「はじめに」『末日聖徒イエス・キリスト教会の子供と青少年—両親と指導者のための導入ガイド』
「はじめに」
はじめに
以下の事柄を通して,両親と指導者は協力しながら,子供と青少年が改心を深め,主イエス・キリストのふさわしい弟子となり,高潔な男性と女性になるのを助けます:
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個人の決意を促す福音学習。
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身体と霊を強化する奉仕と活動。
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実りある進歩をもたらす個人の成長。
この冊子に概説されている指針となる原則と一般的な役割はそれぞれの状況に合った方法で活用することができます。それらを実践するうえで唯一の正解はありません。アイデアや例についてはChildrenandYouth.ChurchofJesusChrist.orgにて,オンラインで閲覧可能です。各個人にとって何が最適かどうかを知るために霊感を求めてください(「調整と適応」参照)。
若い世代
預言者たちは,この世代の子供と青少年が,主がこれまでにこの世に送ってこられた中でも選りすぐりの人々であると述べています(ラッセル・M・ネルソン「シオンのつわもの」ワールドワイド・ユース・ディボーショナル,2018年6月3日,16参照)。彼らは世界に大きな影響を与える可能性を秘めています。そして,幕の両側でイスラエルを集めるのを助けるよう招かれています。彼らを心にかけ,彼らをミニスタリングするに当たってより高く,より神聖な方法が必要です。以下の方法によって子供と青少年を助けることができるでしょう:
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彼らの永遠の属性と目的を知る。
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彼らのイエス・キリストへの改心を深め,主の福音を彼らの心の中に届け,彼らが主に従うことを選ぶよう促す。
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アロン神権の務めを果たす。
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一緒に救いの業に携わる。
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必要に応じで両親のサポートと指導者の支援を得ながら個人的に成長する。
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神殿に参入するにふさわしくあり,聖約の道において永続する喜びを得る。
子供と青少年が自分の人生について啓示を受け,福音を中心とした関係を築き,成長に応じて選択の自由を使うとき,彼らはこれらの目的をうまく果たすことができるでしょう。
救い主に従うよう努力する
イエスは若いころ,神のすべての子供たちがしなければならないのと同様に,御自分の神聖な属性と務めについて学ぶ必要がありました。主は「ますます知恵が加わり, 背たけも伸び, そして神と人から愛され」ました(ルカ2: 52)。すべての子供と青少年は,主と同じようにバランスよく成長することができます。
子供と青少年が,安息日だけでなく,人生のあらゆる面において救い主を招き入れることができるよう助けてください。彼らがイエス・キリストを人生の中心とするよう努力するとき,主は聖霊を彼らの慰め主,また導き手として遣わすことを約束しておられます。
救い主に従う努力が,まず家庭で始まるのが理想的です。教会指導者は個人と家族にとって重要なサポートを行うことができます。
家庭中心
両親はイエス・キリストの福音を教え,それぞれの子供の必要を満たすために,家族としてどのような経験をともにし,どのようなことを話し合うか計画します。それは,大切なスキルを教え,人格を強め,成長する機会を与えるような方法で家族が協力したり一緒に遊んだりするときに実現します。
成長を促す
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導きを求めて祈ってください。天の御父はあなたの子供を御存じであり,彼らを教えるのを助けてくださいます。
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子供が聖霊の影響を求め,認識するのを助けてください。
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愛を示し,子供がよい行いをしようと努力したことに対して,また彼らの中にあるキリストのような性質についてしばしば褒めてください。
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家族としてほかの人に奉仕する機会を見つけてください。
導きを与える
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子供が人生のあらゆる分野で福音を応用する方法を知ることができるよう助けてください。
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子供を導き,彼らが自分自身の目標と計画を立てられるよう励ましてください。
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彼らが自分自身で問題に対する解決策を見いだせるよう助けてください。
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その中でサポートや助け,励ましを与えてください。
指導者と話す
教師や指導者と話し合い,彼らがどのようにあなたの子供を最善の方法でサポートすることができるか見極めてください。子供の秘密を打ち明けたり,彼らに恥ずかしい思いをさせたりしないよう注意してください。
教会サポート
教会の役割にはイエス・キリストの福音を教えること,儀式を提供すること,家庭をサポートすることが含まれています。指導者と教師は,自身が仕える子供や青少年の成長を助けられるよう,強い信頼関係を築くことによって両親をサポートします。
両親と話す
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子供をどのようにサポートするかを見いだすために,両親と個人的に連絡を取ってください。気づいた長所を伝えてください。
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子供がアロン神権定員会や若い女性のクラス,また活動でどのようなことを経験し,学ぶことを望んでいるかを両親に尋ねてください。
両親が活発な教会員ではない場合,以下のことを行ってください:
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両親に子供と青少年をサポートするこの取り組みについて説明し,子供を参加させるかどうか,また,子供をどのように参加させたいかについて尋ねてください。
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どのようなサポートが欲しいか子供や青少年に尋ねてください。
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できるだけ両親にかかわってもらう方法についてワード評議会で話し合ってください。
子供と青少年をサポートする
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子供と青少年が聖霊の影響を認識するのを助けてください。
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彼らが定員会やクラスや活動でどのようなことを学び,経験したいのかを尋ねてください。
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彼らが主導的に活動を計画したり行ったりするよう励ましてください。
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アロン神権者が定員会の責任を果たせるようにサポートしてください。
福音学習
家庭で
個人と家族の聖文研究と祈りは,子供と青少年が聖霊の影響を感じ,認識し,救い主を愛することを学ぶ助けとなります。個人と家族は,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』と生ける預言者の言葉を使ってイエス・キリストの福音を研究するよう勧められています。
教会で
子供と青少年はともに集まり,イエス・キリストの福音を学びます。子供はクラスのレッスンや初等協会の歌の時間を通して福音を学びます。青少年はクラスや定員会で教義を学びます。子供と青少年は,学んだことを家庭で分かち合い,生活の中で福音を応用するよう勧められています。
奉仕と活動
家庭で
奉仕と活動によって,義にかなった日々の習慣を身につけ,家族の関係を築き,生活にかかわるスキルを教え,キリストのような特質を伸ばし,子供と青少年が成長するのを助けることができます。家族で行う奉仕や活動は,個人や家族の必要に焦点を当て,日常の経験の中で福音の原則を応用する機会を提供することができます。
教会で
奉仕や定期的な活動は,集まり,新しいスキルを身につけ,難しい課題を達成し,仲間や指導者と福音を中心とした関係を築く機会を提供します。アロン神権者が聖餐の儀式を執行することも奉仕に含まれます。これらの機会は子供や青少年が霊的,社会的,身体的,知的に成長し,ほかの人に有意義な奉仕をする助けとなります。JustServe(JustServe.org)は地域社会の奉仕活動を行う際に有益なリソースです。
宿泊活動には,「若人の強さのために」(FSY)カンファレンス,ユースカンファレンス,キャンプ,そのほかの集会があります。これらの活動は青少年が救い主に従う望みを深め,普段の生活から離れ,自分が義にかなった目標をともに持つ大きな青少年のグループの一員であることを知る助けとなります。
個人の成長
家庭で
子供と青少年は,成長し,救い主に従うことを学ぶために何を行うことができるのか決めます。両親は,彼らがすでにどのように成長しているか,またどこを改善する必要があるかを認識するうえで助けを与えることができます。教会や学校,友人関係,スポーツ,芸術,仕事,そのほかの個人的な趣味を含むすべての活動は,子供と青少年がイエス・キリストに従う助けとなり得ます。
教会で
指導者は子供と青少年一人一人を愛し,彼らに仕え,彼らの必要や興味について把握します。愛のある関係を通して,指導者はそれぞれの子供と青少年に合った方法で力強い影響を与え,彼らが個人として奉仕し成長するのをサポートし励ますことができます。
調整と適応
個人や家族,そしてワードや支部は皆それぞれ異なります。あることに対してうまくいった方法が別のことではうまくいかないことがあるかもしれません。あなたの家族やクラス,定員会,ワードに合った方法で行ってください。与えられている機会や心配事について話し,それぞれの子供と青少年が神聖な可能性を発揮するのを助けるために,この取り組みをどのように調整するかについて啓示を求めてください。
例えば,子供と青少年によって個人の成長への取り組み方は様々です。目標の種類や数,頻度,そして彼らがどれほどのサポートが必要かどうかは個別に判断すべきです。クラスや定員会も必要を満たすために調整を行います。さらに,活動の種類や頻度は地元の状況によって変更することができます。
動機づけをする,成長を祝う
動機づけ
子供と青少年は,愛されていると感じ,成長し,改善し,生活の中で聖霊を感じるときに自然と動機づけられます。変化することや成長することが彼らにとって難しいとき,試練を克服する方法を見いだしたり,計画を調整したりするよう励ましてください。両親や指導者,仲間との強固な信頼関係は彼らに挑戦し続ける強さをもたらすでしょう。
成長を祝う
子供と青少年が成長するにしたがい,彼らの努力を称賛し,励ましてください。彼らが学んでいることを分かち合う機会を与え,成長を祝ってください。さらに,すべての子供と青少年に指輪やメダルなどの品々を与え,彼らがイエス・キリストに従うよう努力する世界規模のグループの一員であることを思い起こしてもらうようにしてもよいでしょう。子供や青少年が霊的,社会的,身体的,知的な目標を達成した場合,追加のバッジを与えてもよいでしょう。