学習評価8
この課では,生徒に,新約聖書の研究を通して自分が設定した目標にどれだけ近づけたか,個人的にどう成長したかを自己評価してもらいます。
イエス・キリストの弟子となる
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どこか知らない場所に旅行できるとしたら,どこに行きたいですか。
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旅行中に,正しい方向に進んでいるかどうかを確認することが重要なのはなぜでしょうか。確認しないとどうなりますか。
わたしたちの霊的な旅も,評価することが重要です。十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード会長は,霊的な目標に向かって努力することの重要性を教え,次のように付け加えています:
「わたしは……焦点をずらさないようにするためには,定期的に時間を割いてこう自問する必要があることに気づきました。『わたしは,どれほどできているだろうか』と。
それは人知れず行う自分自身との個人的な面接のようなものです。……
これからの数週間のうちに,時間を見つけて,皆さんの生活の目標と計画を吟味し,それらを天の御父の偉大な幸福の計画に沿うものにしてください。悔い改めて変わる必要があれば,それを実行しようと今考えてください。……
天の両親,そして愛する救い主,主イエス・キリストとともに永遠に暮らすことほど大いなる目標は現世にないとわたしは証します。しかし,これは単なるわたしたちの目標ではなく,天の両親と御子の目標でもあるのです。天の両親と御子はわたしたちに,人の理解をはるかに超えた力強い,完全な愛を抱いておられます。わたしたちにとって完全かつ永遠の協同者であられます。わたしたちは天の両親と御子の業であり,わたしたちの栄光は天の両親と御子の栄光なのです。何にも増して,わたしたちが家に帰ること,すなわちみもとに戻ること……を望んでおられます。」
(M・ラッセル・バラード「戻って受ける」『リアホナ』 2017年5月号,64-65)
少し時間を取って,自分自身との個人的な面接をしているかのように,以下のように自問してください。答えを学習帳に記録しましょう:
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聖霊により具体的な真理の証を得るために,最近わたしは何をしただろうか。聖霊により啓示を受けることについて,わたしはどのようなことを学んでいるだろうか。(1コリント2章を研究した際に,時間を取ってこのことについて考えたかもしれません。)
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救い主に近づき,救い主の弟子になるために,わたしはどのような目標を立てただろうか。どのようなことがうまくいっているだろうか。どのような障害に直面しているだろうか。主の助けを求め,わたしの霊的な旅を続けるためには何が必要なのだろうか。
イエス・キリストの恵みの説明
最近研究した重要な福音の真理についての理解度を評価するため,以下の活動を行いましょう:
あなたは宣教師から連絡を受けたと想像してください。彼らはあなたと同年代の人に教えていて,その人はイエス・キリストの恵みを理解するのに苦労しています。あなたは宣教師から,次回教えに行く際に一緒に行き,救い主の恵みについて知っていることと,イエス・キリストに従うことで自分の人生がどのように祝福されたかを分かち合ってほしいと依頼されました。
少し時間を取って,聖文を調べ,助けになる聖句や真理を見つけてください。以下の節の幾つかを読むことが役立つかもしれません:
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ローマ4:16(『ジョセフ・スミス訳(抜粋)』「ローマ4:16も含む)
キリストにあって一つになりたいという望みを強める
パウロがローマ人やコリント人にあてた手紙の中で,「一致」がもう一つの重要なテーマでした。
キリストにあってほかの人と一つになるための,主が望まれている方法が分かるように聖霊の導きを求めましょう。また,直面している課題を克服する方法についても啓示を求めましょう。
霊的な旅で前進し続け,天の御父とイエス・キリストにさらに近づきましょう。御二方はあなたを愛しておられ,あなたの努力を喜んで助けてくださることを知ってください。