「14.独身会員」『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』(2024年)
「14.独身会員」『総合手引き』
14.
独身会員
14.0
はじめに
救い主は,御自分のもとに来て,主の教会に属するようにすべての人を招いておられます(2ニーファイ26:24参照)。未婚の男女や,配偶者と離婚または死別した男女は,教会の会員の中でかなりの部分を占めています。重要なのは,すべての人がイエス・キリストの贖罪を通して希望を見いだすことです(エテル12:4参照)。以下の永遠の真理は,そのような希望を育む助けとなるでしょう。
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聖文と末日の預言者は,福音の聖約を忠実に守るすべての人が昇栄の機会を確かに得られると述べている。
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昇栄の祝福が授けられる正確な時期と方法について,すべてが明らかにされているわけではない。しかし,それにもかかわらず,その祝福が約束されている(モーサヤ2:41参照)。
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主を待ち望むとは,従順であり続け,主に向かって霊的に成長することを意味する(イザヤ64:4参照)。
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神は御自分のすべての子供たちに,永遠の命を得る機会を与えられた。赦しという救い主の恵み深い賜物を受ける資格を得て,主の戒めに従って生活する人は皆,永遠の命を受けます(モーサヤ26:30;モロナイ6:8参照)。
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このような約束に対する確信は,イエス・キリストを信じる信仰に根ざしている。主の恵みにより,現世にかかわるすべての事柄は正されます(アルマ7:11-13参照)。
神は,すべての会員が各自のワードやステークにおいて,救いという御自身の業の力になることを必要としておられます(1コリント12:12-27参照)。独身会員は,御霊の導きにより,指導者や教師として召されます。指導者の召しには,以下のような役職があります。
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ワードやステークの組織の会長会
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長老定員会会長会
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ビショップの顧問
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高等評議員
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ステーク会長の顧問
本章における用語の定義は以下のとおりです。
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「独身会員」とは,現在結婚していない教会のすべての成人会員を指す。
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「ヤングシングルアダルト」とは,18歳から35歳までの独身会員を指す。
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「シングルアダルト」とは,36歳以上の独身会員を指す。
14.1
地理的に区分されたユニットにおける独身会員
独身会員のほとんどは,あらゆる年代の会員とともに地理的に区分されたユニットに出席します。そして,様々な境遇の人々に仕え,彼らを教え導き,ともに交わる機会を得ます。
14.1.1
ステークにおけるリーダーシップ
14.1.1.1
ステーク会長会
独身会員が神の救いと昇栄の業に携わるうえで特に重要なのは,ステーク会長会が関与することです。
ステーク会長は,顧問の一人と高等評議員の一人に,シングルアダルトを支援する割り当てを与えることができます。また,顧問の一人と高等評議員の一人に,ヤングシングルアダルトを支援する割り当てを与えることができます。ステーク会長はまた,ステーク扶助協会会長に,会長会の一員にシングルアダルトとヤングシングルアダルトを支援する割り当てを与えるよう依頼することができます。両方のグループに,同じ指導者を割り当てることもできます。
ステーク会長会は,若い世代のすべての会員と同様に,ヤングシングルアダルトに特別な注意を払います。
ステーク会長会は,ヤングシングルアダルト向けの活動をワード単位,ステーク単位,または両者を組み合わせた形で行うか決定します。シングルアダルト向けの活動は,ステーク単位または複数のステーク単位で行います(第20章参照)。
独身会員が十分にいる地域のステーク会長は,ヤングシングルアダルトワードやシングルアダルトワードを組織することを推薦できます(14.3参照)。
ステーク(または隣接する複数のステーク)内に,ヤングシングルアダルトワードやシングルアダルトワードを組織するのに十分な数の独身会員がいない場合もあります。そのような場合,地域会長会は一人のステーク会長に権限を与えて,特定の地理的に区分されたワードの会員となるようにすべての独身会員を招待することができます。こうすることにより,シングルアダルトやヤングシングルアダルトは,ともに奉仕し,礼拝できるようになります。地域会長会はこの件について,担当の七十人会長会の一員および十二使徒定員会の一員と評議します。
14.1.1.2
ステークヤングシングルアダルト委員会とステークシングルアダルト委員会
独身会員は,神の救いと昇栄の業に携わることにより,神の子供たちに仕えます(1.2および14.2参照)。それを助けるために,ステーク会長会はヤングシングルアダルト委員会を組織します。この委員会は,各ワードのヤングシングルアダルトリーダーで構成されます。
この委員会を導くために,ヤングシングルアダルトの男性とヤングシングルアダルトの女性が一名ずつ召されます。この男女は,ステーク評議会の一員として働きます。
ステーク内に委員会を組織するのに十分な人数のヤングシングルアダルトがいない場合,地域会長会の承認を得たうえで,近隣のステークと合同で委員会を組織することができます。
ステーク会長会は,シングルアダルト委員会を組織することもできます。この委員会は,各ワードのシングルアダルト数名で構成されます。この委員会を導くために,シングルアダルトの男性とシングルアダルトの女性が一名ずつ召されます。この男女は,ステーク評議会の一員として働きます。
ステーク内に委員会を組織するのに十分な人数のシングルアダルトがいない場合,地域会長会の承認を得たうえで,近隣のステークと合同で委員会を組織することができます。
各委員会は,友情を通じて,また神の救いと昇栄の業に携わる機会を通して,会員を支援するように努めます(14.2参照)。また,福音を学ぶ機会や,奉仕や活動を行う機会を計画します。
各委員会は,必要に応じて集会を持ちます。担当のステーク会長会の一員およびステーク扶助協会会長会の一員,ならびに担当の高等評議員は,この集会に出席して支援を与えることができます。
ヤングシングルアダルト委員会は,該当する場合,キャンパスのインスティテュートプログラムの調整を行います。
通常,シングルアダルト委員会とヤングシングルアダルト委員会は,それぞれ別々に働きます。
14.1.2
ワードにおけるリーダーシップ
14.1.2.1
ビショップリック
ビショップリックは,独身会員が神の救いと昇栄の業に携わるうえで鍵となる存在です。ビショップリックは,ワード評議会と協力して,独身会員のために有意義な召しや割り当てを見つけます。また,ひとり親が必要としている事柄を認識して,満たすように努めます。
通常,ビショップリックは,長老定員会や扶助協会のすべての会員に行うように,独身会員を支援します。ただし,ビショプリックは若い世代に対して最も重要な責任を負っているため,以下の事柄も行います。
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ビショップリックの一員は,少なくとも年に1度,各ヤングシングルアダルトと面談を行う。
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ビショップリックは,ヤングシングルアダルトの状態について定期的に報告を受ける。長老定員会会長と扶助協会会長は,ワード評議会集会でヤングシングルアダルトの必要について話し合います。ヤングシングルアダルト委員会の指導者は,ワード評議会集会に招待されることがあります。
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ビショップリックは,ワードヤングシングルアダルト委員会を組織することができる(14.1.2.4参照)。(36歳以上のシングルアダルト委員会はステーク単位で組織する。)
14.1.2.2
ヤングシングルアダルトを担当する長老定員会と扶助協会の会長会の一員
長老定員会と扶助協会の各会長は,会長会の一員に,ヤングシングルアダルトを支援する割り当てを与えることができます。この会長会の一員は,ヤングシングルアダルトの優れた点を知り,彼らの必要が満たされるように助けます。
長老定員会会長と扶助協会会長は,ワード評議会集会でこれらの取り組みについて報告することができます。ワードヤングシングルアダルト委員会がある場合,この委員会の指導者は,委員会に出席して,各組織での取り組みについて報告するように招かれます。
ワードヤングシングルアダルト委員会が組織されている場合,これらの会長会の一員がこの委員会を支援します(14.1.2.4参照)。
14.1.2.3
ヤングシングルアダルトリーダー
多くのヤングシングルアダルトがいるワードのビショップリックは,ヤングシングルアダルトの男女を一人ずつ,ヤングシングルアダルトリーダーとして召すことができます。彼らには以下の責任があります。
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ヤングシングルアダルトが神の救いと昇栄の業に携われるように助ける(14.2参照)。
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ステークヤングシングルアダルト委員会の委員を務める。
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ワードヤングシングルアダルト委員会が組織されている場合,委員会を導く。
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長老定員会および扶助協会の会長会と定期的に集会を持つ。それらの集会で,ヤングシングルアダルトの優れた点や必要を満たす方法について話し合う。ヤングシングルアダルトへのミニスタリングにも焦点を当てる。
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招待に応じて,ワード評議会集会に出席する。
14.1.2.4
ワードヤングシングルアダルト委員会
ワードの中には,ヤングシングルアダルトが大勢いるワードがあります。そのようなワードのビショップは,ワードヤングシングルアダルト委員会がヤングシングルアダルトリーダーの助けになると感じる場合があります(シングルアダルト委員会はステークレベルで組織します。14.1.1.2を参照してください)。
この委員会は,以下の人で構成されます。
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ワードヤングシングルアダルトリーダー。
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ビショップリックが招待したその他のヤングシングルアダルト。
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ヤングシングルアダルトを支援する割り当てを受けた長老定員会と扶助協会の会長会の一員。
14.2
神の救いと昇栄の業に携わる
神は,すべての人が以下のことを行ってキリストのもとに来るように,そして神の救いと昇栄の業に携わるように招いておられます。
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イエス・キリストの福音に従って生活する。
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助けの必要な人々の世話をする。
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福音を受け入れるようすべての人を招く。
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家族を永遠に結ぶ。
独身会員は,家庭や教会でこの業に携わり,長老定員会や扶助協会に参加します。また,ミニスタリングを含め,各自の召しや割り当てを果たします。ワードやステークは,参加を希望する独身会員に特化した任意活動を計画することができます(14.2.1.3参照)。
14.2.1
イエス・キリストの福音に従って生活する
14.2.1.1
家庭の夕べと福音学習
指導者または参加を希望する会員は,シングルアダルト対象の家庭の夕べグループやヤングシングルアダルト対象の家庭の夕べグループをそれぞれ一つまたは複数組織することができます。一般に,家庭に子供のいない人が参加します。独身会員の少ないステークでは,ワードの境界線を越えて家庭の夕べグループを設けることができます。
さらに独身会員は,家庭での福音研究のためにオンラインで集うか,直接集うかを選択できます。『わたしに従ってきなさい』をリソースとして用いることもできます。
ヤングシングルアダルトは全員,インスティテュートに登録するように奨励されています(15.2参照)。
14.2.1.2
日曜学校クラス
ワード日曜学校会長は,ビショップの指示の下で,ヤングシングルアダルトを対象とした日曜学校クラスを組織することができます(13.3.2参照)。
14.2.1.3
活動
ヤングシングルアダルトは,ワードやステークの指導者の指示の下で,ヤングシングルアダルトに特化した活動を計画し,それに参加することができます。こうした活動は,ワードまたはステーク単位で行うことができます。例としては,以下のような活動があります。
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神殿訪問。
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家族歴史活動。
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福音を分かち合う。
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地域社会での奉仕。
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音楽・文化のイベント。
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スポーツ。
シングルアダルトは,ステーク指導者の指示の下で,ステーク単位で同様の活動を計画することができます。
地域七十人は,ステーク会長と協力して,独身会員を対象とした複数のステークによる活動を計画するための委員会を組織することができます。
このような活動のための資金は,ステークやワードの予算から出します。複数のステークによる活動や地域レベルでの活動を行う場合,指導者はステーク間で資金を公平に配分するようにします。
活動のための資金については,20.2.6に記載されている方針に従うべきです。例外として,複数のステークまたは地域レベルでの活動を行う場合,会員が一部の費用を負担することがあります。指導者は,全員が参加できるようにします。
その他の活動の指針については,20.2および20.3を参照してください。
14.2.2
助けの必要な人々の世話をする
14.2.2.1
奉仕
独身会員はイエス・キリストのすべての弟子と同様に,個人として,またグループとして,定期的に奉仕する機会があります。ヤングシングルアダルトを霊的に強める最も効果的な方法の一つは,地域社会で奉仕をすることです。
奉仕活動は,以下に重点を置くとよいでしょう。
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福祉と自立。
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家族歴史。
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地域社会への働きかけ。
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福音を分かち合う。
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新会員と教会に再び集うようになった会員を強める。
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地元やその他の地域での人道支援。
JustServe.orgを利用できる地域では,個人とグループの両方が参加できる奉仕の機会が提案されています。
14.2.2.2
ミニスタリング
独身の各兄弟には,ミニスタリングブラザーが割り当てられます。独身の各姉妹には,ミニスタリングシスターとミニスタリングブラザーが割り当てられます。割り当ては,グループや世帯ごとではなく,個人ごとに与えます(第21章参照)。
14.2.3
福音を受け入れるようすべての人を招く
独身会員には,イエス・キリストの福音の祝福を受けるようにすべての人を招く機会があります。これを行うために,福音を分かち合い,新会員や教会に再び集うようになった会員を強め,教会に参加していない人々に手を差し伸べます(第23章参照)。
ヤングシングルアダルトの中には,頻繁に転居する人がいます。ヤングシングルアダルトは,ステーク内のほかのヤングシングルアダルトを探し出して歓迎する活動を定期的に企画することができます。近隣のステークと一緒にこのような活動を行うこともできます。
ヤングシングルアダルトにとって,専任宣教師のレッスンに参加し,専任宣教師を支援することは,特に助けになるでしょう。
14.2.4
家族を永遠に結ぶ
独身会員は,個人として,またグループとして,家族を永遠に結ぶ業を助けることができます。例えば,以下のようなことができるでしょう。
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エンダウメントを含め,神殿の儀式を受けることによって神と聖約を交わすために備える(27.2.2参照)。
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神殿儀式執行者やボランティアとして奉仕する(25.5参照)。
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死者のための儀式に参加する。
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親族や先祖について学ぶ(『わたしの家族—わたしたちを一つにする思い出』参照)。
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神殿の儀式が必要な先祖を見つける(FamilySearch.org参照)。
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神殿・家族歴史相談員として奉仕する(25.2.4参照)。
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索引作成に参加する(FamilySearch.org/indexing参照)。
14.3
ヤングシングルアダルトワードおよびステーク,シングルアダルトワード
ほとんどの独身会員は,地理的に区分されたワードに出席します。例外として,近距離内に多くの独身会員が住んでいる場合,神権指導者は以下のユニットの創設を推薦することができます。これらのユニットは,第37章の基準を満たしていなければなりません。
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18歳から35歳までを対象としたヤングシングルアダルトワード(37.2参照)
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18歳から35歳までを対象としたヤングシングルアダルトステーク(37.3参照)
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36歳から45歳までを対象としたシングルアダルトワード(37.5参照)
ヤングシングルアダルトが多い地域では,神権指導者は以下を設けるように推薦することができます。
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18歳から25歳までを対象としたヤングシングルアダルトワード
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26歳から35歳までを対象としたヤングシングルアダルトワード
これらのユニットは,可能な限り教会の正規のプログラムを用います。また,本手引きの指示に従います。
ヤングシングルアダルトワードやシングルアダルトワードが存在する場合,対象となる会員は,それらのワードに所属することを選択できます。あるいは,自分の住んでいる地域の地理的に区分されたワードに所属することも選択できます。
ヤングシングルアダルトワードやシングルアダルトワードに属する会員資格は,一時的なものです。
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独身会員は結婚すると,地理的に区分されたワードの会員になる。
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ヤングシングルアダルトワードの会員は36歳になると,シングルアダルトワード(住んでいる地域に存在する場合)または地理的に区分されたワードの会員になる。
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シングルアダルトワードの会員は46歳になると,地理的に区分されたワードの会員になる。
ワードを移る場合,会員とその指導者は,地理的に区分されたワードの指導者と連絡を取ります。新しいワードの指導者は,ミニスタリングブラザーとミニスタリングシスターを割り当てます。また,会員が歓迎され,ワードの業に貢献していると感じられるような召しや割り当てを用意します。
14.4
その他の指針と方針
14.4.1
集いの場
集いの場とは,ヤングシングルアダルトと友人たちが親睦を深めるために集まり,以下のいずれかに参加することのできる指定された場所のことです。
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福音学習(インスティテュートなど)
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自立コース,教育の機会,支援グループ
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奉仕と活動
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福音の分かち合い,地域社会への働きかけ
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神殿・家族歴史活動
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その他の教会プログラム
集いの場として指定した場所はすべて,地域会長会の承認を得なければなりません。集いの場は,ステーク会長とビショップが監督し,集会所やインスティテュートの建物など,既存の教会施設に設置されます。ヤングシングルアダルトを対象とする集いの場を設けることを望むステーク会長は,地域会長会に連絡するべきです。
14.4.2
月曜日の夜
例外として,ヤングシングルアダルトワードとシングルアダルトワードは,教会の建物内を含め,月曜日の夜に活動を行うことができます(20.5.3参照)。
14.4.3
長老定員会と扶助協会の追加
ステーク会長の承認があれば,独身成人を対象とするワードのビショップは,複数の扶助協会や長老定員会を組織することができます(8.1.3および9.1.3を参照)。
14.4.4
独身会員のためのユニットで奉仕するよう召される会員
独身会員のためのユニットにおけるビショップとステーク会長だけは,地理的に区分されたワードから召す必要があります。その他の多くの召しは,御霊の導きに従って,独身会員のためのユニットに所属する人々に与えることができます。
自分が所属している地理的に区分されたワードを離れて,独身会員のためのユニットで奉仕するように召された人は,通常,これらのユニットで3年から5年以上奉仕することはありません。この期間には,別の召しで奉仕してきた期間も含まれます。
地理的に区分されたステークの指導者は,自分のステークの会員が独身会員のためのユニットでの奉仕を検討されている場合,協力的に対応するべきです。しかしながら,指導者は会員の状況を理解するためにともに評議します。
この召しは,個人または夫婦に与えることができます。場合によっては,夫婦の一方が所属している地理的に区分されたワードにとどまり,その伴侶が独身会員のためのワードで奉仕する必要があるかもしれません。
ビショップとその家族の会員記録は通常,独身会員のためのワードで奉仕している間も,所属している地理的に区分されたワードにとどめておきます。これらの会員が地理的に区分されたワード以外で奉仕するために召される場合,ステーク会長会やビショップリック,高等評議会,ステーク扶助協会会長会で奉仕する人についても,同じことが言えます。これらの会員とその家族は,自分の所属する地理的に区分されたワードで什分の一や献金を納めます。また,神殿推薦状の面接は,自分の所属する地理的に区分されたワードやステークの指導者から受けます。
14.4.5
学期末休暇
可能であれば,ヤングシングルアダルトワードは学期末休暇中も,ワードとして機能させます。必要に応じて,複数のヤングシングルアダルトワードが合同で集会を開くこともできます。そのような場合,各ワードは別々に記録や出席報告書を作成し,財政を管理します。
14.4.6
ヤングシングルアダルトワードおよびステークにおける面接
ほとんどの場合,ステーク会長は以下の会員と面接を行います。
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自身のエンダウメントを受けるとき。
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配偶者との結び固めを受けるとき
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メルキゼデク神権を受けるために推薦されるとき。
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伝道に出るために推薦を受けるとき。
例外として,ヤングシングルアダルトステークのステーク会長は,これらの面接の一部を顧問に委任することができます。
規模の大きいヤングシングルアダルトワードのビショップは,以下の会員との面接を顧問に委任することができます。
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自身のエンダウメントを受けるとき。
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配偶者との結び固めを受けるとき(26.3.1参照)。
14.4.7
独身会員を対象とした活動への参加
配偶者と別居している人や離婚しようとしている人は,地理的に区分されたワードに参加します。離婚が成立した場合,独身会員を対象とするワードや活動に参加することができます。
14.4.8
ひとり親
会員と指導者は,ひとり親が特に必要としている事柄を認識し,それが満たされるように努めます。家庭に子供のいるひとり親は通常,地理的に区分されたワードに出席します。そうすれば,子供たちは初等協会や青少年の組織に活発に集うことができます。ひとり親は,ヤングシングルアダルトワードやシングルアダルトワードの活動に参加することができます。