荷を負っています。このことに関する話し合いを促すために，クラスの参加者に，クラス内のだれかとマタイ11：28－30を読んで話し合ってもらいます。話し合いには，以下のような質問を含めるとよいでしょう：人が負っている重荷の例として，どのようなものがあるでしょうか。キリストのもとに行くためには，何をする必要があるでしょうか。救い主のくびきを負うとは，どういう意味でしょうか。救い主に心を向けたとき，救い主が重荷を軽くしてくださるのをどのように感じたことがありますか。デビッド・A・ベドナー長老のメッセージ「容易に重荷に耐えられるように」（『リアホナ』2014年5月号，87－90）から，さらに洞察を得られるかもしれません。

マタイ12：1－13

安息日は良いことを行う日である。

安息日を聖く保とうという熱意から，パリサイ人は厳格な規則と人が作り出した慣習を取り入れていましたが，それによってやがて安息日の真の目的が見失われてしまいました。主がなぜわたしたちに安息日を与えられたかについての話し合いを始めるために，クラスの参加者にマタイ12：1－13とジョセフ・スミス訳マルコ2：26－27（『聖句ガイド』内）を読んでもらうとよいでしょう。この話は安息日の目的についてどんなことを教えているでしょうか。出エジプト31：16－17；イザヤ58：13－14；教義と聖約59：9－13から，安息日についてほかにどのようなことが分かるでしょうか。主の日を聖く保とうと努めてきたことで，救い主とわたしたちの関係はどのように変わってきたでしょうか。
パリサイ人は安息日に関して数多くの詳細な規則を強調していましたが，救い主は，「安息日に良いことをするのは，正しいことである」という簡潔な原則をお教えになりました（マタイ12：12）。そのほかにどのような原則が，安息日を聖く保つうえで助けとなるでしょうか（「その他のリソース」のラッセル・M・ネルソン大管長の言葉を参照）。霊的な自立を育もうとするときに，原則を学ぶ方が規則を定めることよりも効果的であるのはなぜでしょうか。
ラッセル・M・ネルソン大管長のメッセージ「安息日は喜びの日」（『リアホナ』2015年5月号，129－132）は，安息日についての話し合いの助けとなるでしょう。

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その他のリソース

イエス・キリストとくびきでつながれる。

ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように教えています。「皆さんがキリストのもとに来るのは，主と主の力にくびきでつながれ，人生の重荷を一人で引くことのないようにするためです。皆さんは世の救い主，贖い主とくびきでつながれて人生の重荷を引くのであり，そうすればどんなに深刻な問題であろうとも，突然軽くなるでしょう。」（“The Mission and Ministry of the Savior: A Discussion with Elder Russell M. Nelson,” Ensign, June 2005, 18）

「自分は神にどんなしるしを差し出そうとしているだろうか。」

ラッセル・M・ネルソン大管長はこう教えています。「ある活動が安息日にふさわしいかどうか判断する必要がある場合，こう自問するだけでした。『自分は神にどんなしるしを差し出そうとしているだろうか。』この質問は安息日についての選びをきわめて明確にしました。」（「安息日は喜びの日」『リアホナ』2015年5月号，130）

教え方を改善する

分かち合うよう励ます。「クラスにいる一人一人の生徒は，福音に対する証や考え，経験を豊富に生み出す源です。それらを分かち合ってもらい，お互いを高め合いましょう。」（『救い主の方法で教える』5）