「8.長老定員会」『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』(2024年)
「8.長老定員会」『総合手引き』
8.
長老定員会
8.1
目的と組織
メルキゼデク神権は,神のみもとに戻る備えができるように神の子供たちを助けます。また,「教会のすべての霊的な祝福の鍵」を持っています(教義と聖約107:18)。
メルキゼデク神権の職には,長老,大祭司,祝福師,七十人,使徒があります。本章には,長老および長老定員会についての情報が記載されています。
8.1.1
目的
18歳以上のふさわしい男性は,メルキゼデク神権を受け,長老の職に聖任されることができます。この職に聖任された人は,神の業を成し遂げるために神を助けるという神聖な聖約を交わします(教義と聖約84:33-44参照)。
各長老は,長老定員会と呼ばれる神権者の組織の一員です。長老定員会の会員は,神の救いと昇栄の業を達成するのを助けるために協力して働きます。また,人々に仕え,神権の義務を果たし,一致を育み,教義を学び実践します。
8.1.2
長老定員会の会員
各ワードには長老定員会が組織されています。長老定員会に属するのは以下の兄弟です。
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ワード内のすべての長老。
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ワード内のすべての長老見込み会員(8.4参照)。
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現在ステーク会長会,ビショップリック,高等評議会,または祝福師として奉仕している人を除く,ワード内のすべての大祭司。これらの指導者は,ステーク大祭司定員会の会員です。ステーク大祭司定員会について詳しくは,6.2.1.1を参照してください。
若い男性は,18歳になれば,長老に聖任されていなくても,長老定員会集会に出席し始めることができます。若い男性は親やビショップと相談してこれを決めます。またふさわしければ,19歳までに,あるいは大学進学や伝道などで家を離れるときに,長老に聖任されるべきです。10.6を参照してください。
18歳未満の既婚男性は,長老見込み会員であり,長老定員会の一員です。
18歳未満の未婚の親について詳しくは,38.1.5を参照してください。
8.1.3
地元の必要に合わせて調整する
中には,活発なメルキゼデク神権者の数が非常に多いワードもあります。ステーク会長会はそのようなワードに,別の長老定員会を新たに組織することができます(教義と聖約107:89参照)。定員会には,それぞれ会長会を設けます。可能であれば,様々な年齢の多様な経験を持つ会員が各定員会に属するようにするべきです。
8.2
神の救いと昇栄の業に携わる
神は,すべての人が以下のことを行ってキリストのもとに来るように,そして神の救いと昇栄の業に携わるように招いておられます。
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イエス・キリストの福音に従って生活する。
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助けの必要な人々の世話をする。
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福音を受け入れるようすべての人を招く。
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家族を永遠に結ぶ。
長老定員会の指導者は,兄弟たちが神の救いと昇栄の業に携わることができるように,日曜日の集会,活動,ミニスタリング,奉仕,その他の交流の機会を計画します。長老定員会と扶助協会の会員は,この業を達成するのを助けるために一致して働きます。
神の救いと昇栄の業について詳しくは,第1章を研究してください。
8.2.1
イエス・キリストの福音に従って生活する
長老定員会の指導者は,イエス・キリストの福音に従って生活できるように会員を支援します。また,信仰を行使すること,悔い改めること,より自立すること,そして儀式を受けて神と聖約を交わすことを強調します。そのような儀式の中には,神殿のエンダウメントがあります。1.2.1を参照してください。
8.2.1.1
家庭における福音学習
会員が家庭で福音を学んで実践するとき,天の御父とイエス・キリストへの改心は深まります。長老定員会の指導者は,兄弟たちが個人として,また家族とともに,聖文と生ける預言者の言葉を研究するように励まします。『わたしに従ってきなさい』やその他のリソースは,各自の学習を補うことができます。
家庭の夕べは,家庭で福音を学ぶための重要な手段です。通常は日曜日に,または月曜日の夕べや別の日時に毎週行います。家庭の夕べには,祈りや福音研究,証,歌,楽しい活動などを取り入れることができます。
8.2.1.2
定員会集会における福音学習
長老定員会は,以下の目的のために日曜日に集まります。
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信仰を強める。
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一致を育む。
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家族と家庭を強める。
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ワードにおける神の救いと昇栄の業を助けるための取り組みを調整する。
集会は,毎月第2と第4日曜日に開かれます。時間は50分です。長老定員会会長会がこの集会を計画します。会長会の一員が司会を務めます。
集会は祈りによって始めます。その後,会長会の一員が,関連する問題や必要,機会について5分から10分間,定員会会員の評議を導きます。この話し合いで救い主に焦点を当てることにより,定員会会員が証を築き,神殿の儀式を受け,聖約を守り,主の弟子としての資質を高めるのを助けることができます。長老定員会会長会は,定員会会員の必要に基づいて,ここで話し合うテーマを選びます。
その後,有意義な福音の教えと話し合いに,十分な時間を充てるべきです。最近の総大会から,一つまたは複数の説教で採り上げられたテーマに焦点を当てます。長老定員会会長会は,定員会会員が話し合う大会のメッセージを祈りをもって選びます。これらの選択を,会員の必要に基づいて行います。
レッスンを豊かにするために,賛美歌を歌うこともできます。
集会は,祈りによって終えるべきです。
時には,長老定員会と扶助協会が合同で日曜日のレッスンを行うこともできます。そのような集会は,ビショップリック,長老定員会会長会,扶助協会会長会によって調整されます。
詳しくは,「評議会の席に着き」を参照してください。
8.2.1.3
活動
長老定員会会長会は,活動を計画することができます。長老定員会会長が,活動を監督します。会長は,活動の計画と実施を率先して行うように,顧問やほかの定員会会員に依頼することができます(8.3.5参照)。計画の一環として,会長会は,活動についてビショップと話し合います。
活動は,聖約を交わして守りたいという定員会会員の望みを強め,ともに集まって奉仕する機会を与え,長老定員会の目的を達成するのに役立つものであるべきです(8.1,8.1.1参照)。
8.2.2
助けの必要な人々の世話をする
イエス・キリストに従う者として,長老定員会の会員は,助けの必要な人々に愛をもって手を差し伸べる責任を負っています。定員会の会員は,個人として,また定員会として,ワードや地域社会で人々に奉仕する方法を探し求めます。利用可能な地域では,JustServe.orgが,地域社会で奉仕する機会を提案してくれます。
長老定員会と扶助協会の会員が助けの必要な人々の世話をする方法について,詳しくは22.6.2を参照してください。
8.2.2.1
ミニスタリング
ミニスタリングとは,救い主のように人々の世話をすることです。長老定員会の会員は,定員会会長会からミニスタリングの割り当てを受けます。詳しくは,第21章を参照してください。
8.2.2.2
短期的な必要
ミニスタリングブラザーは,自分が仕える人々の必要について理解し,それを満たすように努めます。病気や出産,死,失業,その他の状況に直面している会員は,短期的な援助を必要とすることがあります。
ミニスタリングブラザーは,必要に応じて,長老定員会会長会に助けを求めます。会長会は,ビショップの承認を得て,そのような取り組みを組織するために奉仕コーディネーターを召すことができます(8.3.5参照)。
長老定員会と扶助協会は,短期的な必要に対処するための取り組みについて調整を行います(22.3.2参照)。ビショップは,必要に応じて,断食献金による援助を提供することができます。
地域によっては,ビショップが助けの必要な会員に,「ビショップによる注文」を使って,食糧やその他の基本物資を提供するという選択肢があります。ビショップは通常,扶助協会会長に,会員と面談して注文書に記入する割り当てを与えます。長老定員会会長にこの割り当てを与えることもできます。会長が対応できない場合,扶助協会や長老定員会の会長会顧問に割り当てることができます。割り当てを受けた指導者は,承認を得るために,記入済みの注文フォームをビショップに提出します。
詳しくは,22.6.2および「指導者と書記のためのリソース」にある「福祉のためのリソース」を参照してください。
8.2.2.3
長期的な必要と自立
長老定員会と扶助協会の会長会は,ビショップによる調整に応じて,本人の長期的な必要を満たし,自立を促すために会員を支援します。また,物質的および霊的な自立の原則を教えます。第22章および「福音ライブラリー」アプリの「自立」の項を参照してください。
個人や家族が援助を必要としている場合,長老定員会と扶助協会の会長は,ビショップによる調整に応じて,援助方法について評議します(22.4参照)。
長老定員会会長,扶助協会会長,あるいは別の指導者は,個人や家族が「自立計画」を立てられるように支援します。ミニスタリングブラザーやミニスタリングシスターも,この計画に協力することができます。多くの場合,長老定員会や扶助協会の中に,役立つ技術や経験を身につけている会員がいます。援助する人は皆,情報を内密に扱います。詳しくは,22.3.3および22.8を参照してください。
8.2.2.4
ワードの会員が死亡したとき
ワードの会員が死亡した場合,長老定員会と扶助協会の会長会は,慰めと助けを与えます。また,ビショップの指導の下に,葬儀を手伝うことができます。
死亡した会員がエンダウメントを受けている場合,可能であれば,神殿衣を着せて埋葬または火葬します。男性の遺体への着付けは,妻または家族の中でエンダウメントを受けている男性が行うことができます。家族に該当者がいないか,家族が着付けを行うことを望んでいない場合,ビショップは長老定員会会長に依頼して,エンダウメントを受けている男性に遺体への着付け,またはその監督をしてもらうことができます。詳しくは,38.5.10を参照してください。
長老定員会と扶助協会の会長会,ミニスタリングブラザーやミニスタリングシスター,その他の人々は,葬儀後も引き続き慰めと助けを与えます。
8.2.3
福音を受け入れるようすべての人を招く
メルキゼデク神権者は,イエス・キリストの福音の祝福を受けるようにすべての人を招く義務を負っています(教義と聖約53:3参照)。それを果たすために,福音を分かち合い,新会員を強め,あまり活発でない人々に手を差し伸べます。23.2および23.3を参照してください。
会長会集会と定員会集会において,長老定員会会長会は,兄弟たちが福音の祝福を受けるようにすべての人を招く方法について話し合います。23.1.1,23.1.2,23.1.3を参照してください。
長老定員会会長は,ワードにおける福音を分かち合う取り組みを導く割り当てを会長会の一員に与えます。この会長会の一員は,割り当てを受けた扶助協会会長会の一員と協力して,こうした取り組みを相互調整します(23.6.2参照)。
この長老定員会会長会の一員は,ワード伝道主任の役割を果たすことができます。ビショップリックがワード伝道主任を召している場合,この会長会の一員は伝道主任の働きを監督します。23.6.1および23.6.3を参照してください。
ワード伝道主任(長老定員会会長会の一員である場合がある)は,毎週行う調整集会を主導します。この集会の目的は,福音の祝福を受けるようにすべての人を招くための調整を行うことです。この集会には,割り当てを受けた扶助協会および長老定員会の会長会の一員,ワード宣教師,祭司定員会の補佐,若い女性の最年長クラスの会長会の一員,専任宣教師も出席します。23.4を参照してください。
8.2.4
家族を永遠に結ぶ
メルキゼデク神権者は,家族が永遠に結ばれるように会員を支援します。これには以下の事柄が含まれます。
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神殿のエンダウメントなどの儀式を受けることにより,神と聖約を交わす。
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神殿・家族歴史活動を行う(1.2.4参照)。
会長会集会と定員会集会において,長老定員会会長会は,兄弟たちがこうした取り組みに参加できる方法について話し合います。
会長会はまた,会員が神殿で神聖な儀式を受けて,神と聖約を交わすことへの理解を深め,儀式を受けて聖約を交わしたいという望みを高められるよう助ける方法について計画します。可能な地域では,定期的に神殿で礼拝するよう兄弟たちを励まします。
会長会は定員会の会員に,自らの家族歴史について学ぶように勧めます。また,新会員や教会に再び集うようになった会員,最近聖任された長老,新しく召しを受けた宣教師が,神殿の儀式のために先祖の名前を見つけて準備できるよう助けます。
長老定員会会長は,ワードにおける神殿・家族歴史活動を促進する割り当てを会長会の一員に与えます。彼は割り当てを受けた扶助協会会長会の一員と協力して,こうした取り組みを相互調整します。
この長老定員会会長会の一員は,ワード神殿・家族歴史主任の役割を果たすことができます。ビショップリックが神殿・家族歴史主任を召している場合,この会長会の一員は神殿・家族歴史主任の働きを監督します。25.2.2を参照してください。
ワード神殿・家族歴史主任(長老定員会会長会の一員である場合がある)は,神殿・家族歴史調整集会を導きます(25.2.7参照)。この集会は定期的に開きます。また,この集会には,割り当てを受けた扶助協会会長会の一員,祭司定員会の補佐,若い女性の最年長クラスの会長会の一員,神殿・家族歴史相談員も出席します。
8.3
長老定員会の指導者
8.3.1
ステーク会長会とビショップ
長老定員会会長は,直接ステーク会長会の下で働きます。また,ステーク会長会の一員と定期的に会合を持って指導を受け,自分の責任について報告します。
長老定員会会長は,ワードの管理役員であるビショップからも指導を受けます。二人は定期的に会合を持ち,ミニスタリングブラザーとしての奉仕をはじめとした,神の救いと昇栄の業における自らの取り組みついて話し合います。また,(1)ワードの会員の成長と必要について,および(2)長老定員会の集会や指導,活動についても話し合います。
8.3.2
高等評議員
ステーク会長会は,自らの代理として一人の高等評議員を各長老定員会に割り当てます。この高等評議員の責任は,6.5に概説されています。
8.3.3
長老定員会会長会
8.3.3.1
長老定員会会長会を召す
ビショップとの相談の後,ステーク会長は長老または大祭司を長老定員会会長として召します。
ユニットの規模が十分大きい場合,長老定員会会長は,自分の顧問として奉仕する一人か二人の長老または大祭司をステーク会長に推薦します。この推薦は,ビショップと相談して行います。ステーク会長会は,その推薦を検討します。ステーク会長会または高等評議会の一員が,召しを伝えます。
長老定員会会長会の一員を召すための推薦はすべて,ステーク会長会と高等評議会の承認が必要です。
ステーク会長会の一員は,賛意の表明を得るために,聖餐会で長老定員会会長会の名前を提示します。ステーク会長会は,高等評議員にこの割り当てを与えることもできます。
長老定員会会長会の一員は,定員会のその他の召しを受ける兄弟の名前を定員会集会で提示して,賛意の表明を得ます(8.3.4,8.3.5を参照)。
ステーク会長は,長老定員会会長を任命し,召しの鍵を授けます。神権の鍵について詳しくは,3.4.1を参照してください。ステーク会長会または高等評議会の一員が,顧問を任命します。
8.3.3.2
責任
長老定員会会長には,以下の責任があります。顧問は会長を補佐します。
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ワード評議会の一員として働く。(1)評議会の一員としてワードで必要とされている事柄に対処し,解決策を見つけるのを助け,(2)長老定員会の代表として奉仕します(29.2.5参照)。
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神の救いと昇栄の業に携わるための定員会の取り組みを主導する(第1章参照)。
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ミニスタリングブラザーを組織し,兄弟たちの奉仕を監督する。少なくとも四半期ごとに,扶助協会会長会と会合を持ち,ミニスタリングの割り当てを相互調整します。ミニスタリングの割り当てについて,ビショップの承認を得ます。ミニスタリング面接を,少なくとも四半期ごとに行います。第21章を参照してください。
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ビショップの指導の下に,ワードの成人会員に助言を与える(31.1, 31.3参照)。ただし,ふさわしさや虐待について,また断食献金基金の使用承認について会員に助言を与えるのは,ビショップのみとなります。「カウンセリングリソース」を参照してください。虐待について詳しくは,38.6.2を参照してください。
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扶助協会会長会とともに,福音の祝福を受けるようにすべての人を招くために,ワードにおける取り組みを促進する(8.2.3,9.2.3参照)。ワード伝道主任が召されている場合,その伝道主任を監督します。
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扶助協会会長会とともに,ワードにおける神殿・家族歴史活動を促進する(8.2.4,9.2.4参照)。ワード神殿・家族歴史主任が召されている場合,その神殿・家族歴史主任を監督します。
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独身と既婚のヤングアダルトの兄弟を強めるための長老定員会の取り組みを相互調整する。顧問の一人が,ヤングシングルアダルトとともに奉仕する割り当てを受けることができます(14.1.2.2参照)。
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少なくとも年に一度,定員会の各会員と個別に面談する。神権の義務と,会員と家族の福利について話し合います。
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定員会の会員に,各々の神権の義務について教える(教義と聖約107:89参照)。これには,儀式や祝福を施す際に神権を行使する方法を教えることも含まれます。
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天の御父とイエス・キリストとの聖約の関係を築くことによってもたらされる力,守り,導き,喜び,平安を定員会の会員が理解できるように助けてください。
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定員会における教え方を監督し,その改善を助ける(第17章参照)。
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定員会集会を計画し,司会する。
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長老定員会の活動を監督する(8.2.1.3参照)。
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メルキゼデク神権を受ける備えができるように,若い男性と長老見込み会員を助ける(8.4参照)。
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定員会の記録,報告,財務を監督する(LCR.ChurchofJesusChrist.org参照)。書記がこれを助けることができます(8.3.4参照)。
ステーク会長会と割り当てを受けた高等評議会の一員は,長老定員会会長会に,これらの責任について教えます。これは,ステーク神権指導者会や定員会会長会集会,長老定員会会長への個別訪問の際に行うことができます(29.3.3参照)。
長老定員会会長は,自らの奉仕を通じて,ビショップが青少年とビショップ独自の責任に集中できるよう支援します。
8.3.3.3
会長会集会
長老定員会会長会と書記は,定期的に集会を持ちます。会長が,これらの集会を司会します。その定員会を担当する高等評議員が,定期的に出席します。
アジェンダには,下記の項目を入れることができます。
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定員会の会員(長老見込み会員を含む)と家族を強める方法を計画する。
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神の救いと昇栄の業を達成する方法を計画する。
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伝道活動と神殿・家族歴史活動の調整を行う。
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ビショップおよびステークの指導者からの助言や割り当てに対応する。
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ワード評議会からの割り当てに対応する。
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ミニスタリングの割り当てについて,祈りをもって検討する。
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ミニスタリング面接から得られた情報を確認する。良い点を特定し,必要を満たすための方法を計画します(第21章参照)。
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召しや割り当てを受けて奉仕する兄弟について検討する。
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定員会の集会と活動を計画する。
8.3.4
書記
長老定員会会長会の一員は,ビショップの承認を得たうえで,定員会の会員を定員会書記に召すことができます。賛意の表明を得るために,その会員の名前を定員会集会で提示し,それから任命します。
書記には,以下のような責任があります。
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会長会集会と定員会集会のためにアジェンダを準備する。
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集会で議事録を取り,割り当ての進捗状況を記録する。
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ミニスタリング面接の予定を立てる(21.3参照)。
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出席状況と実施されたミニスタリング面接の数について四半期報告書を作成し,提出する。
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年間予算案を作成し,経費の管理を助ける。
8.3.5
その他の召し
以下のようなその他の召しが役立つでしょう。ビショップと長老定員会会長は,これらの召しの必要性について話し合います。
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日曜日の定員会集会で教える長老定員会教師
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助けの必要な人への奉仕を計画し,実行するのを助ける奉仕コーディネーター(8.2.2.2参照)。補佐や委員会の委員を召すこともできます。
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長老定員会の活動を計画し,実行するのを助ける活動コーディネーター(8.2.1.3参照)。補佐や委員会の委員を召すこともできます。
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長老定員会書記を助ける書記補佐
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ミニスタリング面接を計画し,四半期報告書の作成を手伝うミニスタリング担当書記
これらの召しやほかの召しが必要な場合,長老定員会会長会は,奉仕する兄弟を推薦します。この推薦は,ビショップリックに行います。ビショップリックが承認したら,定員会会長会の一員が召しを行います。賛意の表明を得るために,その兄弟の名前を定員会集会で提示し,それから任命します。
必要に応じて,長老定員会会長会は,その他の方法で長老定員会の働きを助ける兄弟に割り当てを与えることができます。短期間の割り当てを与える場合,召しと任命は必要ありません。
8.4
メルキゼデク神権を受ける備えができるように長老見込み会員を助ける
長老見込み会員とは,メルキゼデク神権を受けていない,(1)19歳以上の,または(2)19歳未満で既婚の,男性教会員を指します。
メルキゼデク神権を受ける備えができるように長老見込み会員を助けることは,定員会会長会の最優先事項の一つです。会長会は長老見込み会員に,奉仕を行い,自分の長所を役立てる機会を与えます。長老見込み会員には,献身的なミニスタリングブラザーを割り当てるべきです。
定員会会長会とミニスタリングブラザーは,長老見込み会員に以下の事柄を教えます。
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神権の誓詞と聖約(教義と聖約84:33-44参照)。
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仕え,教え導く務めを含む長老の義務(教義と聖約20:38-45;42:44;107:11-12参照)。教師や祭司の,長老見込み会員はミニスタリングブラザーとして奉仕することができます。
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神権の儀式と祝福の目的および執行方法(第18章参照)。
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神の業を成し遂げるために,男性と女性が力を合わせて働く方法。
上記のテーマについて詳しくは,「メルキゼデク神権」,「神権」,「教会の女性」(「トピックと質問」topics.ChurchofJesusChrist.org)を参照してください。
こうした指導は,個別に行うか,あるいは日曜日の定例集会以外に開くクラスで行うことができます。
ビショップとステーク会長は,長老見込み会員が備えられてふさわしい状態にあると判断したらすぐに,その会員をメルキゼデク神権の長老の職に聖任することができます。
8.5
障害のある会員
長老定員会会長会は,障害のある会員に特に注意を払います。このような会員を助けることについて詳しくは,disability.ChurchofJesusChrist.orgおよび本手引きの38.8.27を参照してください。