マスター教義:ヤコブの手紙1:5-6
「神に願い求める」
前の課「ヤコブの手紙1章」では,わたしたちが信仰をもって神に願い求めるならば,神は祝福として知恵を与えくださるということを学びました。この課では,マスター教義聖句ヤコブの手紙1:5-6の場所と重要語句を暗記し,教義を説明し,霊的な知識を得るための原則を実生活の状況に応用することができるようになります。
暗記し,説明する
友達が人生における重要な決断を下すのに苦労していると想像してください。その友達は,祈りの中で神に直接話しかけることができると信じて育ったわけではありません。
前課で,ヤコブの手紙1:5-6にある次の真理を学んだことを思い出してください:わたしたちが信仰をもって神に願い求めるならば,神は知恵を祝福してくださる。
このマスター教義聖句を見つけ,説明することができるようになることは,生涯にわたって,ほかの人に福音を伝える際の役に立つでしょう。この聖句を覚えられるように,レッスンの冒頭にあるジョセフ・スミスの「最初の示現」の画像を見ながら,次の重要語句と聖句の場所を,1分間でできるだけ何度も復唱してください:「知恵に不足している者があれば,その人は……神に,願い求めるがよい。」(ヤコブの手紙1:5-6)
実践練習
ジョセフ・スミスは,聖典に数多く見られる,霊的な知識を得るための原則に従うことで祝福された人々の一人です。以下の応用の実践では,彼がこれらの原則をどのように人生に応用したのか,その一例を学びます。始める前に,少し時間を取って「マスター教義に関する基本文書」(2022年)の「霊的な知識を得る」の項の第5-12段落にあるこれらの原則を復習してください。
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ジョセフ・スミスの経験について,すでに知っていることを考えてください。ジョセフはどのような疑問を抱いていましたか(ジョセフ・スミス—歴史1:8-10参照)。
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ジョセフ・スミスがしたように,自分の疑問への答えを神に求めることが,わたしたちにとっても大切なのはなぜでしょうか。
あなたが抱える疑問や,求めている知恵を思い浮かべてください。以下の活動を実施しながら,霊的な知識を得るための原則を応用したジョセフの模範が,神からの知恵を必要とする状況のあなたに,どのように役に立つのか考えてください。
ジョセフ・スミス—歴史1:8,11-17を研究し,10代の頃のジョセフが霊的な知識を得るための原則に従っていたことを示す語句に印をつけてください。ジョセフの話についてすでによく知っているかもしれませんが,これらの聖句から,今までに気がつかなかったようなジョセフの願い,態度,信仰を示す細かな内容を探してください。
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ジョセフが信仰をもって行動し,永遠の視点を保ち,神が定められた情報源を用いた例として,どのようなことが見つかりましたか。