「10月2-8日 エペソ:『聖徒たちをととのえて』」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:新約聖書 2023年』
「10月2-8日 エペソ」『わたしに従ってきなさい—日曜学校用:2023年』
10月2-8日
エペソ
「聖徒たちをととのえて」
エペソ人への手紙,最近の総大会の説教,この概要,ならびに『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』を祈りをもって研究するときに,教える事柄と教える方法について様々な思いと印象がもたらされることでしょう。
分かち合うよう招く
クラスの参加者に,今週研究して学んだ事柄を一文に要約してホワイトボードに書いてもらうとよいでしょう。幾つかの要約を無作為に選び,それを書いた人たちに,思ったことを分かち合ってもらいます。
教義を教える
預言者と使徒,そしてわたしたち全員は,教会を強め,一致をもたらす。
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教会はどのような方法で「使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられ」ており,また救い主はどのような点で「隅のかしら石」であられるかを説明するために,クラスの参加者と一緒に何かを作ってみるとよいでしょう(エペソ2:20)。クラスの参加者に,ブロックまたは紙コップに「イエス・キリスト」また「使徒と預言者」と書いたラベルをはり,それらを土台として,ブロックまたは紙コップを組み合わせてタワーかピラミッドを作ってもらうとよいでしょう。その後,「イエス・キリスト」か「使徒と預言者」を取り除いたらどのようなことが起こるかを示します。隅のかしら石が,イエス・キリストと教会におけるイエス・キリストの役割を表す良い比喩であるのは,なぜでしょうか。(隅のかしら石に関する説明については,「その他のリソース」を参照)使徒と預言者,そのほかの教会指導者がいるおかげで得られる祝福について,クラスの参加者に,エペソ2:19-22;4:11-16を調べてもらうとよいでしょう。これらの人々の教えのうえに生活を築き上げるために,何ができるでしょうか。
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クラスの参加者が前回のクラス以降に総大会の話を聴いているならば,エペソ4:11-16に述べられている目的を果たすのに,大会で教えられた事柄がどのように役立ったかを紹介してもらいます。
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クラスの参加者に少し時間を与えて,わたしたちが教会員として担っている「召し」あるいは責任を,幾つか書き出してもらうとよいでしょう(エペソ4:1参照)。例えば,ミニスタリングブラザーやミニスタリングシスター,義にかなった親,キリストの弟子などが挙げられます。その後,書いたリストをクラスの別の人と交換し,エペソ4:4-8,11-16を読んで,リストに挙げられている責任を果たすことがキリストの体を建てるのをどのように助けることになるかを分かち合ってもらいます。「主は一つ,信仰は一つ,バプテスマは一つ」という教えのもとで一致するために,わたしたちはどのように協力できるでしょうか。
救い主の模範に従うことによって,家族の関係を強めることができる。
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クラスの参加者が,家族の関係についてのパウロの勧告を生活に取り入れられるよう助けるために,ホワイトボードに次のような質問を書くとよいでしょう:家族への接し方において,わたしたちは救い主の模範にどのように従うことができるでしょうか(エペソ5:25参照)。「あなたの父と母とを敬え」とはあなたにとってどういう意味でしょうか(エペソ6:1-3)。どのようにすれば「主の薫陶と訓戒とによって」子供たちを育てることができるでしょうか(エペソ6:4)。クラスの参加者に,グループまたはクラス全体で,関連する聖句を読みながらこれらの質問について話し合ってもらいます。参加者が知っている,パウロが述べているような生き方をしている人の例を分かち合ってもらってもよいでしょう。
神の武具はわたしたちを悪から守る助けとなる。
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毎日,神の武具で身を固める努力をするようクラスの参加者に促すには,どのようなことが役立つでしょうか。それぞれの武具と,エペソ6:14-17に述べられている,それが表している原則あるいは徳とを組み合わせる活動を準備しましょう。それぞれの武具は,わたしたちをどのように悪から守ってくれるでしょうか。(ヒントは「その他のリソース」を参照)この武具を,どのようにして身に着けますか。わたしたちの武具の弱い部分を確認し,強化するために,何ができますか。
その他のリソース
隅のかしら石とは何か。
隅のかしら石とは土台に置かれる最初の石です。それはほかの石を測定し設置する基準となる石であり,ほかの石はその隅のかしら石に合わせなければなりません。建物の残りの部分の重さに耐えるために,隅のかしら石は,固く,強固で,信頼できるものでなければなりません(see “The Cornerstone,” Ensign, Jan. 2016, 74–75)。
神の武具。
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真理の帯を腰に締める:この武具は腰の周りにつけるベルトのようなものです。帯を締めるという言葉には,補強する,あるいは強化するという意味もあります。
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正義の胸当て:胸当ては,心臓やそのほかの重要な臓器を守ります。
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平和の福音の備えを足に履く:これは兵士の足を保護するものを指します。
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信仰のたて:あらゆる攻撃から盾で体のほとんどの部分を守ることができます。
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救いのかぶと:かぶとは頭を守ります。
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みたまのつるぎ:剣で敵に立ち向かうことができます。