はじめに

メルキゼデク神権者として，あなたはワードの神殿・家族歴史の働きを相互調整するために召されました。第一の目的は，神殿・家族歴史の祝福を生活の中に招き入れるように会員たちを助け，状況が許す限り頻繁に，自分自身と先祖のために神殿に参入するように彼らを励ますことです。

神殿・家族歴史活動に携わるとき，わたしたちは自分自身と先祖についてさらなる発見をします。そして，必要な福音の儀式を執行することにより，先祖とのつながりを持ちます。この発見とつながりは，イスラエルの集合の一部なのです。（エペソ1：10参照）

あなたの献身的な奉仕は，幕の両側で天の御父の子供たちに祝福をもたらすことでしょう。ラッセル・M・ネルソン大管長はこう述べています。「〔イスラエルの〕集合は，今日地上で行われていることの中で最も重要な事柄です。……〔皆さんは〕重要で，崇高で，偉大な御業において，重大な役割を果たせるのです。」（「シオンのつわもの」〔ワールドワイド・ユース・ディボーショナル，2018年6月3日〕HopeofIsrael.ChurchofJesusChrist.org）

あなたは独りではない

新たに召された神殿・家族歴史主任として，自分の責任について様々な気持ちを感じていることでしょう。あなたは独りではないことを忘れないでください。この召しは主との共同事業です。ワードの神殿・家族歴史活動を支援し相互調整するときに主の導きを求めるなら，主は家庭や召しにおけるあなたの努力を大いなるものにしてくださるでしょう。あなたは自分自身に対する，またあなたが仕える人に対する神の愛を感じることでしょう。

どこから始めるか

支持を受ける前

どこから始めるかについて，ビショップまたは長老定員会会長に相談する。
祈りや聖文研究，断食，そして可能であれば神殿参入を通して，御霊の導きを求める。
Chapter 25, “Temple and Family History Work in the Ward and Stake,” in General Handbook: Serving in The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints（『総合手引き：末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』の第25章「ワードおよびステークにおける神殿・家族歴史活動」〔英語〕）を読む（ChurchofJesusChrist.org）。また，神の計画の教義的基盤を要約し，さらに導きを与えている『総合手引き』の第1-4章〔英語〕を復習する。
「2019年神殿・家族歴史指導者訓練」セッションを視聴する。このセッションにおけるメッセージと話し合いは，神殿・家族歴史主任として，ワードで神殿・家族歴史活動を組織する方法と，支援する方法の概要を教えている。
神殿・家族歴史主任としての責任を理解するように努める（『総合手引き』25.4〔英語〕，およびChurchofJesusChrist.orgの「家族歴史」ページにある「指導者に向けて」参照）。

支持と任命を受けた後

どんなに多くの責任があっても，あなたの家族が最優先事項であることを忘れてはならない。
引き続き，自分の奉仕について導きを求めて祈る。ワードの神殿・家族歴史活動にほかの人々を参画させる方法について導きを求める。
ワードの指導者たちと話し合い，各組織において神殿・家族歴史活動を奨励し，支援する方法を理解できるように助言する。
神殿・家族歴史調整集会を定期的に開く。（「何に焦点を当てるべきでしょうか」にある「ワード神殿・家族歴史調整集会を開く」参照）
招待された場合，ワード評議会集会に出席する。
子供たちと青少年の安全を確保するために，ProtectingChildren.ChurchofJesusChrist.orgにある訓練コースを修了する。この訓練は3年ごとに受講するように求められる。