「アブラハムとサラ」Dilleen Marsh画

2月7－13日

創世12－17章；アブラハム1－2章

「義に従うさらに大いなる者となる」

創世12－17章とアブラハム1－2章を研究する中で，聖霊は今週，あなたに何を教えてくださいましたか。聖霊が教えてくださったことを，クラスの参加者が分かち合える機会を必ず設けてください。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

クラスの参加者に，創世12－17章とアブラハム1－2章から学んだことを分かち合ってもらうために，各自にこれらの章に出てくる人物を選んだうえで，次のような文を作ってもらいます。「アブラハムはわたしに＿＿＿＿＿を教えてくれました。」「サラはわたしに＿＿＿＿＿を教えてくれました。」

教義を教える

創世15：1－6； 17：15－22；アブラハム1：1－19

神はわたしたちの信仰と義にかなった望みのゆえにわたしたちを祝福してくださる

• 創世15章；17章；アブラハム1章に記されているアブラハムとサラの経験は，クラスの参加者が自分たちの義にかなった望みは主の時に成就するという信仰を保つ助けとなります。この原則についての話し合いを，どのように始めればよいでしょうか。例えば，クラスの参加者に，創世15：1－6とアブラハム1：1－19を調べ，アブラハムの望みと困難な状況を説明してもらうのも一つの方法です。アブラハムとサラは，困難にあるときにどのように信仰を示しましたか（ヘブル11：8－13参照）。二人の義にかなった望みは，最終的にどのように成就しましたか（創世17：15－22；21：1－3；教義と聖約132：29；アブラハム1：31参照）。自分の義にかなった望みがまだ自分の思うように成就していないとき，わたしたちはどのように信仰を示すことができるでしょうか。クラスの参加者に，そうした状況において救い主がどのように自分を支えてくださったかについて分かち合ってもらうとよいでしょう。

• 参加者の中には，福音に従った生活をしようと努める中で家族からの支援をほとんど受けられない人や，さらには反対に合う人さえいるかもしれません。アブラハム1：1－19に記されているアブラハムの模範から，そうした状況で義にかなった生活をしようと努めている人たちの助けとなることとして，どんなことを学べるでしょうか。

• クラスの参加者に，ジョセフ・スミス訳創世14：36－40（『聖句ガイド』内）を読んで，アブラハムの信仰と望みについて学べることを分かち合ってもらいます。また，什分の一を納める信仰を働かせたときにどのように祝福を受けたかを分かち合ってもらってもよいでしょう。

アブラハム2：6－11

アブラハムの聖約はわたしたち全員に祝福をもたらす

• クラスの参加者がアブラハムの聖約とは何かを理解するのを助けるために，「その他のリソース」にあるラッセル・M・ネルソン大管長の言葉を分かち合うとよいでしょう（「福音のテーマ」「アブラハムの聖約」の項，topics.ChurchofJesusChrist.orgも参照）。クラスの参加者は，『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要で提案されているように，すでにアブラハム2：6－11でアブラハムの聖約について学んでいるかもしれません。クラスの参加者に学んだことを分かち合ってもらうか，あるいはクラスで一緒にこれらの節を研究してもよいでしょう。アブラハムの聖約を通して，わたしたちはどんな約束と責任を引き受けるでしょうか。ビデオ“Special Witness—President Nelson”「（特別な証人—ネルソン大管長）」は，この質問に答える助けとなります（ChurchofJesusChrist.org/media-library/video/2011-04-18-special-witness-president-nelson）。この聖約の祝福を受けるには，わたしたちは何をする必要があるでしょうか。わたしたちはアブラハムの子孫として，どのようにして「地のすべての氏族」を祝福することができるでしょうか（アブラハム2：11）。

創世14：18－19；ジョセフ・スミス訳創世14：25－40

「メルキゼデクは信仰の人であ〔った〕」

• 福音の回復によって，ほとんどの教会員はメルキゼデク神権についてよく知っていますが，メルキゼデクという人については知らない人もいるでしょう。メルキゼデクについてもっと知ることができるように，クラスの参加者に，メルキゼデクについて知らない人にこの人物について紹介するよう頼まれたと想像してもらい，何を言うかをホワイトボードに書き出してもらうとよいでしょう。ジョセフ・スミス訳創世14：26－27，33－38（『聖句ガイド』内）；アルマ13：13－19；教義と聖約107：1－4に書いてあることをもとに考えるとよいでしょう。これらの節から，メルキゼデクについてどのようなことが分かりますか。

  

  「アブラムに祝福を授けるメルキゼデク」Walter Rane画

その他のリソース

アブラハムの聖約の祝福

ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように教えています。

「神がアブラハムと交わし，後にイサク，ヤコブと再び新たにされた聖約には，きわめて重要な意味があります。……そのアブラハムの聖約を新たにするために，主はこの末日にも御姿を現されました。……こうして約束が新たにされたことにより，わたしたちはいにしえの時代と同じように，聖なる神権と永遠の福音を受けました。わたしたちは完全な福音を受け，神権の祝福を享受し，神の最も偉大な祝福である永遠の命にふさわしくなる特権を頂いています。」（「聖約」『リアホナ』2011年11月号，87－88）

「アブラハムの聖約における最高の祝福は，聖なる神殿で授けられます。これらの祝福により，わたしたちは第一の復活に出て来て，王位，王国，力，公国，主権を受け継ぎ，『すべての事柄について昇栄と栄光を受ける』ことができるのです（教義と聖約132：19）。」（「キリストの特別な証人」『リアホナ』2001年4月号，7）

教え方を改善する

度々証を述べる。霊的な真理についての皆さんの簡潔な心からの証には，生徒に大きな影響を及ぼす力があります。例えば，聖約があなたの人生をどのように祝福してきたかについて，簡潔な証を分かち合うとよいでしょう。