ポルノグラフィーを見たときにはどうするように子供に教えればよいでしょうか

教会は，主要な専門家の意見をまとめて，親が初等協会の年齢の子供とポルノグラフィーについての話し合いを始めるのに役立つビデオを制作しました（「ポルノグラフィーが目に入ったら，どうしたらよいでしょうか？」〔What Should I Do When I See Pornography?〕参照）。

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このビデオでは以下のようなことを教えています：

わたしたちの体は神から授かった賜物です。
自分の体を大切にすることには，体を安全に守ることも含まれます。
ポルノグラフィーは，裸か裸に近い人の写真を見ることと定義されます。ポルノグラフィーが目に入る場所はたくさんあります。ポルノグラフィーには写真以外のものもあります。
脳の中には二つの場所があります。感情をつかさどる場所と，思考をつかさどる場所です。ポルノグラフィーは感情をつかさどる部分を引きつけて，もっと見るように仕向けますが，わたしたちは思考をつかさどる場所を使って目を背けることができます。
神はわたしたちに強い好奇心と引かれる感情をお与えになり，わたしたちが結婚をし，家族を作りたいと望むようにしてくださいました。
ポルノグラフィーを見たとき，わたしたちがすべきことは3つです。
- それが何かを判断し，「これはポルノグラフィーだ」と言う。
- 消す，または目をそらす。
- 親または信頼している大人に話す。

10代の子供と話し合いを始めるために，親はビデオ“How to Talk to Your Kids about Pornography”（「ポルノグラフィーについて子供にどう話すか」）を見るとよいでしょう。

このビデオでは以下のようなことを教えています：

わたしたちの性的な感情は肯定的なものであり，神から与えられました。結婚生活において適切に分かち合われるとき，そうした感情は夫婦を結びつけ，家族を作る助けとなります。
10代の子供との率直で愛のある対話はとても重要です。わたしたちは皆，性について自然な好奇心を持っています。親としてのあなたの目標は，知識とサポートを提供することです。10代の子供が，信頼できる大人に話しても大丈夫だと感じていれば，疑問，経験，感情を分かち合ってくれる確率は高くなります。
10代の子供の多くは，ポルノグラフィーがなぜ有害なのかを知りたいと思っています。ポルノグラフィーが，人間を思考や感情を持った実在の人物としてではなく，操るための対象として見せ，偽りの人間関係を描いていることについて話し合うとよいでしょう。また，ポルノグラフィーが，意思決定の方法を学んでいる10代の脳の発達をどのように妨げるかという話をしてもいいかもしれません。¹
あなたの10代の子供がポルノグラフィーを見ていたとしても，それは彼らがポルノグラフィー依存症であるという意味ではありません。

家庭は子供たちが性的な望みについて学び，話し合う理想的な場所です。これには，健全な触れ合いや愛情，愛のある言葉，結婚生活における性的な望みの重要性などについて学ぶことが含まれます。性的な望みについて健全な理解を深められるように親が子供を助けることで，子供は正しいことと誤りとを見分ける方法を学びます。また，子供がいずれ配偶者や親としての役割を果たすために備えるのを助けることにもなります。

そのほかのアイデア

子供が抱く，あるいは将来抱くようになる性的な感情と，結婚した夫婦となるまで取っておくべき性的な行為との関係を子供が理解できるように助けてください。性的な望みに興味があったり，ポルノグラフィーを見たことがあるからといって，それは異常ではないことを教えてください。ビデオ“Replacing Myth with Truth: A Better Way to Talk to Your Kids About Pornography”（「神話を真理に置き換える：ポルノグラフィーについて子供に話すためのより良い方法」）が，会話の指針になるかもしれません。²また，あなた自身が性的な望みについて学んだ経験についても考えてみましょう。もう一度行うだろうと思うことは何ですか。別の方法を取ればよかった思うことは何ですか。

ほかの人が性について話すのを聞いたり，不適切な画像や動画を目にしたりしたとき，どのように感じるかを子供に尋ねてください。家庭の内外で，畏敬の念を感じられなかったり心を高めないような形で性や性的な望みが表現されている状況に遭遇した場合の対処法について話し合ってください。

あなたの子供あるいは家族の写真を見せます。子供が生まれたときのことや，子供がもたらしてくれる喜びや充実感などについて，あなたの気持ちを分かち合いましょう。性的な交わりは愛の表現であり，子供が生まれること，家族が一緒にいることを可能にすることを説明します。結婚の教義について教える際には，「家族－世界への宣言」を参照してください。